2019年12月26日木曜日

年末のご挨拶

皆様こんにちは

保健師 篠崎です。




今年も残すところあと数日となりました。今年は令和と元号が変わり、めまぐるしい一年となりました。10月の消費税増税も実施され、本当にあっという間の一年でした。
 
健康診断はいつも以上に受診者の皆様をお迎えし、フロアがにぎわい、スタッフも皆様から活気をいただきました。皆様の変わらない元気な様子を年一回うかがうことが私たちの役割と思っています。来年も変わらない後支援を頂ける様努力してまいります。

令和2年が皆様にとって幸多き一年となりますようお祈り申し上げます。

ブログは1月8日から再開いたします。どうぞご利用下さい。

では次回までお健やかに。篠崎

2019年12月20日金曜日

あたたの冷えのタイプは?

皆さん、こんにちは。
保健師 近藤です。

いよいよ12月もあと10日あまりで終わります。今年も、終わります。
皆さんは、この1年どんな年だったのでしょうか?
私は、色々と考える機会が多い1年だったように思います。【一生勉強】とよく言いますが、本当に勉強や学びを深めることは、意味のあること、それは、何でもいいと思いますが、大人になってから勉強もしないといけないのだなとつくづく感じる1年でした。


今日は、私もですが冷え症についてお話しをしたいと思います。

【冷えのタイプをチェック】
まずは、あなたの冷えはどんなタイプに当てはまるかチェックしてみましょう。
●□手足が氷のように冷たい → 手足冷えタイプ
●□お腹に手を当てるとお腹が冷えている → 内臓冷えタイプ
●□足先だけではなく、お尻や太ももが冷える → 下半身冷えタイプ
●□全身が冷たい → 全身冷えタイプ


【手足冷えタイプ】
手足の先が冷えるタイプで、末端型ともいわれています。私たちの体は自律神経の働きによって、暑い時には血管を拡張して熱を放出し、寒い時は血管を収縮させて熱を逃さないようにすることで、体温を一定に保つ仕組みがあります。また、寒い時には内臓が冷えることを防ぐために、手足の血管を収縮させることで、体の中心部分に優先的に血液がいくよう働きます。そのため、運動不足や食事量が少なく、体内で熱を十分に作り出すことができないと、末端まで血液が巡りにくくなって、手足が冷えてしまうのです。このタイプは、ダイエット中の女性に多くみられ、肌トラブルや月経トラブルも起こしやすくなります。

対策
●運動をして筋肉をつける。筋肉は体の中で最も多くの熱を生み出します。
●食事をしっかりとる。食事を消化吸収するときには熱が生じます。これを食事誘発性熱産生といいますが、特にたんぱく質は食事誘発性熱産生が高い栄養素です。食事にしっかりと取り入れることで、より多くの熱が生み出されます。
●お腹や背中を温める。冷えている手足を温めるのももちろん良いですが、内臓を温めてあげることで、手足まで血液が流れやすくなります。
●シャワーだけでなく湯船につかって温まる
●ストレッチをして血行を良くする
●ヒールの高い靴やきつい靴は足先の血流悪くするので避ける


【内臓冷えタイプ】
手足や体の表面は温かいのに、内臓が冷えてしまうタイプです。冷えていることに気づきにくく、胃腸の不調などの症状が現れてから気づくこともあり、隠れ冷え性とも呼ばれています。起床直後にお腹に手を当ててみて冷えている人は、このタイプです。

このタイプは、ストレスによる自律神経の乱れが原因の1つです。自律神経が乱れることで、末端の血管が収縮せず、内臓に血液を優先的に送れなくなり、内臓が冷えてしまいます。また、冷たい食べ物や飲み物をよく取る人にも多くみられます。

対策
●冷たい食べ物や飲み物を控えて、温かいものを取る。生野菜の食べ過ぎやスムージーなどはお腹を冷やしてしまうので、食べ過ぎには注意しましょう。
●ストレスを溜め込まず、寝る前などリラックスする時間をつくる
●体内時計を整えて、自律神経の乱れを整える
●暖かい服装にして体を温める。おしゃれも良いですが、薄着は避けましょう。カイロや腹巻でお腹を温めるのも良いでしょう。



【下半身冷えタイプ】
上半身は冷えていないのに、お尻や太もも脚が冷えているタイプです。このタイプは、加齢により血管が細くなったり、筋力が衰えたりすることで、下半身が血行不良になって起こります。第二の心臓と呼ばれている「ふくらはぎ」の筋力が弱くなると、足元の血液を心臓に送り返せず、血液循環が悪くなっています。また、太ももやお尻は脂肪が蓄積されやすく、運動不足や体の冷えによりセルライトが生じます。セルライトは、老廃物や余分な水分が脂肪細胞に付着してできた塊のことで、毛細血管や水分の通り道であるリンパ管を圧迫し、循環を妨げるため体を冷やします。塩分や水分を多く取ってむくんでいる人や、長時間のデスクワークをしている人にも、多いタイプです。

対策
●太ももやふくらはぎの筋力をつける
(階段を使う・かかとの上げ下げ運動をする・スクワットをする など)
●下半身のストレッチやマッサージをして血流やリンパ液の循環を促す
●デスクワークなどで長時間同じ体勢の場合は、時々立ち上がって歩いたり、足のマッサージをしたりして、血液が滞らないように注意する
●むくんでいる場合には塩分や水分を控えて、利尿作用のあるカリウムの多く含む食品(野菜など)を多くとる
●血流を妨げるようなタイトな洋服は避ける


【全身冷えタイプ】
対策
このタイプは、基礎代謝が低下している高齢者などに多くみられるタイプです。また、慢性疲労や甲状腺の機能低下による場合もあります。症状が辛い場合には、一度病院に受診することをオススメします。

 基礎代謝を上げるためには、食事をバランスよく取り、適度な運動をすることが大切です。そして、靴下や腹巻きなどで体を冷やさないよう心がけ、体を内側から温めてくれる食材を取るのもよいでしょう。他のタイプの冷え対策方法も試してみて下さい。


では、忘年会や飲み会の多いシーズンだと思いますので、飲みすぎには気をつけて元気に年越しをできるようにお互い頑張りましょう。

少し早いですが、今年もお世話になりました。来年も宜しくお願いします。

では、皆さん良いお年を!!

2019年12月18日水曜日

看護職の会開催

皆様こんにちは。

保健師 篠崎です。

先日は当院の忘年会が開催されました。健康管理センターは4年ぶりの余興担当でした。いろいろ試行錯誤の結果、ダンスを披露しましたがなかなかの出来栄えでした。
だれもほめてくれないので、とりあえず自己満足です。


看護職の会開催

12月16日月曜日に看護職の会が開催されました。

今回から新たに2名加わって頂いております。



村上記念病院から国田保健師、済生会西条病院から横山保健師さんです。
これで医療機関は4病院が揃うこととなりました。とても画期的なことと感じています。他病院との交流や情報交換は健診の精度管理や顧客サービスに重要です。今後の活動が楽しみになります。

今回は新規の方もいらっしゃる為、花王サニタリープロダクツ株式会社さんを訪問し、工場見学と健康づくりの実際を講演していただきました。
最先端な健康づくりの状況を聞いて、参加している保健師はみな「もっと頑張らないと」と励まされます。

花王さんの場合、コラボヘルスを実現し、看護職や医師だけでなく社内の人事や各部署リーダーも含めた活動をされています。ヘルスリテラシーの向上を目標とし、食事や運動などの取り組みに工夫があったり、メンタルヘルスのリーダー研修はジョブ・クラフティング研修を取り入れるなど、最先端の取り組みをされています。
喫煙対策については、屋内喫煙所の廃止や就業時間内の喫煙の禁止に加え、今では屋外喫煙所一ヶ所まで削減されています。
男性社員の割合が多く、喫煙率も高い状況で取り組まれたすばらしい成果だと感じます。

花王さんの小林保健師さんの活動は雑誌のシリーズ連載にも掲載されています。私たち看護職のリーダーとして頼もしい存在です。

看護職の会も今後役割や活動を明確にし、時にはゆるく、時には本気で取り組みたいと思っています。


では次回までお健やかに。篠崎

2019年12月13日金曜日

尿酸値高くないですか?

みなさん、こんにちは。

保健師 竹田です。

12月も中旬になり、今年も残りわずかとなりました。インフルエンザが流行している地域や学校もあるようです。引き続き感染予防に努めましょう。

今日は痛風についてお話します。

痛風とは


痛風は尿酸が体の中にたまり、それが結晶になって激しい関節炎を伴う症状になる病気です。
放置すると激しい関節の痛みを繰り返したり、体のあちこちに結節が出来たり、腎臓が悪くなったりする重大な病気でもあります。



痛風の予備軍、高尿酸血症とは


痛風の背後には、「高尿酸血症」という病気が潜んでいます。高尿酸血症とは、体内でつくられる尿酸が増えすぎている状態です。

尿酸は体の新陳代謝により発生する老廃物です。通常、体内の尿酸は産生と排出のバランスを保ちながら、一定の量に保たれるようになっていますが、尿酸が過剰につくられたり、排出がうまくいかなくなったりすると、体内の尿酸は一定量を超えてしまいます。
こうして血液中の尿酸の濃度が7.0mg/dlを超えた状態が高尿酸血症です。

高尿酸血症は、それだけでは自覚症状はありませんが、尿酸濃度が高い状態が続くと、血液に溶け切れなかった尿酸は結晶化して、関節や組織にたまっていきます。関節にたまった尿酸結晶に対して免疫細胞が反応し、炎症を起こして痛風となるのです。


合併症


痛風の発作は恐ろしいものですが、痛風の恐いところはそれだけではありません。尿酸値が高い状態を放置していると、さまざまな合併症を引き起こします。

高尿酸血症は糖尿病や脂質異常症、高血圧を合併しやすいことでも知られています。これらの生活習慣病は動脈硬化の最大の危険因子でもあり、複数をあわせもつことによって狭心症や心筋梗塞などの心疾患、脳出血や脳梗塞などの脳血管疾患を引き起こすことがあります。


痛風の原因は


痛風の原因となる高尿酸血症は、生活習慣、とくに食生活が大きく関わっています。

尿酸は「プリン体」が分解されてつくられます。プリン体とは、細胞の新陳代謝やエネルギー代謝によってつくられる物質ですが、食品からもプリン体をとっています。プリン体は高カロリー食、レバーやエビなどの動物性食品、アルコール飲料などに多く含まれているので、これらの食品のとりすぎはプリン体のとりすぎにつながるとともに、アルコールは体内でのプリン体の合成を促し、尿酸の排出を抑制することがわかっています。


さらに、高カロリー食や多量の飲酒が招く肥満も、痛風の大きな危険因子となります。肥満は尿酸の排出を悪くするため、体内の尿酸量が増えやすくなります。


危険因子

  • 過食
  • 高カロリー食
  • 動物性食品のとりすぎ
  • 多量の飲酒
  • 運動不足

予防・改善は


痛風を予防・改善するためには、食べすぎに注意して肥満を改善すること、プリン体を多く含む高カロリー食やアルコールを控えることなどが必要です。
さらに尿酸の排出を促し、痛風の発作を起こさないために、水分を十分にとることも必要です。水分は甘いジュースやアルコール飲料ではなく、水やお茶でとるようにしましょう。
また、ストレスを上手に解消し、適度な運動を行うことも大切ですが、すでに痛風や高尿酸血症を発症している場合は、激しい運動をしたあと一時的に尿酸値が上がり、痛風発作を起こしやすいので、注意が必要です。

改善のポイント

  • 過食をしない
  • プリン体を多く含む食品を控える
  • 飲酒は適量を
  • 水分を十分にとる
  • 適度な運動習慣
  • ストレスを上手に解消

改善ポイントを参考に生活習慣を見直し、健診で定期的に尿酸値をチェックしてくださいね。

今日も一生健命  竹田

2019年12月11日水曜日

胃腸の調子

こんにちは、山内です。

12月に入り、少しずつ寒さを感じます。

皆さんも体調を崩さないように気をつけて下さい。



今日は胃腸の調子を整えることについてです。

胃や腸は比較的早い段階で、何らかの症状をだして私たちに身体の異常を知らせてくれます。

胃腸の調子が悪いと感じて、体の疲れやストレス、風邪気味なことなどを感じるのではないでしょうか。

胃の壁は3層で成っています。外側からしょう膜、筋層、粘膜層です。

この一番内側で食物と接する粘膜層からいわゆる胃液が分泌されています。

胃の不調が起こる時は、胃液のなかの胃酸の分泌と粘液のバランスが乱れたときに起こります。

 胃の不調で感じやすい症状は、吐き気や胃痛、胃もたれ、食欲不振などがあります。

 胃痛や食欲不振は、自律神経とも関わりがあります。

特に、ストレスがかかると、自律神経の乱れが起こりやすくなります。

胃痛の場合は、胃液の分泌をコントロールしている自律神経の乱れによって、胃液のバランスが崩れて胃酸が多く分泌されます。

胃の壁を守る粘液が減ってしまうと、粘膜層に炎症が起こり痛みが生じます。

この状態を急性胃炎といい、ストレスなどの原因を放置しつづけると、慢性胃炎や、胃の層に傷がつく胃潰瘍にもなりかねません。

けれど粘膜層に炎症を起こす原因は、ストレスだけではありません。
刺激の強い食べ物などでも起こります。

胃の調子をよくするためには、食事の内容は非常に重要です。

辛いもの冷たいものなどの刺激物を多く摂ると、胃の壁を荒しますし、腸の不調にもつながります。
また、油っこいものは胃の滞在時間を延ばし、胃の負担となります。
胃腸の調子の悪いときは特に、ラーメンよりうどんを食べるなど、消化活動に負担をかけないものを食べるよう心がけましょう。

ストレスにより自律神経を乱し、胃の不調を引き起こしている場合は、ストレスを発散する事が大切です。
ストレスを発散できると問題はないですが、自分ひとりでは解決するのは難しいこともあります。
胃の症状がひどいときはまず内科を受診しましょう。

また、胃の調子が悪くなりやすい人は、一度ピロリ菌検査をしてみましょう。ピロリ菌が原因となっていることもあります。

腸の不調は、便秘と下痢です。

便秘は、一般的には3日以上排便がない状態を便秘といわれます。

便秘の原因には、
①大腸のなかで便を運ぶ働き(ぜんどう運動)が弱い。このため大腸内での便の移動に時間がかかり、水分が吸収されすぎて便が固くなってスムーズに排出できないタイプ。

②自律神経の乱れによって、腸内が緊張して痙攣する部位が生じるため、便がスムーズに運ばれず、コロコロしたウサギの糞状の便が出るタイプ。

③便意を感じても、肛門の周りの筋肉がうまく動かなかったり、いきむ力が足りず便が出にくいタイプ。

④消化器の病気の症状や、ある種の薬の副作用として便秘が起こるタイプ

下痢は、何らかの原因でぜんどう運動のバランスが乱れ、便の元が送られるスピードが上がると、水分が充分吸収されないまま排出されるため、下痢となります。

 下痢の原因は、水分やアルコールの過剰摂取、大食い、刺激物の大量摂取、ウイルス性腸炎、ストレスによる自律神経の乱れ、病気によるものなどが考えられます。

腸の調子をよくするためには、腸のぜんどう運動を促進するために、適度な運動が有効です。
毎日目標を決めて歩く習慣をつけましょう。
  
また、十分に水分摂取が摂りましょう。
朝起きた時、毎食後、寝る前などコップ1杯の水か白湯を飲むといいです。

冷えも下痢の原因となるため、ひざかけなど、お腹周りを温かくしましょう。

また、腸内環境を整えることも大切です。
普段、お腹の調子を崩しやすい人は、発酵食品や乳酸菌などを含む飲料を取り入れるのもよいかもしれません。
 
胃腸の症状には重篤な疾患から発症している場合もあります。
いつもと胃腸や便の様子がおかしい場合は病院を受診しましょう。

それでは、またよい1日を。山内

2019年12月6日金曜日

お酒と肝臓の話

皆さん、こんにちは。
保健師 近藤です。

12月がはじまって、ますます忙しさを感じる今日この頃です。
忙しさとともに、体調も崩しやすい時期にもなるので、年末年始を楽しく過ごすためにも、免疫力を高めるためにも早めの睡眠で、乗り切っていきましょう!!

今日はこの時期から忘年会などでお酒を飲む機会も増えてくると思いますので、それについてお話をしていきたいと思います。



アルコールは胃や腸で吸収されたあと、肝臓に運ばれて、「アセトアルデヒド」という有害物質に分解されます。最終的に二酸化炭素と水になって排泄されます。

この時活躍するアルコールを分解する酵素を多くからだに持っているかどうかは、ほとんど遺伝的に決まっています。つまり、飲むことを鍛えようとしても、お酒に強くなれるわけではありません。

このアセトアルデヒドを分解してくれるのが「ALDH2(アルデヒド脱水素酵素2)」になるのですが、日本人は約40%の人がこのALDH2の活性が弱い「低活性型」のため、お酒に弱い体質といわれています。さらに約4%の人は「不活性型」と呼ばれ、ALDH2の働きが全くなく、お酒を飲めない体質なのです。
この両タイプの人たちは、ごく少量のお酒でも、気分が悪くなってしまうため、無理な飲酒はやめましょう。また、一緒に飲んでいる人もこのタイプの人たちにお酒を無理強いすることは絶対に慎んでください。


ちなみに、ALDH2「不活性型」の人は、実はモンゴロイド系の人々に特有のもので、ヨーロッパ系(白人)やアフリカ系(黒人)の人々にはこの「不活性型」はみられません。日本人は欧米人に比べてお酒に弱いと言われるのはこのことが関係しています。 

お酒の弱い人は、
短時間に多量のアルコールを飲むと、肝臓での処理が間に合わず、血中のアセトアルデヒドの濃度が上昇して、顔が赤くなり動悸や頭痛、吐き気を起こします。さらに肝臓の処理能力を超えると、翌日になっても頭痛や吐き気、めまい、食欲不振、不快感などが残ります。これが二日酔いです。また、体調が悪かったり、たくさん飲む日が続くと、肝臓が疲れ、慢性的にアルコール処理能力が低下します。

アルコール代謝は肝臓の仕事です。お酒を飲んでいる最中、肝臓は必死に働いています。肝臓がアルコールを分解できる能力は、日本酒なら1時間でたったの0.3合。飲みすぎの習慣は肝臓に障害をもたらします。


さらに飲み続けますと、脂肪肝になります。脂肪肝とは、肝細胞内に中性脂肪が溜まることをいいます。アルコールによって脂肪の分解が抑えられ、同時に脂肪の合成が促進されることが原因です。これが進行すると、アルコール性肝炎や肝硬変を引き起こします。肝炎とは、肝細胞が破壊されることをいい、肝硬変とは、肝細胞が繊維化して肝臓が硬くなることを指します。アルコールの大量摂取は胃潰瘍、糖尿病、不整脈、高血圧などが起こりやすくなります。

ほとんどの場合、肥満やアルコールや糖尿病や脂質異常症が脂肪肝の原因になっていますので、治療としては、節酒、ダイエット、運動が基本になります。

肝臓の機能が低下するとビタミン不足にもなりやすくなりますので、ビタミンと繊維質が同時にとれるみかんやりんごなどの果物が肝機能向上に有効です。今はりんごとみかんが美味しい時期です。食後のフルーツにおやつにぜひ、りんごとみかんを召しあがってください。


皆さんもお酒の飲みすぎには気をつけ、楽しくお酒を飲みたいものですね。

では、良い週末を。



 

2019年12月4日水曜日

健康ふれあいフェアのご報告

皆様こんにちは。

保健師 篠崎です。

冬の到来ですね。気温が10度を下回る季節となりました。紅葉も見納めです。

先日は健康ふれあいフェアを開催いたしました。

その様子をご報告いたします。

11月29日(金)14:00から開催いたしました。


健診とイベントに参加される方がいらっしゃいました。

各イベントで写真撮影が可能なものを掲載します。


健康チェックでは血流測定も実施して、血管年齢の競い合いがされていました。

実年齢よりお若い方もたくさんいらっしゃいました。



ヨガと体力測定の様子です。少人数制で実施しています。

日頃の疲れを感じている方にはヨガはリフレッシュになったという感想や、筋肉年齢が高齢化して反省したという感想まで様々でした。

私も体力測定を実施し、足の蹴り上げについては70代の筋力しかありませんでした。体力不足を自覚する良い機会となりました。



栄養コーナーでは低カロリーでバランスの良いランチを提供しました。

パネルで情報提供しながら学んで頂きました。管理栄養士さんとも直接話ができて、普段の食事のアドバイスをもらうことが出来ました。



メンタルヘルスでは、アロマオイルを使用したハンドクリーム作りを体験してもらいました。疲れが強いとアロマの香りに反応しやすいそうです。健診センターのスタッフは反応が早かったそうで、皆さんお疲れですね。と講師の先生にお声をかけてもらいました。

昨年に引き続き、ヘルシーパンの販売も行いました。

黒糖とオートミールのパンでしたが、とにかく味もよく質の良いパンに仕上がっていました。同様のパンは販売していませんが、同じ生地を使用したパンはモンスティルで買うことが出来ます。


お抹茶カフェではお抹茶を立てて頂くことができました。

お茶菓子には季節を感じられる紅葉が添えられています。お茶の美味しさに感動しました。テーブルには季節のお花も活けられ、まるで京都に来たみたいと喜んでいただけました。

忙しく慌しい日常に、一服はとても重要で心休まるひと時と感じます。

ひと時を大切にしたいですね。

普段の健診ではご提供できない健康づくりの体験をイベントという形で提供する事ができました。健康について考える機会となるよう今後の健診にも工夫をしていこうと考えています。

次回開催に向けてまた楽しみです。

では次回までお健やかに。篠崎