2016年1月22日金曜日

20(ツマル)ないために・・・

皆さん、こんにちは。
保健師 近藤です。


急に寒くなってきました。今週には5~10年に1回の寒気がくるみたいで
今週末は雪が降るかもしれないですね。 

このような寒い時期に起こりやすくなってくるのが心筋梗塞や脳梗塞などの血栓症※です。

 
1月20日は、「20=ツマル」で血栓予防の日

この日から1ヶ月間、(1月20日から2月19日まで)が「血栓予防月間」です。
現代人の血管は詰まりやすくなっています。(1月は心筋梗塞で亡くなる方が最も多い月)
ストレスや食生活の変化、生活習慣の乱れから、私たちの血液はコレステロールや脂肪値の高いドロドロになりがちです。
血栓症は発症するまで自覚症状がなく、多くの場合、症状が突然現れます。また、後遺症が残ることも多い病気です。このような社会環境の中で、何よりも大切なのが予防です。

ということで、この期間が血栓予防月間になっています!!

※血栓症とは、血管が血栓で詰まることにより臓器に血流が流れなくなることを言います。
その結果、末梢臓器の細胞が死ぬことを梗塞と言い、血栓が詰まる場所により、脳梗塞や心筋梗塞と分類されます。飛行機に乗っている際、狭い機内で長時間同じ姿勢でいることによって起こる深部静脈血栓症(エコノミークラス症候群)も血栓症の一つです。

血栓をできにくくして、血液サラサラのために大切なのは、なんといっても生活習慣です。
中でも、食生活は特に重要です。

①魚と野菜をバランスよく食べる

②魚は3食に1回以上・野菜は毎食

血液サラサラ効果は、魚と野菜では持続時間が違います。 
魚は食べてから6〜7時間後にピークを過ぎると効果は下がるものの、食後24時間以上も長続き します。
一方、野菜の効果はというと、食後一気に上昇し、5時間ほどでピークに達すると、急カーブで
下がります。
そして、約7時間後には効果がなくなってしまいます。


血栓を予防し、血液をサラサラにしてくれる食品〜魚編

サバ、ハマチ、ブリ、イワシ、サンマ、アジ、ニシン、ししゃも。
これらの魚はパーフェクトに近いといえます。
中でも、いわゆる「ひかりもの(青魚)」は抗血栓食品としては素晴らしいデータがたくさん
でています。
次に、サワラ、サケ、カツオ、ホタルイカ、イサキ、タチウオ、マグロなどもgoodです!

血栓を予防し、血液をサラサラにしてくれる食品〜野菜・果物編 

ほうれん草、トマト、かぶ、これらの野菜はパーフェクトに近いといえます。

次にパッションフルーツ、にんにくの芽、アスパラガス、さやいんげん、グレープフルーツ、
にら、春菊、長ねぎ、にんじん、イチゴなどが挙げられます。
大根、にんにく、チンゲン菜、セロリ、ブロッコリー、しそ、きゅうり、ピーマン、レモン、
もやし、玉ねぎ、かいわれ大根、カリフラワー、三つ葉、ナス、しいたけ、里芋など。

ちなみに、納豆は血栓予防(血液サラサラに)できる確たる証明はされていないそうです。
納豆に含まれるナットウキナーゼに血栓溶解作用があったとして、それが人の体の中でも同じ
ように働いているかということは未だ証明はされていないということです。
現段階では、そういう可能性もあるし、そうでない可能性もあるということになります。

とはいっても

なんだかんだいっても納豆は体に良い

血栓予防うんぬんとは別に、基本的に納豆は体に良い成分を豊富に含みながら、安価なので、
食べ過ぎることなく、ほどほどに食べて頂けたらと思います。


魚と野菜を食べていたら、まず間違いはないのだと思います!!

血液がサラサラになる=動脈硬化が原因となる高血圧や高脂血症の改善にも繋がることがいえるため、参考にして頂けたらと思います!!
(内服を飲まないといけない場合もありますが・・・)


私は、今年ダウンのコートを思い切って購入したのですが、今年は暖冬で良さが発揮できていなかったのですが、寒くなってきたことで、ダウンの効果がはっきできる時期がきて嬉しく思っております!!寒いのは嫌ですが、コートは買ってよかったと思いました。

石鎚山は今こんな感じなんでしょうね。


では、皆さん次回までSee you again!!!