2016年1月29日金曜日

寒い冬でもバテる

こんにちは、保健師の山内です。

今回で健康管理センターのブログが始まり101回目になります。
皆さま、いつも見て頂きありがとうございます。

さて、あまり聞きなれませんが、夏だけではなく、寒い冬にも『冬バテ』というのがあります。

疲れが取れにくくなってきたななど感じることはありませんか?
寒さやストレスなどによって冬バテがおきているのかもしれません。




<冬バテの症状>

・ 冬太り
・ 睡眠障害(寝つき、寝起きが悪い)
・ 風邪が長引く


<冬バテの原因>

冬バテの原因とされるものには主に「自律神経の乱れ」があげられます。
自律神経は、交感神経と副交感神経からなり、この2つのバランスが保たれていることで普段の生活が送れます。
冬バテの人は、このバランスが崩れている状態です。

冬バテを引きずってしまうと、春がつらくなってしまうかもしれません。
春は、自然と体に生じる変化に気力と体力がついていけない状態になりやすく、自律神経の働きが不安定になってしまうのです。

<この冬に心がけたいこと>

・ 体を温める
  38~40℃のお風呂にゆっくりと。体がじんわり温まり、リラックスモードの副交感神経の働きが
  高まります。

・ 呼吸と姿勢を意識する
  ゆっくりと息を吐き、自然に吸う呼吸を。寒さで猫背の背中が伸びて姿勢も良くなります。

・ 急に体を冷やさない
  急に体を冷やすと、交感神経が一気に緊張してしまいます。近場でも屋外に出るときは上着や
  マフラー、手袋などを使用しましょう。

・ 室内でできる運動をしましょう
  ストレッチやスクワットなど、ゆっくりとしたペースでできる運動を続けると、副交感神経が優位に
  なり、リラックスできます。

・ 食事はバランスよく摂りましょう。
  1日3食バランスのよい食事をしましょう。玄米に含まれるγ-オリザノールなどは自律神経の働
  きを整える働きがあります。ビタミンA・C・Eやお茶のカテキン、ゴマはストレス軽減する効果が
  あります。
  タコには、アラ(ALA)というアミノ酸の一種が含まれており、これは冬バテ対策に効果があるよ
  うです。

体調が悪かったら無理せず休んで安静や休息をとることが大切です。
冬バテにならないように注意してお過ごし下さい。

先日の土日は、久しぶりに寒い日が続きましたね。
私も、日曜日は子供と雪遊びをしました。楽しかったですが、やはり寒いですね。
皆さんも体調にはお気をつけ下さい。



それでは、よい1日を。山内