2018年12月26日水曜日

年末のご挨拶

皆様こんにちは。

保健師 篠崎です。

今年も残すところ数日となりました。今年は愛媛県も災害にみまわれ、大変な一年となりました。平成も残り数ヶ月ですが、新しい年を迎え年号も変わります。来年は明るく一年を迎えたいと思います。また一年を健康に過ごせるように、健康診断や予防はしっかり行いましょう。健康は毎日の継続が大事です。

年末は一年の健康を振り返るいい機会です。
健康診断はその時の身体の状態を知ることができますが、色々な環境にある自分の身体を振り返ることも大切です。



今年なにがあったかなと思い出してみて、そのときの体調を振り返ってみましょう。
ちなみに今年の漢字は「災」でした。

例えばこんな風に振り返ってはいかがでしょう。

1月:お正月は寝正月。おせちをいただき満足、でも少し太ったかも。
2月:ピョンチャンオリンピックを楽しむ。少し寝不足な毎日だったかな。
3月:年度終わりは仕事が多くて残業。夕食の時間が遅くなった。
4月:お花見を楽しむ。宴会が続いてまたもや食べ過ぎ。健診の予約を済ませる。
5月:天気もいいし行楽日和。健診も近いし少し歩いてみようかなと3日歩く。
6月:梅雨時期になり雨が降る日も多い。休日は自宅で過ごすことが大半。健診を終える。
7月:雨が多かった。災害もあった。人事ではないと思い防災グッヅを揃える。
8月:猛暑で外に出るのも危険。でも庭の水遣りは欠かせない。大変な夏だった。
9月:やっと夜は涼しくなってきた。そういえば健診の結果はどうだったかな。
10月:運動の秋といいつつ歩くのは3日ぼうず。筋トレしようかとネットを見る。
11月:運動器具は家族の反対にあい断念。仕事が徐々に忙しくなって週末はごろごろ。
12月:家の大掃除、粗大ゴミを片付ける。なんだかスッキリした。

健康のために何かしようと思っても結局特別なことは難しいものです。毎日歯磨きをすることも予防です。そんなふうに日常生活で取り入れることができるとストレスなく継続できます。

一年過ぎてしまうとあっという間ですが、一日一日は24時間変わらず過ごしているものです。充実した毎日を送るために、一日の終わりや一ヶ月の終わりに自分自身を振り返ってみて、「お疲れ様、今日もありがとう」と自分をねぎらいましょう。心も身体も元気になれますよ。

今年のブログは本日で終了とさせていただきます。
皆様のご健康とご多幸をお祈り致しまして、本年のご挨拶と致します。
良いお年をお迎え下さい。

来年の開始は1月7日からです。どうぞよろしくお願い致します。

では次回までお健やかに。篠崎

2018年12月21日金曜日

依存症について

みなさん、こんにちは。

保健師 竹田です。

年末になり、忘年会シーズンですね。飲みすぎ、食べ過ぎに注意して、今年一年を万全の体調で締めくくりましょう。

今日は依存症についてお話します。

依存症とは


特定の何かに心を奪われ、「やめたくても、やめられない」状態に陥ることです。

人が「依存」する対象は様々ですが、代表的なものに、アルコール・薬物・ギャンブル等があります。このような特定の物質や行為・過程に対して、やめたくても、やめられない、ほどほどにできない状態をいわゆる依存症といいます。



依存症には2種類あります


依存症の種類は大きく分けて2種類あります。
「物質への依存」と「 プロセスへの依存」です。
物質への依存
アルコールや薬物といった、精神に依存する物質を原因とする依存症状のことを指します。
依存性のある物質の摂取を繰り返すことによって、以前と同じ量や回数では満足できなくなり、次第に使う量や回数が増えていき、使い続けなければ気が済まなくなり、自分でもコントロールできなくなってしまいます(一部の物質依存では使う量が増えないこともあります)。

プロセスへの依存

物質ではなく特定の行為や過程に必要以上に熱中し、のめりこんでしまう症状のことを指します。いつも頭から離れないなどの特徴がだんだんと出てくることです。
どちらにも共通していることは、繰り返す、より強い刺激を求める、やめようとしてもやめられない、いつも頭から離れないなどの特徴がだんだんと出てくることです。

やめられない理由は


まずは脳の仕組みについて、依存対象物質の一つであるアルコールの摂取を例にして学びましょう。
私たちが物事を考えたり感じたりできるのは、脳の中で神経細胞がさまざまな情報伝達を行っているからです。
しかし、アルコールが体内に入ると、脳に侵入し、情報伝達の働きに影響を与えます。
アルコールだけでなく、薬物でも同様ですが、これらの物質を摂取すると、私たちの脳内ではドパミンという快楽物質が分泌されます。
この快楽物質が脳内に放出されると、中枢神経が興奮し、それが快感・よろこびにつながります。この感覚を、脳が報酬(ごほうび)というふうに認識すると、その報酬(ごほうび)を求める回路が脳内にできあがります。

回復することは可能

いったん報酬(ごほうび)を求める回路が脳内にできあがってしまうと 、脳を以前の状態に戻すことは難しいと言われています。
しかし、様々な助けを借りながら回復に向かっていくことはできます。
止め続ける生活を続ければ、問題のない社会生活を営むことも可能となります。
止め続けるには飲酒や薬物使用、ギャンブルなどをしたいときにどのように避けるか、飲酒や薬物使用、ギャンブルなど以外のことをする時間をどのように増やすかが大切です。


一人で抱え込まない


依存症とは、脳内に報酬(ごほうび)を求める回路ができあがり、コントロール喪失に陥ってしまい、 ほどほどにできなくなる脳の病気と言われています。

意志や気持ちで解決しようとしてもうまくいきませんし、何度やめようと決意しても条件が揃うとまたやってしまうということを繰り返します。
また、家族が何かをしたから止めさせられるものでもありません。


依存症の問題を抱えた人同士でミーティングや情報交換を行いながら、回復を目指していく自助グループに参加するという方法や、リハビリ施設を利用する方法もあります。
保健所や精神保健福祉センターに相談すれば、自助グループやリハビリ施設についても教えてもらうことができます。


対応法としては、専門医療機関やお近くの 保健所、精神保健福祉センターといった行政機関に相談し、専門家から適切なアドバイスを得ながら回復に向かう方法があります。
周りに依存症かも・・・と思う人がいた場合、本人に対してどのような対応をすればいいのか、家族自身のストレスを軽減するにはどうすればいいのかなど、きちんとした知識を得ることは非常に大切です。

今日も一生健命 竹田


2018年12月19日水曜日

手洗いうがいをしましょう

こんにちは、山内です。

寒くなりましたね。
最近はインフルエンザも流行してきているようです。
みなさんも感染症にかからないように十分注意しましょう。



インフルエンザは、1~4日間の潜伏期間を経て、突然に発熱(38℃以上の高熱)、頭痛、全身倦怠感、筋肉痛・関節痛などが出現し、鼻水・咳などの呼吸器症状がこれに続きます。

通常は1週間前後の経過で軽快しますが、いわゆる「かぜ」と比べて全身症状が強いのが特徴です。

主な感染経路は、くしゃみ、咳、会話等で口から発する飛沫による飛沫感染です。他に接触感染もあるといわれています。

インフルエンザの予防には、予防接種を受けることが有効です。予防接種を受けることで、発症率、重症化率の低減につながると言われています。

インフルエンザの感染対策とてしては、飛沫感染対策として、咳エチケットをしましょう。



<インフルエンザ予防対策>
○人混みや繁華街への外出を控えましょう。

インフルエンザの主な感染経路は飛沫感染で、感染者の咳やくしゃみからウイルスを含んだしぶきが飛び散り、周囲にいる人が鼻や口から吸い込むことによって感染します。

インフルエンザが流行してきたら、特に高齢者や糖尿病などの基礎疾患のある人は、人混みや繁華街をできるだけ避けることが大切です。
やむを得ず外出をして人混みに入る可能性がある場合には、ある程度の飛沫などを防ぐことができる不織布製マスクの着用が防御策となります。

○外出後の手洗いをしましょう。
手洗いは手指など体に付着したインフルエンザウイルスを物理的に除去するために有効な方法で、インフルエンザに限らず感染予防の基本です。

また、外出後の手洗い、うがいは一般的な感染症の予防のためにも心がけましょう。



○適度な湿度の保持をしましょう。
 空気が乾燥すると、のどの粘膜の防御機能が低下し、インフルエンザにかかりやすくなります。特に乾燥しやすい室内では加湿器などを使って、適切な湿度(50~60%)を保つと効果的です。

○ 十分な休養とバランスのとれた栄養をとりましょう。
体の抵抗力を高めるために、十分な休養とバランスのとれた栄養摂取を日ごろから心がけよう。

予防対策をして、感染症にかからないように十分注意しましょう。

それでは、またよい1日を。山内


2018年12月17日月曜日

胃カメラ予約状況

胃カメラ予約状況

30年度の予約について

○人間ドック

(個人・健康保険組合)

 3/14 以降 予約可能

(西条市国保)

 予約枠終了 キャンセル待ち


○協会健保生活習慣病予防健診

 今年度の予約枠は終了しました。

 順次キャンセル待ちの方にご連絡させて頂いております。

 胃カメラのご予約が混み合いましてご迷惑をおかけしております。

 キャンセル空き状況はお電話でもお問合せいただけます。


先日お正月に備え、おせち料理の注文をしました。

年の初めに縁起の良いものをいただき、健康に過ごしたいものです。

ではまた来週。

2018年12月14日金曜日

冬でも水分補給!!

皆さん、こんにちは。
保健師 近藤です。

歌番組の特番などを見ていると、年末に近づいてきた感じがします。
今日は、ふたご座流星群がみえるそうで、お天気もいいので今日は見えるかもしれませんね。楽しみですね。

今日は、冬でも起こる脱水についてです。
人間の体の約60%は水分です。毎日食べ物や飲み物などから2~2.5リットルの水分を摂取し、尿や便、汗などで同じくらいの量の水分を体から排出しています。これは季節が変わってもあまり変化ありません。なのでこの時期、熱中症の危険は去りましたが、水分補給の重要性は夏場と変わってはいないのです。


風邪対策の王道であるうがい、手洗いに加えて「水分補給」も大事な予防策のひとつです。風邪やインフルエンザの原因となるウイルスは、乾燥した状態で活発に活動します。反対に湿度50%以上になると活動が急激に低下します。水分補給は喉や鼻の粘膜をうるおしてウイルスの侵入を防ぐと同時に、侵入したウイルスを痰や鼻水によって体外に排出する作用を助けます。また、風邪をひいてしまったら発熱や食欲低下、下痢、嘔吐などの症状により体からの水分排出が多くなりますので、普段以上にきちんと水分を補給するようにしましょう。

<脱水症状のサイン>
・手先などの皮膚がカサカサする
・口内が粘る
・体がだるくなりやる気や活力が低下する
・めまいや立ちくらみが起こる
 (脱水症状がかなり進行している危険な状態の場合もあります) など


冬場には脳卒中や心筋梗塞の発症が増えます。これは寒くなって血圧が上昇することも一因ではありますが、水分補給も大いに関わっています。寒くなって汗をかかなくなり、のどの乾きを自覚しにくくなる冬場は水分摂取が少なくなります。水分摂取が少ないと、血液の粘度が上がり、いわゆる「ドロドロ」の状態となります。ドロドロ血液によって血管が詰まりやすくなり、結果として脳卒中や心筋梗塞を引き起こす可能性が高くなります。

脳卒中、心筋梗塞予防のためにも、冬場も水分補給!です。


アルコールを飲んでいるときも、アルコールの利尿作用のため、水分は取っているようで失われているので、きちんと水分補給を行いながら、お酒を楽しんで下さい。


突然寒くなり、気温の変化についてけないですが、皆さんも風邪など引かないように12月を乗り切っていきましょう。
次回までSee you again!!


2018年12月12日水曜日

協会けんぽと西条市が協定を結びました

皆様こんにちは。

保健師 篠崎です。

急に気温が下がって冬本番を迎えたように感じます。年末年始の急がしくなる時期ですが、体調管理にお気をつけ下さい。

本日はこんなニュースのご紹介です。



愛媛県西条市と全国健康保険協会協会けんぽ)愛媛支部は26日、市民の健康増進に向けて企業の「健康経営」の普及促進や生活習慣病予防の推進などで連携する協定を結びました。愛媛支部が県内市町と協定を結ぶのは愛南町に続いて2例目です。

先月11月26日に協定を結んだようです。
協会健保は企業に健康宣言を勧め、職員の健康づくりの取組を推進しています。

これを期に西条市の企業が積極的に健康づくりに取り組むことを期待しています。

先日ある研修でドラッカーを好きな講師に出会いました。
「もしドラ」は有名な本で、誰もが知るドラッカーです。ドラッカーの理論を参考にレポートを書く宿題がありました。
とても苦労しました。何故だろうと思いましたが、腑に落ちる言葉に出会いました。

「人はみなそれぞれに違った持ち味がある。一人として全く同じということはない。だから偉人のやり方をそのまま真似るというのではなく、それにヒントを得て自分の持ち味に合わせたあり方を生み出さねばならない。」

その通りと感じました。この言葉は松下幸之助 1日1話にのっています。


先日友人家族が遊びに来ました。
3歳の女の子のサンタさんへのリクエストはクリスマスケーキ。
謙虚ですね。

では次回までお健やかに。篠崎




2018年12月11日火曜日

胃カメラ予約状況

胃カメラ予約状況

30年度の予約について

○人間ドック

(個人・健康保険組合)

 3/12 以降 予約可能

(西条市国保)

 予約枠終了 キャンセル待ち


○協会健保生活習慣病予防健診

 今年度の予約枠は終了しました。

 順次キャンセル待ちの方にご連絡させて頂いております。

 胃カメラのご予約が混み合いましてご迷惑をおかけしております。

 キャンセル空き状況はお電話でもお問合せいただけます。


先日行われた世界大会で紀平選手が優勝しました。

更なる活躍を期待します。次の大会は全日本選手権です。楽しみですね。

ではまた来週。


2018年12月7日金曜日

体内時計とストレス

みなさん、こんにちは。

保健師 竹田です。

ここ数日、暖かい日が続いたと思えばまた寒くなるようです。気温の落差が激しいと体調を崩しがちですが、暖かくして過ごしてくださいね。

今日は体内時計とストレスについてお話します。


体内時計とは



私たちの体のほとんどの細胞には体内時計(約24時間周期の概日時計)が存在し、様々な生理機能に昼・夜の情報を与えることで、生体の恒常性維持に役立っています。
一方で、体内時計の乱れは、肥満・糖尿病やがんなどの発症リスクを高めるといわれています。これまでの研究では、ストレスホルモンが体内時計になんらかの影響を与える事が分かっていましたが、ストレスが個体レベルで体内時計にどのように影響を与えるのかは分かっていませんでした。


1.ストレスは、脳や末梢臓器の体内時計の時刻を激しく乱す
拘束ストレスをマウスが寝ている時刻に2時間負荷した結果、肝臓、腎臓、唾液腺、副腎などの体内時計の時刻が早まる事が分かりました。
2.ストレス暴露のタイミングで、体内時計の応答が異なる
夜の始めのストレスでは、肝臓と唾液腺で時計の時刻が真逆になり、さらに腎臓では時計振動がストップしてしまい、体の中で時差ボケ状態になっている事が分かりました。
3.ストレスに慣れると、体内時計も乱れない
週3日間のストレス負荷を5週間続けた結果、ストレスによる体内時計の乱れは見られなくなりました。私たちの体はストレスに対して慣れる機構(ストレス耐性)を持っており、今回の実験結果は、そのような「慣れ」が体内時計のストレス応答にも存在することを示しています。


4.物理的・心理的なストレスが体内時計に影響を与える
拘束のような物理的なストレスだけでなく、心理的なストレスでも体内時計が乱れることがわかりました。

夕・夜のストレスが体内時計に影響



今回の研究で、朝よりも夕・夜のストレスが体内時計をより狂わせることが明らかになりました。
さらに物理的・心理的ストレスにより脳や末梢臓器の体内時計が激しく乱れることや、耐性の獲得により、ストレスで体内時計が乱れなくなることが分かりました。


朝よりも夕方から夜間のストレスが、体内時計をより乱しやすいので注意すべきだと言えます。
夜間交代勤務などのシフトワーカーは時差ボケかつ体内時計が乱れていると考えられていますが、夜勤中のストレス暴露はその影響をさらに強めているかもしれません。

一方で、これまで光や食事が体内時計リセットに重要であると考えられていましたが、ストレスはそれに匹敵するパワーを持っています。
私たちの体内時計は、光や食事によって常に時刻合わせを行っています。よって軽度なストレスは、体内時計を正しい時刻に保つのに重要かもしれません。
運動やトレーニングは、アドレナリン分泌などストレスと似た生理応答を示すので、軽度なストレスとして使用できることが示唆されました。

ストレスは少な過ぎても多過ぎても、体や心の不調をまねきやすくなります。
ストレスの受け方について、体内時計の働きを考慮しながらバランス良く活動することが重要になってくるのではないでしょうか。


今日も一生健命 竹田





2018年12月5日水曜日

お酒の飲み過ぎに注意

こんにちは、山内です。

12月になりましたが、暖かい日が数日続いてますね。
また寒くなるようですので、体調には十分お気をつけ下さい。

忘年会や新年会でお酒を飲む機会が多くなるのではないでしょうか。




節度ある適度な飲酒量は、1日平均純アルコールで約20g程度です。
これは、1日の飲酒量に換算すると、ビールなら中びん1本(500ml)、ウイスキーはダブルで1杯(60ml)、日本酒では1合(180ml)になります。
ただし、これは男性で「お酒に強い」タイプの場合に限ります。女性や高齢者、お酒の弱い方などは、この量よりもさらに少ない量が適量と言えます。

アルコールの処理能力は体重や体質によって異なります。
一般に体重60~70kgの人のアルコール処理能力は1時間に純アルコール約5gとされています。これはビールに換算して中びん約1/4本、ウイスキーな らダブルで約1/4杯くらいです。
つまりビール1本、 あるいはウイスキーダブル1杯、日本酒1合のアルコール処理には約4時間かかる計算になります。

適量はあくまでも目安です。
厚生労働省では「生活習慣病のリスクを高める飲酒量」を、1日当たりの純アルコール摂取量が男性で40g(1,000ml)以上、女性で20g(500ml)以上としています。
このような飲酒を続けていると、生活習慣病だけでなく他の健康問題のリスクなども高くなりますので、飲みすぎには注意が必要です。

お酒を楽しく飲むために、
空腹時にお酒を飲むのはやめましょう。

空腹時にお酒を飲むと、胃から小腸へのアルコールの吸収が速く、肝臓を経由して脳へ到達するため、すぐに酔いが回ります。
また、アルコールが胃壁などを荒らしてしまうこともあります。

お酒には食欲増進効果もあり、食べながら飲むことでアルコールは肝臓にゆっくり吸収され、血中濃度の上昇も抑えられます。
チーズなどの脂肪分を飲酒前にとっておくと、アルコールの刺激から胃の粘膜を守るとともにアルコールの吸収を遅らせてくれます。
枝豆や豆腐、魚、肉などの高タンパク質は、肝細胞の再生を促進し、アルコール代謝酵素の活性を高めます。
ビタミンやミネラル、食物繊維を多く含んだ料理と一緒に飲むこともオススメです。

悪酔いを防ぐために大切なことは、水を十分に補給しながら飲むことです。
お酒と水を交互に飲むことで味覚をリセットできますし、アルコールの胃腸への刺激も緩和できます。
血中アルコール濃度の急上昇も抑えられるので、ほろ酔い気分が長く続きます。
また、アルコールには利尿作用があるため、脱水症状を起こしやすくなります。
水分をたっぷり補給し、アルコールを対外に排出しやすくしましょう。

また、週に2日はお酒を休みましょう。

お酒と正しく付き合い、楽しく飲むための「適正飲酒の10か条」です。

1.談笑し 楽しく飲むのが 基本です
2.食べながら 適量範囲で ゆっくりと
3.強い酒 薄めて飲むのが オススメです
4.つくろうよ 週に二日は 休肝日
5.やめようよ きりなく長い 飲み続け
6.許さない 他人(ひと)への無理強い ・イッキ飲み
7.アルコール 薬と一緒は 危険です
8.飲まないで 妊娠中と 授乳期は
9.飲酒後の 運動・入浴 要注意
10.肝臓など 定期検査を 忘れずに


健診で受けている肝機能検査には、飲酒を続けると増加するγ-GTP、肝細胞の壊れ具合を診るGOT・GPT検査、胆道系の異常を診るAL-P・LAP、血清に含まれる蛋白質、黄疸の有無を調べる血清ビリルビン検査などがあります。

一般的にアルコール性の肝臓病ではGOT・GPTの数値が上がります。また、γ-GTPの数値はお酒を多量に飲み続けると上昇し、やめると下がるというように飲酒状況に敏感に反応します。

健診結果で、糖尿病、痛風、高血圧などの生活習慣病や肝機能疾患が判明した場合は、その治療に専念し、飲酒については主治医の判断を仰ぐことが必要です。
特に、沈黙の臓器と呼ばれる肝臓は、自覚症状があらわれないことが多いため、きちんと治療をしましょう。

お酒をおいしく飲むために、飲みすぎなどに気をつけて下さい。

それでは、またよい1日を。山内

2018年12月3日月曜日

胃カメラ予約状況

胃カメラ予約状況

30年度の予約について

○人間ドック

(個人・健康保険組合)

 3/12 以降 予約可能

(西条市国保)

 予約枠終了 キャンセル待ち


○協会健保生活習慣病予防健診

 今年度の予約枠は終了しました。

 順次キャンセル待ちの方にご連絡させて頂いております。

 胃カメラのご予約が混み合いましてご迷惑をおかけしております。

 キャンセル空き状況はお電話でもお問合せいただけます。


12月になりました。今週末はあたたかく、冬の到来はまだ先のようです。

世間はクリスマスシーズンです。平成最後の年末年始を楽しみましょう。

ではまた来週。