2017年2月27日月曜日

胃カメラ予約状況

胃カメラ予約状況


○人間ドック(個人・健康保険組合)


○協会健保生活習慣病予防健診


 キャンセル空き無し


 ※今年度の予約枠は終了しています。
  来年度の予約は3月1日から開始いたします。
 
 ご不便をおかけいたします。



3月3日は桃の節句。

美しいお雛様は女子の憧れです。

ではまた来週。

2017年2月24日金曜日

噛むことの嬉しい効果

みなさん、こんにちは。

保健師 竹田です。

風が強い日が続きますね。春の嵐だそうです。

また気温は下がるようで、春の暖かい日が待ち遠しいです。

今日はよく噛むことの嬉しい効果についてお話します。

みなさんは毎日の食事で噛んでいる回数をご存知ですか?

ある報告では、現代人の咀嚼回数は1食620回、食事時間は11分というデータがあります。

それに比べ、戦前の食事内容では咀嚼回数は1420回、食事時間は22分と、現代の2倍という報告があります。

現代の食事内容はやわらかく、飲み込みやすいものが多いため、噛む回数が少なくなっていると考えられます。

よく噛むことは良いと言われていますが、どんな効果があるのでしょうか。



肥満予防

噛むという刺激は、脳内の満腹中枢を刺激します。
満腹中枢が刺激されれば、脳からお腹いっぱいという刺激が出始めます。その結果、食べ過ぎを防ぐことになります。

歯や歯茎の病気を予防

唾液には、抗菌・殺菌効果、歯を強化する働きのある成分などが含まれているため、よく噛んで唾液の分泌を増やすことで、虫歯や歯周病の予防効果が増します。
また噛むことで、歯茎が刺激され、血行がよくなります。

認知症の予防

よく噛むことは認知症の予防になるという報告があります。
よく噛むという刺激は、脳内の情報伝達物質を増やして、脳を活性化することが報告されているのです。

認知症は、脳内の情報伝達物質の減少なども原因の一つです。そのため、よく噛むことで、情報伝達物質が増えることにより、記憶や学習能力をつかさどる海馬への刺激も増え、海馬も活性化されることになります。

がんの予防

よく噛むことは、口の中の唾液の分泌を盛んにするといわれています。
そして最近では、唾液の中に含まれる酵素の中に、発がん物質の働きを抑える効果があるという報告もされています。
がんだけでなく、心筋梗塞や脳卒中、動脈硬化、糖尿病、骨粗鬆症予防にも有効だと言われています。

胃腸の負担が減る

口腔内でしっかり消化ができていれば、胃腸への負担が少なくなります。
胃腸の負担が少なくなるということは胃腸がとても働きやすい環境が整い、しっかり動くことができる状態になります。

では理想の回数は?

理想の咀嚼回数は、一口30回、一食あたり1500回以上と言われています。


咀嚼回数を増やすためのポイント


歯ごたえのあるものを選ぶ

根菜類など歯ごたえのあるものを積極的に取り入れましょう。
柔らかく、噛み応えのない食べ物には、歯ごたえのある食材をプラスしましょう。

具材は大きめに切る

野菜は繊維に沿うように切るとしっかり噛まなければならなくなるため、咀嚼回数が増えます。

調理方法を工夫

柔らかく調理してしまうと咀嚼回数は減ってしまいます。
野菜は火を通すより生、肉や魚は煮るより焼く、など歯ごたえがしっかり残る調理方法を選ぶと良いでしょう。

一口の量を減らす

量にかかわらず、一口で噛む回数はそんなに変わりません。一口の量を減らせば食事1回で噛む回数が増えます。

薄味にする

味の濃いものは、味覚を感じやすく、すぐ舌が満足してしまいます。薄味にすることで、より味わおうとするようになるため、噛む回数が増える傾向にあるようです。

食事時間に余裕を

忙しい毎日、時間に追われると、つい早食いになってしまうものです。
食事の時間をゆっくり取るようにしましょう。噛む回数が増えれば、その分食事時間も延びます。

噛むことでいろいろな良い効果があるとわかっていても、習慣になってしまったものを変えるには時間が必要です。

焦らずにまずはいつもの咀嚼回数プラス10回くらいから始めてみましょう。
時間に余裕のある食事の時だけでも意識してみるといいですね。

今日も一生健命  竹田


2017年2月22日水曜日

経営強化セミナー

皆様こんにちは。

保健師 篠崎です。

気温の変化が感じられる1週間となりました。春が来たと思えばやはり冬。

咲いているお花は春らしくなって、少し気分が暖かくなります。コーヒーのパッケージにも早くも桜が咲いています。




経営強化セミナー(大阪)

先日経営強化セミナーを受講してきました。

内容は健診センターのための経営ですが、受診者皆様に喜んで頂ける情報がたくさんありました。

まず健診の動向です。

この5年間で人間ドックを受けた方の数は横ばい。2日コースを受ける方の数は減少しています。
健康保険組合の負担金増額や福利厚生の縮小もあり、高額なドックは年々減少しているようです。

さらに、今後は60歳代の退職者が人間ドックや健診を受ける時代になるようです。

健診を受けない理由は様々ありますが、皆さん「受ける必要がある」とは感じています。

健診を受診できない負の理由を解消する事が、受診率を上昇させるポイントになります。

企業の中でも健診を受けたがらない職員さん、いるのではないでしょうか。

負の理由が存在するということです。

最近ではよくある健康教室ですが、糖尿病やがんよりも、認知症についての内容に皆さん集中して参加されるそうです。
認知症については関心は高いということですね。

当院には認知症看護認定看護師が従事しています。今後研修会開催も視野に入れて企画を検討したいと考えています。

また受診者サービスにおいて、どの施設も待ち時間に対して対策をとっています。

受付時間の調整や検査枠の調整など。

しかし、受診者満足度は待ち時間がたとえ縮小してもあまり変化はないのだそうです。

これには驚きでした。

受診者の傾向として、それぞれに不満が無いか。そして付加価値があるか。ということで満足度は変化するということです。

満足とは頭で理解するものではなく、五感で感じるものだそうです。

目で見えるもの、香り、聞こえるもの全般です。

そう解釈すると、私達が改善できるところはたくさんありそうです。

これから皆様の満足を頂くために、創意工夫をしたいと感じました。

来年度の受診で変化が見られるよう準備いたします。





友人のお誕生日会をかねてお食事へ。

この日は穴子が美味しいということで、にぎりと巻きをいただきました。

一年に一回の当たりだけあって、本当に美味しい。

ごちそうさまでした。

では次回までお健やかに。 篠崎

2017年2月20日月曜日

胃カメラ予約状況

胃カメラ予約状況


○人間ドック(個人・健康保険組合)


○協会健保生活習慣病予防健診


 キャンセル空き無し


 ※今年度の予約枠は終了しています。
  来年度の予約は3月1日から開始いたします。
 
 ご不便をおかけいたします。




いちごのおいしい季節になりました。

今年の収穫は今のところイマイチだそうですが、味は保障付きです。

是非ご賞味下さい。

ではまた次回。



2017年2月17日金曜日

インフルエンザ警報中

皆さん、こんにちは。

保健師 近藤です。

昨日、今日と少し暖かかったですが、また来週からは寒く元に戻るみたいです。

早く暖かくなって欲しいなと思う今日この頃です。

最近、梅の花が咲きはじめてます。家の梅もだいぶ咲いてきました。


匂いもいいにおいで、癒されます。

今年もインフルエンザが流行しています。


全国的に警報レベルで真っ赤に染まっています。愛媛も警報レベルが出ています。今年は、インフルエンザA香港型が流行を見せており、 続いてB型が流行っています。
インフルエンザA香港型は、2014年に流行した型のインフルエンザで、お年寄りや子供で症状が重くなりやすく、大流行しやすい特徴があります。 

今日は、今猛威をふるっているインフルエンザのA型、B型の違いについてお話ししたいと思います。

インフルエンザA型は最も一般的な種類で、
 『インフルエンザ』という言葉で連想するのは大抵がこのインフルエンザA型です。

感染力が強いため、世界的に流行しやすい特徴があります。

唯一、人だけではなく他の鳥・豚・馬などにも感染するインフルエンザで、
よく話題に上がる『鳥インフルエンザ』も、このインフルエンザA型に分類されます。

ウイルス内部で多様に変異するため、
 様々な種類のものが存在しその数144種類。
ただし、人に感染するのはその中の一部のみです。

以下に、インフルエンザA型の特徴をまとめます。

•感染する生き物:人・鳥・豚・馬など
•種類:144種類
•時期:冬場(12月~1月が多い)
•症状:38度を超える高熱、全身の症状
   咳、喉の痛み、鼻水、全身の倦怠感、食欲不振、関節痛
•解熱にかかる時間:1日程度

インフルエンザB型は、人のみに感染するインフルエンザです。

感染力は強いものの、高熱にはなりくく、 
免疫を持った人が多いためA型ほど流行になることはありません。

ただし、自覚しにくい上に、体内にウイルスが残留する期間が長いため、 
身近な人に移してしまう可能性が懸念されます。

また、A型よりも解熱に時間がかかるというのも厄介な点です。

•感染する生き物:人
•種類:2種類
•時期:冬場(2月~3月が多い)
•症状:腹痛などの消化器系の症状、下痢、嘔吐(吐き気)、微熱
•解熱にかかる時間:1日半~2日

インフルエンザを発症した場合は、自宅で安静にして睡眠を十分に取り、高熱が出ている場合には脱水症状を起こしやすいので水分補給も忘れずに摂取するようにしましょう。

皆さんも、今後も乾燥が続いているので、インフルエンザや風邪には注意をして下さい。

最近、大島の亀老山展望公園に行きました。
風が強く、寒かったですがやっぱり眺めのいい場所です。
瀬戸内は穏やかでいい場所だなとつくづく思います。




そして、今週は西条市の市議会議員選挙がございます。
選挙は朝の7時からはじまりますが、一番初めの投票者は投票箱の空の状態を見ることができるらしいです。(投票箱が何も入ってませんという承認者になるため)
うそか本当かわかりませんが、うちのスタッフは行ってみるそうです。真相を確認してお伝えしますね。

では、良い週末を。See you again!!

2017年2月15日水曜日

職場づくりの風土を築く

皆様こんにちは。

保健師 篠崎です。

先週末の寒波は山陰地方に大きく影響しました。交通機能の停止や事故など、もしもの備えが大切だと感じます。

そんな中、幸いにも兵庫県の北部にあるハチ北高原へ行くことができました。

確かに豪雪で立ち往生もありましたが、雪が潤うスキー場は羨ましい限りです。




健康いきいき職場づくりに成功した事例をご紹介します。

富士通株式会社

富士通では、社員とその社員の健康を支える家族も含めて、健康の保持増進事業を行うことが、みんなが安心して働ける風土を築くことに結びつくと考え、社内に人事部から独立した健康推進本部を設置して取り組みを進めています。

健康推進本部内のミッションは、「社員のヘルスリテラシー(自らの健康をケアする能力)を高め、安心して幸せに働ける風土を築くこと」です。

同部内の健康事業推進統括部には、この役割を担う産業保健事業所・健康推進センターとメンタルヘルスサービスセンターがあります。

セルフケアの取り組みでは、全社員対象のストレス診断を実施し、個人に自己認識をしてもらい早期発見に繋げています。

また、結果は事業本部単位で集計され、職場マネジメントの実施の一助として活用されています。

さらに、別枠組みで実施している従業員満足度調査とこのストレス調査を連動した分析も行うことで、「組織アセスメントとストレス診断」を有機的に連動させて施策を検討していくことができるようにしています。

従業員満足度調査をする目的は、富士通グループが大切にすべき価値観である企業指針や社員が積極的に実践すべき行動指針の浸透を図ることにあります。

満足度調査の結果とストレス診断結果との相関が高いことが明確になれば、わが社が改善施策を行っていく上で、健康いきいき職場づくりの取り組みが、ストレス対策以上の重要な取り組みと位置づけられていくことになります。

以上のような取り組みを続けています。

社員との共通理解が、組織風土を築くポイントだと感じました。




旅の楽しみは食事。

日本海でとれたかに鍋。

最近食べた中では一番の美味しさでした。

では次回までお健やかに。 篠崎

2017年2月13日月曜日

胃カメラ予約状況

胃カメラ予約状況


○人間ドック(個人・健康保険組合)


○協会健保生活習慣病予防健診


 キャンセル空き無し


 ※今年度の予約枠は終了しています。
 

  ご不便をおかけ致します。



今回の愛媛マラソンは、川内選手が大会新記録を更新しました。

当院の内科医もアスリート枠で出場し、3時間7分でゴール。

日頃のトレーニングの成果を感じました。

ゴールを目指す多くの選手の姿に感動します。

ではまた来週。


2017年2月10日金曜日

糖質とカロリーの関係

みなさん、こんにちは。

保健師 竹田です。

今日は雪が降ったりやんだりの変なお天気ですね。積もらないと良いのですが。

冷えますので十分暖かくしてお過ごし下さい。




今日は糖質とカロリーの関係についてお話します。
ダイエットされている方もそうでない方も毎日の食事で気になるのはカロリーが高いことや糖質の多さなどかと思います。

そもそもカロリーとは?

カロリーとは、私たちの活動に必要な「熱量=エネルギー」の単位です。
また、一般には、エネルギーそのものを表すのにも使われています。
歩く・重い物を持つなど体の活動や、読む・考えるなど頭の活動、また、何もせずぼ〜っとしている時でも、脳や心臓が活動しているため、カロリーは必要です。

「カロリーが高い」と聞くと、ついつい悪者のように考えてしまいますが、カロリーは生きていく上で必要不可欠なものなのです。

カロリーはどこから発生するのか?

カロリーは、糖質、たんぱく質、脂質から発生します。
ビタミンや、ミネラル(例えば、鉄分やカルシウム)にはカロリーはありません。
それぞれ1gで、糖質=4kcal たんぱく質=4kcal 脂質=9kcalです。
「脂質0」と書いてあっても、カロリーがある食品があります。
「脂質0」とは、「本来入っている脂質を0にして、カロリーを抑えています」という意味であり、カロリーが0という意味ではありません。

糖質とは?

糖質は炭水化物の一種です。
炭水化物の内、ヒトが消化できないものを食物繊維、それ以外を糖質と呼んでいます。
糖質は、糖類=小さな単位の糖(ブドウ糖などの糖が1つ、もしくは2つくっついたもの)と、その他大きな単位の糖(でんぷんなど、糖がたくさんくっついたもの)に分かれます。




糖質制限とは?

現在、糖質制限や糖質コントロールなど、糖質を考えた食事が話題になっています。

肥満や糖尿病のことを考えた食事といえば、従来は総摂取エネルギー量を減らす「カロリー制限」が主流でした。からだに入れるエネルギーを減らして従来通りの活動をする、あるいはもっと積極的に動いてエネルギーを消費するなど、エネルギーを制限あるいはコントロールしてやせる、そしてやせれば、肥満からくる糖尿病の予防や改善にもつながるという考え方です。

これに対し糖質制限は、エネルギー源となる3大栄養素のたんぱく質、脂質、糖質のうち、糖質の摂取量を減らすなど、糖質を制限する、あるいはコントロールすることを狙った考え方です。
その目的は、血糖値やインスリン分泌の動きのコントロール。理由は、高血糖や、それに伴う多量のインスリン分泌は、肥満や糖尿病の誘引になるからです。


糖質制限とカロリー制限の比較

糖質制限の場合、穀類や菓子、甘い飲料といった、糖質を多く含む一部の食品に注意すればよく、カロリー計算は必要ありません。食べる量をあまり気にしなくていいし、従来のダイエット法ではタブー視されがちな肉料理もOK。
しかし、糖質制限には問題も。長期的な健康への影響が未知数なことです。
糖質を減らした分、たんぱく質や脂質を多めにとり続ければ、腎臓や大腸などに過度の負担がかかる可能性があります。

ダイエットや生活習慣病の予防・改善を目的としたカロリー制限が実行できているなら、それはそれでとても良いことです。サルで行った試験では、摂取エネルギー量を3割減らした食事を続けると、がんや心臓病、糖尿病といった老化に関連する病気になりにくくなることが報告されています。
カロリー制限によって長寿遺伝子のスイッチが入り長生きになる、といったアンチエイジング効果も、さまざまな生物で確認されています。



どちらを行うにしても適切な糖質制限、カロリー制限を行わないと、からだにとって有害になる可能性もあります。安全かつ健康的な制限ダイエットを行うことを心がけましょう。

今週末は子供たちとバレンタインに向けて何か作ろうかな、と思っています。
味見しすぎには注意ですね。

今日も一生健命 竹田



2017年2月8日水曜日

いきいき職場の本質

皆様こんにちは。

保健師 篠崎です。

今週末は寒気がやってくるそうです。愛媛マラソンが開催されますが、選手・応援者共に体調を壊さないようにご注意下さい。

私はというと、週末はハチ北へスノーボードへ出かけます。
日本海側は雪が多いそうで、コンディションが気になるところです。



株式会社フジクラの考え方

フジクラでは、健康経営を積極的に進め、モデル事業所として多くの講演などもされています。

その先端をゆくフジクラのいきいき職場の本質をご紹介します。

フジクラでは健康経営活動の最終的な目的を、「企業の持続的成長」「企業価値を上げる」事に置いています。

社員が心身ともに健康な状況にないと事業活動の活性化もできず、それが結果として業績低迷として表れることを、経営トップが察知しているのです。


これは日本の高度経済成長期には必要なかったかも知れません。当時は、多くの企業人が、「頑張れば報われる」と考えていました。

つまり、仕事を一生懸命にこなすことによって、給料アップなど経済的な恩恵も得られたでしょうし、自分の仕事が企業業績向上に貢献している感覚も得やすかったでしょう。

しかし、現代は仕事を頑張っても給与は大幅に増えず、顧客からの満足も簡単には得られません。
それでも社員は今まで以上に、一生懸命働かなければなりません。

こういう時代だからこそ、健康やいきいき職場といった目標が求められるのです。

どこにやりがいを見出せるか、企業はその仕組みを作らねば、職員は疲弊していく一方だと言われています。

今の職場を思い浮かべると、納得できるところあるのではないでしょうか。



先日はカナダから友人が帰国して、久しぶりに再開。

お土産はバンクーバーのチョコレート。

どうやら2014年に世界一になったお店だそう。

おしゃれすぎて食べるのもったいないですね。

では次回までお健やかに。

2017年2月6日月曜日

胃カメラ予約状況

胃カメラ予約状況


○人間ドック(個人・健康保険組合)


○協会健保生活習慣病予防健診



 キャンセル空き無し


 ※今年度の予約枠は終了しています。
 

  ご不便をおかけ致します。




愛媛マラソン

いよいよ今週末に迫ってきました。

良い天候に恵まれますように。

ランナーの皆様の健闘をお祈りします。

ではまた来週。

2017年2月3日金曜日

季節を分ける日

皆さん、こんにちは。

保健師 近藤です。

今日2月3日は節分です。

ということで、『節分』について少々お話します。

節分というのは、「季節を分ける」という意味があります。簡単にいうと

節(季節の節目の) 分(分け目) ということになるそうです。1年に季節は4つあるので、節分は「立春」「立夏」「立秋」「立冬」の前日ということになります。


旧暦では1年の始まりは立春から始まるといわれていたので、1月1日(元旦=立春)であったため、節分は12月31日でした。

しかし、江戸時代頃から1月1日は年明けということに価値を置きはじめた為、立春は大体2月4日頃を指すようになりました。

2月4日が立春であれば、2月3日が節分ということになります。立春は年によっても変わるので、『立春の前日が節分』と覚えるといいそうです。

なので、当たり前に思っていた2月3日が絶対節分ということはなかったんですね。初めて知りました。


そして、

2月4日は世界ガンデーです。


世界がんデーWorld Cancer Dayは、国際対がん連合 (UICC) が主唱し、毎年2月4日を記念日として世界各国でがんに関する啓発行事が行われます。

2015年にがんで無くなった人は37万346人で、死亡総数の28.7%を占めています。1981年に脳卒中を抜いて死因のトップになって以来、増え続けています。
部位別がん死亡率では、男性は肺がん、女性は大腸がんとなります。



がんは誰でもなる可能性がある病気です。
現在日本人は、一生のうちに、2人に1人は何らかのがんにかかるといわれています。がんは、すべての人にとって身近な病気です。
しかし、

がんは、予防することができる病気です。
がんの原因やハイリスク集団が明らかにされ、具体的な予防法が開発され、がん予防対策が効果的に実施されれば、がんの発生率とそれに続く死亡率は確実に下がるでしょう。


日本人のためのがん予防法

喫煙 たばこは吸わない。他人のたばこの煙を避ける。
    ⇒喫煙ががんや循環器疾患をはじめとした疾患のリスクを上げるため。
     また、受動喫煙にも健康被害があることが明らかですので、吸っていない人もたばこの煙
     は避けましょう。

飲酒 飲むなら、節度のある飲酒をする。
    ⇒ある程度の量の飲酒は大腸がんをはじめとしたがんのリスクを上げる一方で、心筋梗塞
     や脳梗塞のリスクを下げる効果があると知られています。従って、節度のある飲酒が大切
     です。

食事 食事は偏らずバランスよくとる。
     ✳塩蔵食品、食塩の摂取は最小限にする。 
     ✳野菜や果物不足にならない。
     ✳飲食物を熱い状態でとらない。

    ⇒塩分の摂取量を抑えることは、日本人で最も多い胃がん予防に有効であるのみならず、
     高血圧を予防し、循環器疾患のリスクの減少にもつながるでしょう。
     厚生労働省は日本人の食事摂取基準として、男性は8.0g未満、女性は7.0g未満を1日あ
     たりの目標値として設定しています
     飲食物を熱い状態でとることが食道の 炎症やがんを引き起こす可能性がありますので、
     これらの食品はとりすぎないようにすることが大切です。さらに、ハム・ソーセージ・ベーコ
     ンなどの加工肉や牛・豚・羊などの赤肉(鶏肉は含まない)は大腸がんのリスクを上げるこ
     とが国際的に知られています。
     

身体活動 日常生活を活動的に。
       ⇒身体活動が高いと、がんのみならず心疾患の死亡のリスクも低くなることから、死亡
        全体のリスクも低くなることが知られています。

体形 適正な範囲に
     ⇒中高年期男性のBMI(Body Mass Index 肥満度)で21〜27、中高年期女性では21〜25で
      す。この範囲内になるように体重を管理しましょう。
      BMIの求め方 BMI値 = 体重(kg)/身長(m)2
 
感染 肝炎ウイルス感染検査と適切な処置を。機会があればピロリ検査を。
          ⇒地域の保健所や医療機関で、一度は肝炎ウイルスの検査を受けましょう。B型C型肝炎              ウイルスは肝がんのリスクを上げます。感染している場合は専門医に相談しましょう。
      また、ピロリ菌は胃がんのリスクを上げます。定期的に胃の検診を受けるとともに、症状
      や胃の詳しい検査をもとに主治医に相談しましょう。


がんを予防する上で、日常生活で気をつけていくことも大切ですが、定期的にがん検診を受け症状があった際は医療機関を受診するようにしていくことも必要です。
定期的な自分の身体の状態を知る上でも健診はかかせないと感じます。


今日はこの辺で終わりますが、
良い節分を行って、よき週末をお過ごし下さい。

ちなみに、今年の恵方は北北西だそうです。
目を閉じて願い事を思い浮かべながら無言で太巻きを食べるといいそうです。


では、See you again!!!

2017年2月1日水曜日

地域保健保健師等研修会

皆様こんにちは。

保健師 篠崎です。


もうすぐ節分ですね。厄払いはお早めに。

年が明けて早一ヶ月。時間の経過が早くて驚いてしまいます。


本日は地域保健保健師等研修会に出席したご報告です。

1月30日(月)午後から西条保健所で行われました。

西条管内の保健師を中心とした研修会です。通常は行政で業務をする保健師さん達が集まりますが、今回は企業の健康管理についてということでお声をかけて頂きました。




テーマ:働き盛り世代の健康管理を考える

講師:花王サニタリープロダクツ愛媛(株) 小林 ユミ 保健師

前回花王サニタリー訪問で紹介していただいた内容をおさらいしました。

行政保健師が日常業務で関わらない年齢層の健康管理ということで、産業保健との情報交換の場となりました。

行政では若年者健診や特定健診で働き盛りの健診を実施しています。

受診率は伸び悩んでいるようです。

受診率アップについて対策が話し合われました。

お勤めをしている場合、職場で健診を受けます。行政では対象者がどこに勤めているかまで把握する事は難しく、受診者数の目標値は設定が難しいということでした。

働き盛りの健康を、どこが主体で管理するのかが今後の課題となりそうです。

とはいっても、各所で健康経営については活動が進んでいるようです。

県と四電では協働して健康管理のモデル事業を行うそうです。

どんな内容になるのか楽しみです。




週末は遅めの新年会を開催。

健康管理センタースタッフと食事を楽しみました。

今年も元気にいきいきとお仕事に励みます。

では次回までお健やかに。 篠崎