2017年12月29日金曜日

素敵な年末を

皆さん、こんにちは。
保健師 近藤です。

今日は、今年最後の出勤日でしたので、スタッフ総出で健康管理センターの大掃除を行いました。
日頃なかなか掃除できていないところまで、丁寧に掃除をする事ができたので良き1日となりました。
また、新たな気持ちで、2018年をスタートする事ができそうです。


健診を受診された方、ブログを見てくれている方など、今年もお世話になりました。
また、来年からもよろしくお願いします。



ちなみに、戌年を調べてみると、

前年は酉年で「商売繁盛」や取り→採りと収穫を意味があり比較的良い意味の年でしたが、戌はその後になりますので収穫後の年になります。

地盤を守る
商売で言えば売買後ですからアフターフォローや更に親しくなる年となります。

安産
文字のごとくお産にも吉な年です。
新たに何かを産むという意味でもありますのでスタートの年としても良いのではないでしょうか。

勤勉で努力
「生まれついての非凡な能力なしには、いくら努力を積み重ねても第二のシェークスピアやニュートン、ベートーベン、そしてミケランジェロは生まれてこないだろう。だが、いずれにせよ、勤勉と努力がすばらしい成果を生み出すことはまちがいない。しかも天才と称賛される人物ほど、必ずといっていいくらいねばり強い努力家なのである。」
というように、何かを生み出す年になりそうですね

だそうです。
皆様にとって良き1年になりますように。。

これから年末年始で忘年会、新年会など飲み会などの多くあると思いますが、飲みすぎなどには気をつけ、風邪などひかぬように体調には気をつけて下さい。

では、皆さんよい年をお迎え下さい。




2017年12月27日水曜日

お酒を楽しく飲むために

こんにちは。山内です。

今年もあと数日となってきましたね。
年末年始は、お酒を飲む機会が多いと思いますが、飲み過ぎには十分
注意しましょう。

お酒を飲むと体の中では、
1.口から入ったアルコールは胃から約20%、小腸から約80%が吸収されます。そして血液に入り、全身にいきわたります。
2.体内に入ったアルコールの大部分が肝臓で代謝されます。肝臓ではアルコールはアセトアルデヒドを経てアセテート(酢酸)に分解されます。
3.アセテート(酢酸)は血液によって全身をめぐり、筋肉や脂肪組織などで水と二酸化炭素に分解されて体外に排出されます。
4.摂取されたアルコールの2~10%が、そのままのかたちで呼気、尿、汗として排泄されます。


お酒を飲むとなぜ酔ってしまうのか。
肝臓ではアルコールの分解が始まりますが、すぐに分解できないため、血液に入ったアルコールは循環されて脳に到達します。すると、アルコールが脳を麻痺させます。そして、その結果として酔った状態になります。アルコールが脳に到達するまで約30分から1時間ほどかかると言われています。

一般に体重60~70kgの人のアルコール処理能力は1時間に純アルコール約5gとされています。

アルコールの分解にかかる時間は、ビール中びん1本、あるいはウイスキーダブル1杯、日本酒1合のアルコール処理には約4時間かかるといわれています。
同量のアルコールを飲んでも、体重の思い人、アルコールの処理能力は個人差がありますので、処理に長くかかる場合もあります。

アルコールを楽しく飲むために、「適正飲酒の10か条」
1.談笑し 楽しく飲むのが基本です
適度な飲酒はストレスを解消させます。

2.食べながら 適量範囲でゆっくりと
空腹状態でたくさんのお酒を飲むと、胃腸を強く刺激し、粘膜を荒らしてしまいます。また、胃腸に何もない状態ではアルコールが吸収されやすくなり、早く酔ってしまいます。

3.強い酒 薄めて飲むのがオススメです
アルコール度数の高い飲料は、のどや胃腸の粘膜に強い刺激を与えます。それを繰り返すと口腔がん、咽頭がん、喉頭がん、食道がんなどの原因になることもあります。また、強いお酒は少量でも酔いがまわりやすく、酩酊感も強くなるため、急性アルコール中毒の誘因にもなります。

4.つくろうよ 週に二日は休肝日
のお酒(ビールなら中びん2本、日本酒なら2合、焼酎なら1.2合)を肝臓で分解するのに、個人差はありますが、平均6~7時間前後かかるといわれます。お酒を飲んだ後、就寝している間も肝臓は黙々と働いているのです。
お酒を飲むと、肝臓には中性脂肪が蓄積されます。胃や腸といった消化管の粘膜も荒れてきます。これら臓器の修復のために、週に2日程度の休肝日を作ることが必要です。

5.やめようよ きりなく長い飲み続け
長い時間飲み続けると、自分の適量を超えて酒量が増えてしまい、大量飲酒につながり、また、翌日になってもアルコールを代謝しきれないために、二日酔いになってしまいます。ほどほどの時間で切り上げるようにして、節度ある飲み方を心がけましょう。

6.許さない 他人(ひと)への無理強い・イッキ飲み
お酒の無理強いは、飲まされる人にとってペースが乱され、落ち着いて味わうこともできず、楽しくなくなります。特にイッキ飲みは急性アルコール中毒から死にもつながる可能性があります。

7.アルコール 薬と一緒は危険です
お酒と一緒に薬を併用すると、薬の作用がなくなったり、逆に強く現れたりします。薬と一緒に飲酒することのないよう十分に注意することが必要です。

8.飲まないで 妊娠中と授乳期は
妊婦が飲酒すると、アルコールは胎盤を通じて胎児の血液に流れ込みます。また、授乳期に飲酒をすると、母乳を通じてアルコールが赤ちゃんの体内に入り、脳や体の発育が遅れることが分かっています。

9.飲酒後の運動・入浴 要注意
運動・入浴すると、血液が筋肉に分散され、内臓に血液が集められず、アルコールの代謝速度が遅くなってしまいます。お酒を体から抜こうとして入浴することがあるかもしれませんが、これは逆効果で、むしろアルコールの分解は遅れるのです。
また、飲酒後の入浴も血圧の低下をまねき、脳卒中を起こす危険性があります。

10.肝臓など 定期検査を忘れずに
大量飲酒を長期間続けると、肝臓に大きな負担をかけることになります。
脂肪肝から、肝炎、肝硬変と進んでいってしまうかもしれません。定期的に健診などでチェックをするようにしましょう。



お酒を飲むときのマナーや適正飲酒を守って、お酒は楽しく飲むように心がけて下さい。

それでは、またよい1日を。山内

2017年12月25日月曜日

胃カメラ予約状況

胃カメラ予約状況

○人間ドック(個人・健康保険組合)

○協会健保生活習慣病予防健診

 今年度予定枠終了

 キャンセル空きなし

今年度の予定枠はすべて終了となりました。ご迷惑をおかけいたします。




来年開催される平昌オリンピックに向けて代表選手が決まりました。

日本選手の活躍が楽しみです。

次回のお知らせは1月15日です。

今年も一年ありがとうございました。

来年もよろしくお願い致します。よいお年を。

2017年12月22日金曜日

いきいきとした生活を送ろう

みなさん、こんにちは。

保健師 竹田です。

今日は冬至。一年のうちで最も昼が短く、夜が長い日です。

ゆず湯に入って、のんびりとした夜を過ごしたいものです。




今日は健康寿命についてお話しします。

世界有数の長寿大国として知られる日本。

2017年7月公表の平均寿命は男性80.98年、女性87.14年と、いずれも過去最高となっています。
平均寿命とは、その年に生まれた0歳児が、平均して何年生きられるかを示しています。1986年の平均寿命は男性75.23年、女性80.93年だったので、この30年だけでも5年以上延びたことになります。


大事なのは健康寿命

健康寿命とは、健康上の問題がない状態で日常生活を送れる期間のことです。

平均寿命と健康寿命の間には、男性で約9年、女性で約13年の差があります。誰もが最後まで、健康でいきいきとした生活を送りたいと思っています。
単に長寿であるだけでなく、「いかに健康で過ごすことのできる期間を長く保つか」がとても大切であるといえます。



平均寿命と健康寿命の差


健康寿命を延ばす生活習慣


1.カロリーコントロール

・食事は1日3回、朝食は抜かない
・魚を積極的に食べる
・抗酸化物質を取り入れる
・腹七分目でカロリー制限

2.適度な運動

ウォーキングのような軽い運動がおすすめです。毎日10分程度の散歩でも基礎代謝を高め、健康に良い影響をもたらします。
ウォーキングは手軽にできる健康法ですが、1日30分からのウォーキングは、糖や脂質のエネルギー代謝を高め、肥満や糖尿病の改善にも役立ちます。

3.禁煙
喫煙は健康寿命を縮める要因となります。

各地での取り組み


秋田県は20日、県民の健康増進を図り「健康寿命日本一」を目指す一環として、一部自治体で取り組んでいる健康ポイント制度の全県域への拡大を進める方針を明らかにしています。来年度以降、未実施の自治体に県内外の先行事例を紹介し、普及を呼び掛けていきます。

ポイント制度は、住民が検診を受けたり、運動に取り組んだりすれば賞品などと交換できるポイントがもらえる仕組み。特典を付けることで、健康や体調管理に意識が向かない人にも関心を持ってもらう狙いがあります。特に、女性に比べ健康づくりイベントへの参加が少ない男性の動機付けにもしたいということです。

できることから健康寿命を延ばすための取り組みをし、元気でいきいきとした生活を送りたいですね。
今日も一生健命  竹田





2017年12月20日水曜日

保健師の会開催

皆様こんにちは。

保健師 篠崎です。

12月も後半です。クリスマスやお正月で慌しくなる時期となりました。

外出の機会も増えますが、インフルエンザなどの感染症の予防をしっかり行いましょう。



保健師の会開催

先日近隣企業保健師が集まり、ミーティングが開催されました。

現在の保健活動について報告や相談をします。

当院では10月から開始しているウォーキング活動について報告をしました。

健康診断や生活習慣の状況を分析し、肥満と脂質異常や糖尿病のリスクを検討しました。

その結果、肥満を有している職員は肥満のない職員に比べ脂質・糖尿に有所見者が多いことがわかりました。

一般的な統計でも明らかにされていますが、当院の有所見者率の実際をみる事ができました。

肥満対策としてウォーキングの実施を企画・運営します。リーダーは竹田保健師が担当しています。

職員の参加は5~6名で、30分(2.5km)のコースを歩きます。

会に参加された小林保健師さんからは、「全体で参加者を募集するのもよいですが、部署ごとに健康づくりの企画や実施ができればいいですね」というご意見もいただき、今後の活動が拡大できそうと感じました。

現在の活動の評価やアイデアをいただける貴重なミーティングです。

他企業さんの活動の状況も情報提供いただける機会となりました。

定期的な開催を今後も予定しています。




今回はアサヒビール園さんで懇親会も開催。

すき焼きをとろろいもで食べるコースをいただきました。

この食べ方はお勧めです。

では次回までお健やかに。 篠崎

2017年12月18日月曜日

胃カメラ予約状況

胃カメラ予約状況

○人間ドック(個人・健康保険組合)

○協会健保生活習慣病予防健診

 今年度予定枠終了

 キャンセル空きなし

今年度の予定枠はすべて終了となりました。ご迷惑をおかけいたします。


2019年4月退位の儀が国事としてとり行われることとなりました。

時代が変わります。目の前に迫っていることを感じます。

ではまた来週。

2017年12月15日金曜日

冷えないからだ作り

皆さん、こんにちは。
保健師 近藤です。

今日も寒いですね。私は自転車で通勤をしているのですが、今日は吐く息が白かったです。それをみていると、本当に寒いなと感じました。
話はかわりますが、昨日はドクターXが最終回でした。なかなか見ごたえのある最終回で、個人的には満足でした。大門未知子のようなお医者さんがいたら、ほんと心強いと思います。容姿端麗で、自信があふれてる方は男女とはず素敵ですね。


今日は、女性の方に多い『冷え性』についてです。

個人差はありますが、女性の半数から7割近い方が冷えをつらいと感じています。女性は男性に比べると、熱を作り出す筋肉が少ない、皮膚の表面温度が低い、貧血や低血圧の人が多いことなどがその理由と考えられます。また、月経の影響などで、腹部の血流が滞りやすいといったことも、女性に冷え性が多い理由でしょう。

冷え症の原因は…

普段の食生活に関係がある!!
・乱れた食生活をしている 
・好きなものばかり食べている 
・無理なダイエットをして食事を抜いている 

体温を維持するために欠かせないのが、ミネラルとビタミンです。人間は、基礎体温が1度下がると、免疫力も低下していくと言われています。そのため、それらが不足すると体温が上がらず基礎体温が下がり、冷え症になってしまうのです。

・エアコンの効いた部屋に長時間いる 
・季節に適さない薄着 
・運動不足や筋力の低下 

エアコンの効いた部屋にいすぎると、自分で体温の調節をする自律神経がうまく機能しなくなります。それにより身体のあらゆるところに不調が出ることもあります。

冷えによって起こる症状は…

・寝つきや寝起きが悪くなる
・体がだるくスッキリしない
・頭痛
・肌荒れ
・生理痛
・生理不順
・肩こり

改善策は…

・ミネラルやビタミンの豊富な食事を心がける
ミネラルやビタミンを多く含む食材としては「牡蠣」がありますが、年中入手できるものではないので、サプリメントを摂取するのも予防策になります。 

・冷え性に効く食事 
冷え性対策には、体を温める効果がある物を中心に食べるといいでしょう。体を温める効果のある食べ物ですが、まず土に埋まって育つ根菜が身体を温めます。例えば、ジャガイモ、生姜、れんこん、大根などです。また寒い地域や季節にとれる食材や塩辛さを感じる味噌、醤油、自然塩などの調味料も体を温める効果があります。どの食材も、焼く、煮る、炒めるなど温めたり、塩辛さを感じる調味料で味付けをしたりすることで、一層、体を温める効果が期待できます。 



・甘いものを控える
糖分には体を冷やす作用があるので、過剰摂取を続けると体内を冷やしてしまいます。
砂糖を摂取することによって冷え症が悪化してしまうということです。身体を冷やしてしまう食べ物というのは多く存在していて、食べ物自体が冷たいものでなくても、身体を冷やしてしまうことがあるのです。その中の一つが砂糖です。ただし、黒砂糖やオリゴ糖などは身体を温める作用があります。身体を冷やしてしまうのは白砂糖ですので
一番よくないのは、アイスクリームやパフェなど、白砂糖を使った冷たい食べ物です。

・冷たい飲み物を飲み過ぎない
暑い時、冷たい飲み物は身体を冷やしてくれますが、体を冷やすという事は冷え症に繋がります。出来る限り、常温で飲むようにしましょう。

・運動をする
運動は、血液の循環を良くし体全体を温めてくれる効果があるります。積極的に体を動かして体を温めましょう。ウォーキングや軽いスクワットを続けるだけでも十分効果が出ます。

・湯船につかる
ついシャワーで済ませてしまいがちですが、体を手っ取り早く温めるなら湯船につかるのが一番です。新陳代謝があがるので、血液の循環も良くなり冷え症予防の効果があります。 

<冷え性に知っておきたいツボ>
1:三陰交(さんいんこう)【脾】
2:太谿(たいけい)【腎】
3:太衝(たいしょう)【肝】
4:関元(かんげん)【任】 

ちなみに、三陰交
内くるぶしの頂点から指幅4本分上がったところで、骨と筋肉の境目


来週も寒くなるみたいなので、暖かい格好でお過ごし下さい。
では、次回までSee you again!!


2017年12月13日水曜日

できたら辛い口内炎

こんにちは、山内です。

今週に入り、雪がちらついたりさらに寒さを感じるようになりましたね。
寒くて朝、布団からでるのに時間がかかるようになってしまった今日この頃です。

今回は、口内炎についてお話します。
口内炎とは、口の中の粘膜に生じる炎症を総称したものです。
特定の場所に生じている場合、舌炎、歯肉炎、口角炎などと呼びます。カンジダやヘルペスウイルス感染による口内炎など原因が明らかな場合は、カンジダ性口内炎、ヘルペス性口内炎と呼びます。



原因は細菌、ウイルス、アレルギー、薬剤など様々あります。また、白血病、貧血などで生じるものもあります。
誘因として口の中の傷、疲労、体力の低下、免疫異常、ビタミン欠乏、精神的ストレス、遺伝的要因、口腔清掃不良などがあげられます。

症状としては、口腔内の広い範囲の粘膜が赤くただれたり、水ぶくれやアフタという小さな丸い潰瘍や大きな潰瘍ができたりします。
はじめは、口が荒れたり、しみて痛かったり、進行すると痛みが強くなり食事がとれなかったり、飲み込みにくいなどの症状も出ます。

<口内炎の治し方>
1.うがい薬でうがいをする。
効果的に治すには、口内細菌の繁殖を抑えることが重要です。
20秒間のうがいを3セットくり返すと口内の細菌を10分の1に減らせるようです。

2.食後は丁寧に歯磨きをする。

3.睡眠をしっかりとる。
疲労や睡眠不足は免疫力低下につながります。睡眠時間を確保することを意識してみて下さい。

4.水分をこまめに摂る。
乾燥をしていると、細菌が繁殖しやすくなります。
ただし水分は、アルコールや辛いもの熱いものなど刺激が強い飲み物は控えるようにしてください。口内炎を悪化させたり、刺激で新しい口内炎を作ってしまうかもしれません。

5.ビタミンB2、B6を摂る。
ビタミンB2は、皮膚や粘膜を守る働きがあります。豊富に含む食材としては、レバー、海藻、青魚、ウナギ、納豆、卵、乳製品などがあります。
ビタミンB6は、皮膚や粘膜の健康を維持してくれる働きがあります。豊富に含む食材としては、レバー、ニンニク、バナナ、鶏のササミ、マグロ、カツオなどがあります。
口内炎を緩和するために必要なビタミンB2やビタミンB6は、実は体内で合成、一定以上は蓄積することができません。こまめに摂ることが大切です。

症状が軽い場合は、様子をみていてもよいのですが、長引くようなら専門医を受診することをすすめます。
口全体に口内炎ができてしまったら、食事がとれないために体力を消耗してしまうこともあります。歯科、口腔外科、耳鼻咽喉科、皮膚科などを受診してください。

それでは、またよい1日を。山内

2017年12月11日月曜日

胃カメラ予約状況

胃カメラ予約状況

○人間ドック(個人・健康保険組合)

○協会健保生活習慣病予防健診

 今年度予定枠終了

 キャンセル空きなし

今年度の予定枠はすべて終了となりました。ご迷惑をおかけいたします。


週末は大谷選手の話題が大きく報道されました。

メジャーリーグでも活躍を期待されています。

赤いユニフォームが似合いますね。

ではまた来週。

2017年12月8日金曜日

早期に受診!前立腺肥大

みなさん、こんにちは。

保健師 竹田です。

各地で雪が降り、真冬並みの寒さだそうです。インフルエンザも流行しています。人混みには注意して、冬のシーズンも健康に過ごしましょう。

今日は健診の腹部エコーで見つかることも多い、前立腺肥大についてお話します。



前立腺肥大とは


前立腺が何らかの原因で大きく肥大してしまうのが、前立腺肥大症の大きな特徴です。前立腺は生殖や排尿に関係する機能があるため、前立腺が大きくなることでこれらの機能に影響が現れてきます。

特に排尿への影響が大きく、前立腺の肥大によって何らかの排尿障害が現れた状態を「前立腺肥大症」と呼びます。


前立腺肥大症に悩む人の数は、年齢が高くなるにつれて増えています。増え始めるのは50歳を過ぎてから。統計によれば、日本の55歳以上の男性の2割、5人に1人に前立腺肥大の症状があることがわかっています。


  • 症状は?
1.排尿後、まだ尿が残っている感じがする(残尿感)
2.トイレが近い(頻尿)
3.尿が途中で途切れる(尿線途絶)
4.急に、尿意をもよおし、もれそうで我慢できない(尿意切迫感)
5.尿の勢いが弱い(尿勢低下)
6.おなかに力を入れないと尿が出ない(腹圧排尿)
7.夜中に何度もトイレに起きる(夜間頻尿)

  • 原因は?
なぜ前立腺が肥大するのか、いくつかの仮説はありますが、はっきりした原因はわかっていません。
ただ、加齢と性ホルモンが何らかの影響を及ぼしていることは確かなようです。前立腺肥大症が50歳以降から増え始め、年齢が高くなるにつれて発症する人が多くなっていくことから、加齢が関与しているといわれています。

  • 治療は?
前立腺肥大症の治療は、症状が軽ければ、まず薬物療法を行います。薬の効果は症状が軽いうちほど高いのですが、放置したまま悪化してしまうと外科的手術が必要になる場合も少なくありません。

薬物療法
・前立腺と膀胱・尿道の緊張を緩める薬
・前立腺を小さくする薬
・その他の薬(漢方薬など)

手術療法
・経尿道的手術
・開腹手術

生活習慣の改善

排尿障害の症状は、日常生活のちょっとした注意と工夫により、ある程度軽くできる可能性があります日頃から排尿状態を悪化させない生活習慣を心がけましょう。

・軽い散歩や運動など適度な運動を
・尿を我慢しない
・適度な水分を摂る、過剰な水分を控える
・アルコールを飲みすぎない
・便秘にならないように
・刺激の強い食べ物は避ける
・下半身を冷やさない
・運転など長時間座った姿勢をとらない



前立腺肥大症は進行性の疾患のひとつとされています。放置することで前立腺は徐々に大きくなり続け、それにともなって症状が悪化することが予測されます。
我慢して治療を受けずにいると、早くから治療を受けた場合に比べ、症状が悪くなったり、合併症を発症したりする率が高くなります。症状を改善してより良い排尿を取り戻すためには、症状が軽い早期のうちに専門医を受診することが大切です。

今日も一生健命  竹田

2017年12月6日水曜日

健康経営の現在(月水拡大版)

皆様こんにちは。

保健師 篠崎です。

今週の月曜日は胃カメラの予約情報の日でしたが、本日ご報告を致します。

情報が遅れて申し訳ありません。

胃カメラ予約状況

○人間ドック(個人・健康保険組合)

○協会健保生活習慣病予防健診

 今年度予定枠終了

 キャンセル空きなし

今年度の予定枠はすべて終了となりました。ご迷惑をおかけいたします。



本日のニュースで2018平昌オリンピックのロシア出場が禁止となってしまいました。

経緯はあるものの、応援している選手たちがオリンピックに出れないのは残念です。

スポーツは厳しくあってこそ人に感動を与えるということですね。


健康経営の現在

健康経営は行政・健康保険組合・企業・団体とその活動は多岐にわたります。

数年前から普及を目的に、健康経営銘柄などの表彰もされるようになりました。

大企業だけの時代ではなく、小規模であってもその取り組みを勧める傾向にあります。

実際取り組もうとすると、「あれ?何するの?」という側面も実はあるのです。

健康経営につながる活動

*日本健康づくり21
*愛媛健康づくり21
*協会健保「健康づくり推進宣言」
*西条市「元気都市西条」
*西条市「健康都市宣言」

身近においてもたくさんの取り組みがされています。

それぞれに似たような目標や指標が設定されています。

企業が取り組む上で、どれを基準に進めたら良いか・・・という問題もあるようです。

当健康管理センターがお勧めしているのは、事業所の現在を知ることからです。

色々なところに指標や目標は書かれていますが、事業所の状況はその場でしかわかりません。

私たちが支援する企業さんには、事業所の状況からお知らせをしています。「健康」に対し効果的な行動目標をご提示させていただいています。

「自社の情報に集中して取り組む」というのも必要ではないでしょうか。

外部で取り組まれているものはすべて参考資料となります。情報収集は教材として活用できます。健康管理センターもツールの一つとして利用可能です。

そう考えると少し取り組みやすいのではないでしょうか。

今後も自営できる健康経営の支援を目指して、情報提供を考えています。




天皇陛下の退位が2019年4月30日に決まったようです。

その周辺は10連休が試算されているようです。時代が変わるのを目の当たりにし、そのとき何を感じるのでしょう。

では次回までお健やかに。 篠崎

2017年12月1日金曜日

今年のインフルエンザ

皆さん、こんにちは。
保健師 近藤です。

今日から12月が始まりました。今年もあと1ヶ月!!
びっくりです。最後も凄い勢いで月日がたつと思いますが、今年を無事に終われるように、残りの1ヶ月頑張りたいと思います。


今日は、流行し始めている『インフルエンザ』について話します。
西条、新居浜あたりでは学級閉鎖や学年閉鎖にもなっている学校もあるみたいです。


現時点(2017年11月17日現在)では、2017~2018年に何型のインフルエンザが流行るかという発表はされてないようですが、検出された病原体についての報告はされています。
現在、検出されているインフルエンザの病原体は、A型/シンガポール(2009年に流行し、当時新型インフルエンザと呼ばれた)、季節性A型/香港(いわゆるA香港型)、季節性B型/プーケット、季節性B型/テキサスです。

インフルエンザAが現在は流行っているそうなので、症状などについて書きます。

●インフルエンザAについて

【潜伏期間】1〜3日
【感染経路】インフルエンザA型の感染力は強く、人から人へと感染していきます。
症状のない潜伏期間にも、知らず知らず人にうつしてしまうこともあり、非常に感染力が強いといえます。
■ 飛沫感染:インフルエンザに感染した人が咳やくしゃみをすることで、空気中にウイルスの入った飛沫が漂い、それを吸い込むことで感染します。
■ 接触感染:インフルエンザの人が咳や鼻水などのついた手でドアノブや電気のスイッチなど触れた場所など触れて、ウイルスが口など粘膜から体内に侵入することで感染します。

【症状】
・高熱(突然の38度以上の高熱) ・悪寒 ・咽頭痛 ・関節痛
・筋肉痛 ・鼻水 ・頭痛 ・咳 ・腹痛 ・嘔吐 ・下痢

■ 重症化のサイン
・けいれん ・呼吸が苦しい ・嘔吐や下痢が続く ・熱がなかなか下がらない
・咳がひどくなる など

インフルエンザにならないために…

1.予防接種を受ける
インフルエンザの予防接種をしてもすぐには、予防の効果はありません。
インフルエンザワクチンを接種してから、1~2週間かけて抗体が作られます。つまり、インフルエンザが流行してから慌てて、 予防接種をしても抗体が間に合わないことがあります。せっかく予防接種を受けても、抗体が出来る前に、感染すると発症します。
それから、インフルエンザの潜伏期間は1~7日間ぐらいと言われてます。
予防接種をして1ヶ月後に抗体の効果がピークになって、3ヶ月後ぐらいから段々と低くなります。
予防接種の効果は一般的に5ヶ月といわれてます。
インフルエンザは毎年12月頃に始まり、1~3月にピークを迎えます。
予防効果がある抗体ができるまでの2週間を逆算すると、 遅くとも12月頃までに接種を終わらせたいところです。

2.手洗い、うがい、洗顔
インフルエンザに感染している人が触ったものには、ウイルスがついている可能性があります。インフルエンザウイスルがついた手で目や鼻、口に触れることがインフルエンザ感染する経路のひとつでもあります。手洗いによって手指についたウイルスを取り除くことは、インフルエンザ予防にとても効果的です。可能であれば顔も洗いましょう。
うがいは風邪の予防に効果があります。インフルエンザだけでなく、風邪を予防するためにも、手洗い・うがいを習慣づけておきたいですね。

3.マスクを着用する
咳やくしゃみからの飛沫(ひまつ)中のウイルスは、インフルエンザの主な感染経路だとされています。マスクをして飛沫を浴びないようにすることが、インフルエンザの感染予防につながります。また自分自身が咳やくしゃみが出ているときにも、マスクをして周囲に配慮するようにしたいですね。

4.ウイルス感染者と物を共有しない
インフルエンザにかかっている人が使ったものにはウイルスが付着している可能性があります。家族がインフルエンザにかかっている可能性があるのであれば、タオルやコップを共用しないよう気をつけましょう。

5.適度な湿度の保持と換気
インフルエンザウイルスは空気が乾燥していると活発に活動するといわれています。室内は乾燥しやすいので、加湿器などを使って50~60%の湿度(50~60%)を保つと良いでしょう。また、ウイルスを室内に蔓延させないためにも、定期的に換気をするよう心がけましょう。
6.休養と栄養バランスのとれた食事
疲れているときや体調が悪いときには、インフルエンザを発症しやすくなります。しっかりと睡眠と休息をとり、バランスのとれた栄養をとることが、インフルエンザ予防につながります。
7.人混みは避ける


インフルエンザにかからず元気でこの冬を乗り切りましょう。
これから、イルミネーションが各地で盛り上がってくる時期ですね。きれいなものを見るのはいいです。



では、皆さんよい週末をお過ごし下さい。
次回まで See you again!!