2017年9月29日金曜日

40歳をすぎたら眼底検査を

皆さん、こんにちは。

保健師 近藤です。

早いもので、今週で9月も終わります。
金木犀のいい香りもしてきました。お祭りが近づいてきましたね。気持ちが高まってきている方も多いのではないでしょうか。
この時期、気温の差から体調を崩しやすいので気をつけて下さい。


今日は、受診者の方もよく受けられている健診の項目の1つ、『眼底』検査についてお話したいと思います。


眼底検査;
瞳孔の奥にある眼底を、眼底カメラや眼底鏡という器具を用い、レンズを通して観察し、眼底の血管、網膜、視神経を調べる検査です。

眼底てどこの部分?となりますが…

仰向けに寝たときの眼球の形を、ふたのついたお椀と考えてください。ふたは黒目(角膜)ですが、これは透明なのです。そしてお椀の中身は澄まし汁(水晶体、硝子体)で、これも透明です。 ですから、ふたの上から光をあてればお椀の底をのぞくことができるのです。「眼底」とは、このお椀の内側の部分をさします。


お椀の内側には一人一人に個別の絵柄が描かれています。最も目立つ模様は「網膜血管」と「視神経乳頭」です。「網膜血管」は人体の中で唯一、外から直接見ることのできる血管です。動脈硬化、高血圧、糖尿病などでおこる全身の血管の変化がここに現れます。「視神経乳頭」は脳とつながっている視神経の端末です。脳の病気(脳圧亢進など)や目の病気(緑内障など)で変化が現れます。



眼底検査で何がわかるのか?

眼底検査は、網膜剥離や眼底出血、緑内障などの目の病気を調べるときに行ないます。
なかでも、緑内障が疑われる人の発見に重要な検査です。日本人の場合は、眼圧が正常範囲内でも視神経障害が起こる「正常眼圧緑内障」が多いので、この病気を早期発見するためには、眼底検査における視神経乳頭の所見が決め手となります。
また、網膜の病気だけがわかるだけでなく、動脈硬化の進み具合がわかります。眼底には脳へと繋がる視神経の出入り口がありますので、脳内の血管の状態を推測することで、脳の病気や診断にも役立ちます。

検査結果の判定

 網膜剥離がおこると青白く混濁して見え、さらに進行すると盛り上がり、しわ状に見えます。糖尿病網膜症では、眼底の毛細血管瘤や血管新生、出血斑を認めます。
緑内障が疑われる場合は、視神経乳頭が白くなり、陥凹を認めます。ただし、強度の近視の人にも視神経乳頭の陥凹がみられる場合がありますので、緑内障かどうかの診断は、視野検査、眼圧検査、細隙灯顕微鏡検査、隅角検査などを行なって、それらの結果を総合的に見て行ないます。

緑内障は眼の成人病とも呼ばれており、40歳以上の20人に1人は緑内障だといわれています。緑内障で失われた視野は残念ながら元には戻らないため(緑内障だけの話しではありませんが)、眼底検査で、要精密検査になった方は眼科受診をしてみて下さい。早めの受診が大切です。また、40歳以上の方は眼底検査を一度は受けてみて下さい。

土曜日からはえひめ国体も始まるので、各市町村で賑わいそうですね。みきゃんも大忙しですね。開会式のブルーインパルスを間近で見てみたかったです。
せっかくなので、何かの競技を実際にみてみたいなと思いつつ、行かないかもしれませんが...


皆さん、今週はお天気もよさそうなので、良い週末をお過ごし下さい。
では、次回までSee you again!!


2017年9月27日水曜日

保健師の会報告

皆様こんにちは。

保健師 篠崎です。

秋はイベントも多く、行楽の季節となりました。

お祭りも近くなり、金木犀も開花し始め西条は少しずつ活気付いてきたように感じます。



先日アサヒビール工場見学の際に教えて頂いたアサヒの森です。アサヒビールは森林の保護や野生動物の保護を積極的にしています。広島県にあるそうです。

保健師の会報告

先日アサヒビールの工場見学をさせて頂いた後、近隣保健師による定例会が開かれました。

テーマは自施設の取り組みや最新情報の共有です。

アサヒビールさんは20周年を迎え、事業所の活動は近年拡大しているそうです。

グループ全体で41名の看護職が携わり、健康経営について枠組みができたようです。

西条ならではの健康問題もあり、特に喫煙率にはグループ会社も含めると取り組むべき課題であるようです。

花王サニタリーさんからは最新の情報について提供がありました。

東京大学の古井先生からの情報です。健康づくりのPDCAについて。

ビジョンを明確にし、一つ一つの戦略を設定していく。ビジョンがぼんやりすると戦略も設定できないということを改めて感じます。

また生活習慣リスク者の割合が高い企業ほど悪化する速度が大きいといわれています。

年度ごとにリスク者割合の見直しは必要と考えます。

そのため、健康づくり事業は毎年ステップアップしているかの評価が必要になる。というものでした。

生活習慣業はメタボの枠を超え、働き方にまでステップアップしています。

今後健康診断の内容もステップアップしていかないといけない時代になりそうです。

この後にもストレスチェックの話は続きますが、本日はこれまで。

また次回にご紹介します。






カープ優勝が決まりました。

夏に広島を訪れましたが、どこに行ってもカープグッヅに囲まれます。

ともかく地域の力は偉大です。

では次回までお健やかに。 篠崎

2017年9月25日月曜日

胃カメラ予約状況

胃カメラ予約状況

○人間ドック(個人・健康保険組合)

   3月23日以降 空きあり

 キャンセル空きなし


○協会健保生活習慣病予防健診

 今年度予定枠終了

 キャンセル空きなし


 ご不便をおかけいたします。



週末は各地で運動会だったようです。

土日ともお天気もそこそこで一安心。

ではまた来週。

2017年9月22日金曜日

増え続ける糖尿病に対策を

みなさん、こんにちは。

保健師 竹田です。

台風も過ぎ、だんだんと気温も下がってきていますね。

衣類の調節などで、体調を崩さないように気をつけて下さい。


今日の読売新聞に糖尿病が強く疑われる人が、全国で約1000万人にのぼると発表されたという記事が載っていました。



日本の糖尿病の患者数は増加しており、高齢になるほど多くなっている


これは厚生労働省が21日に発表した2016年の国民健康・栄養調査でわかったことで、
前回推計した調査から約50万人増え、初めて1000万人の大台に達しました。

糖尿病が強く疑われる人は推計を始めた1997年以降、高齢化とともに増え続け、加齢による臓器の機能低下や食生活の欧米化による肥満の増加などが影響しているとみられています。

今回、強く疑われる人の割合は男性16.3%、女性9.3%でした。治療を受けている人の割合は76.6%で、前回より11.4ポイント増えました。

糖尿病の初期は目立った自覚症状がなく、血糖値が基準を超えても受診せず、治療に結びつかないことがあります。

糖尿病が進み、腎機能が低下して透析治療を受けたり、網膜症で失明したりすれば、生活に大きな支障をきたすこともあるため、日頃からの予防や早期受診が大切になってきます。


糖尿病の進行と発症の予防


第一段階(一次予防)は、「糖尿病発症の予防」です。
2型糖尿病は生活習慣と大きく関わっているので、まずは規則正しい生活習慣により発症を予防することが重要です。「健康日本21」では糖尿病の発症の対策として成人の肥満者(BMI≧25.0)を少なくする、日常生活における歩数の増加(目標値:男性9,200歩、女性8,300歩)、量・質ともにバランスのとれた食事、が挙げられています。

第二段階(二次予防)は、「糖尿病の早期発見、早期治療の開始」で、定期的に糖尿病に関する健康診断を受け、異常があった場合にはフォローアップを徹底することが挙げられています。

第三段階(三次予防)は、「合併症の進行の予防」で、ひいては患者さんのQOLの低下や生命予後の悪化を防ぐことが究極の目標になります。そのためには、適切な治療を継続し、良好な血糖コントロールを保つことが重要です。

しかしながら、推定されている糖尿病の患者さんの数に比べ、実際に医療機関にかかっている人は少なく、糖尿病の管理や治療が十分に行われているとはいえないのが現状です。

1型糖尿病は発症の予防は難しいですが、診断後、適切な治療を行うことで合併症の発症や進行の予防は可能になります。


まずは、日頃の生活習慣を振り返り、定期的に健康診断を受け、異常があった場合は治療に結びつけることが大切です。



今日も一生健命  竹田

2017年9月20日水曜日

定期的にがん検診を

こんにちは、山内です。
9月は、がん征圧月間です。
日本人の死亡原因の第1位はがんです。
日本人の2人に1人はがんになり、3人に1人ががんで死亡しています。
自覚症状が現れた時には、病状が進行している場合も多くあります。
がんが自覚症状のない早い段階でみつかり、早期に治療がなされれば治る確率も高くなると言われています。
できるだけ早い段階でがんを発見するためには、定期的にがん検診を受診する事が有効です。


~がん検診の種類~
胃がん検診・・・問診、胃X線検査または胃内視鏡検査
大腸がん検診・・・問診、便潜血検査
肺がん検診・・・胸部X線検査
乳がん検診・・・問診、マンモグラフィ検査、視触診
子宮頸がん検診・・・ 問診、視診、細胞診、内診

がん検診で精密検査が必要と判定された場合、「がんの疑いを含め異常(病気)がありそう」と判断されたということです。その原因について、より詳しい検査を行い、本当に異常があるかどうかを調べる必要があります。症状がない、健康だからといった理由で精密検査を受けないと、がん検診で見つかるはずのがんを放置してしまうことになります。精密検査は、必ず受けるようにしましょう。

~ がんの危険信号8ヶ条~(日本対がん協会制定)
次のような症状があったら、直ちに専門医に診てもらいましょう。
•胃・・・胃の具合が悪く、食欲がなく、好みが変わったりしないか。
•子宮・・・おりものや、不正出血はないか。
•乳房・・・乳房の中にシコリはないか。
•食道・・・飲み込むときに、つかえることはないか。
•大腸・・・便に血や粘液が混じったりしないか。
•肺・・・咳が続いたり、痰に血が混じったりしないか。
•咽頭・・・声がかすれたりしないか。
•舌、皮膚・・・治りにくい潰瘍はないか。
•腎臓、膀胱、前立腺・・・尿の出がわるかったり、血が混じったりしないか。
明らかな症状のある方には、それぞれの体の状態に応じた適切な検査や治療が必要になります。症状のある場合は、必ず医療機関を受診しましょう。

~がんを防ぐための12ヵ条~(国立がんセンター提唱)
  1. バランスのとれた栄養をとる
  2. 毎日、変化のある食生活を
  3. 食べすぎを避け、脂肪は控えめに
  4. お酒はほどほどに
  5. タバコは吸わないように
  6. 食べ物から適量のビタミンと繊維質のものを多くとる
  7. 塩辛いものは控えめに、熱いものは冷ましてから
  8. 焦げた部分は控える
  9. かびの生えたものに注意
  10. 日光に当たりすぎない
  11. 適度にスポーツをする
  12. 体を清潔に

がんを予防するためには、日ごろから栄養バランスのとれた食習慣を守り、規則正しい生活習慣で過ごすことが大切です。また定期的にがん検診を受けることをお勧めします。

それでは、またよい1日を。山内

2017年9月15日金曜日

日頃の備えの大切さ

皆さん、こんにちは。
保健師 近藤です。

明日から3連休ですが、台風18号がきています。3連休は雨の予定でどこかにお出かけする予定の方々は残念です。
今回の台風の影響で、運動会も延期になっているみたいです。何事もなく台風が過ぎ去ってくれるのを願います。



今日は台風もくることもあり、また9月1日は防災の日だったということもあり、防災についてお話したいと思います。

防災の日とは、「政府、地方公共団体等関係諸機関をはじめ、広く国民が台風高潮、津波、地震等の災害についての認識を深め、これに対処する心構えを準備する」こととした日本の記念日です。 毎年9月1日の防災の日を中心とし、8月30日から9月5日までを防災週間として、防災訓練などの国民活動が行われます。

初夏から秋にかけては、台風はもちろん、大雨、洪水、ゲリラ豪雨などの自然災害が発生しやすい季節になっています。
被害を出来るだけ少なくするためにも、最新台風情報などの気象情報を確認して早めの台風対策/洪水対策を行いましょう。 台風が接近しているなか、屋外に出ることはとても危険ですので、台風が来る前に台風対策を行います。

【台風対策について】

☆家の外の台風対策
・窓や雨戸はしっかりと閉める。必要に応じて外から板を打ち付けるなどして補強する。
・排水溝や側溝は掃除をして水はけをよくしておく。
・鉢植えやゴミ箱など風で飛ばされそうなものは、飛ばされないように固定したり、家の中へ格納したりする。
・庭木や塀など風で倒れそうなものは、補強をしておく。
・雨や風が強くなってからの作業は危険ですので、最新台風情報を確認し早めに対策を取ってください。

☆家の中の台風対策
・窓や雨戸をしめ、窓ガラスが割れたときの飛散を防ぐために飛散防止フィルムを貼っておく。
・外からの物が飛んできた場合に備え、カーテンやブラインドを閉めておく。
・停電時に備え、携帯ラジオ、懐中電灯、ローソクなどを用意しておく。
・避難が必要になったときに備え、防災グッズや水、食料などを用意しておく。
・近所の避難場所と避難経路を確認しておく。
・市区町村が作成している「ハザードマップ」で危険箇所を確認しておく。


【大雨や台風時に発表する主な警報・注意報について】

大雨特別警報;大雨による重大な災害(浸水や土砂災害など)が発生するおそれが著しく大きい

大雨警報;大雨による重大な災害が発生するおそれ

大雨注意報;大雨による災害が発生するおそれ

波浪特別警報;高い波により重大な災害が発生するおそれが著しく大きい 

波浪警報;高い波により重大な災害が発生するおそれ 

波浪注意報;高い波により災害が発生するおそれ 

高潮特別警報;風などの低気圧による異常な海面の上昇により、重大な災害が発生するおそれが著しく大きい 

高潮警報;台風などの低気圧による異常な海面の上昇により、重大な災害が発生するおそれ 

高潮注意報;台風などの低気圧による異常な海面の上昇により、災害が発生するおそれ 


勤務先など外出中に被災する場合もあるので、必要最低限のものは常に身に付けて置く防災グッズです。コンパクトで軽いものを選びましょう。

【常備持ち出し品の防災グッズリスト】 

・飲料水(500ml程度)
・携帯食(チョコレート、キャンディ、栄養補助食品など)
・笛、ホイッスル(閉じ込められたときなどに場所を知らせるため)
・懐中電灯(携帯用の小さなもの)
・携帯ラジオ(携帯用の小さなもの)
・現金(公衆電話用に10円、100円玉)
・その他、携帯電話、筆記用具、身分証明書、連絡メモ、ハンカチ、マスク、常備薬など



日頃からの危機意識を持ち、備えが防災の基本です。私は危機意識が低いので、今回を機に今週の休みは防災グッズの見直しでも行いたいと思います。

話は変わりますが、
昨日は院内の『いもたき』に行きました。
安定の美味しさでした。やっぱりこの時期は、いもたきを食べたくなりますね。




 では、皆さん良い週末をお過ごし下さい。
次回まで、See you again!!!











2017年9月13日水曜日

アサヒビール西条工場ご訪問

皆様こんにちは。

保健師 篠崎です。

不安定なお天気ですが、朝夕の涼しさに少しほっとしています。

週末の3連休は行楽日和となってほしいところです。



アサヒビール株式会社 会社訪問

9月1日に保健師の会が開催されました。会場はアサヒビール西条工場さんです。

アサヒビールは全国に8工場あるうち、四国はこの西条で生産されています。

西条工場は工場設立から20周年を迎えられたそうです。

ビールは水が命。西条は幸いにもその水が豊富にあり、ビール作りには最適だそうです。

発酵・熟成タンクは高さ20m、その容量は280KLだそうです。

約70本立ち並ぶ景色に圧倒されました。

しかし、海に近い工場は排水についてとても厳しい規制がされています。

何工程も経て浄化された水を海に戻しているそうです。

環境のことにも配慮され、いたるところがクリーンな工場でした。


その後近隣企業保健師さん達と情報交換を行いました。

内容はまた後日ご報告いたします。



先日は恒例のいもたきへ。河川敷では涼しい風が吹き、秋を感じます。

家族や友人と過ごす楽しい週末となりました。

では次回までお健やかに。 篠崎

2017年9月11日月曜日

胃カメラ予約状況

胃カメラ予約状況

○人間ドック(個人・健康保険組合)

   3月24日以降 空きあり

 キャンセル空きなし


○協会健保生活習慣病予防健診

 今年度予定枠終了

 キャンセル空きなし


 ご不便をおかけいたします。


9月30日から愛媛国体が開催されます。

各地で記念イベントが開催されているようです。

ブルーインパルスが開会式に来る予定です。開会式に応募しなかったことを後悔する今日この頃です。

ではまた来週。

2017年9月8日金曜日

秋バテに要注意

みなさん、こんにちは。

保健師 竹田です。

9月に入り、急に秋めいてきましたね。空気の匂いがガラッと変わった気がします。

季節の変わり目にはよく体調を崩してしまう方も多いと思います。

「秋バテ」という言葉もあるようです。

ようやく涼しくなって夏バテも解消、と思っていたのにだるさや疲労感が続き、夏バテが残っているような感じがあれば秋バテかもしれません。



こんな症状が出てきたら「秋バテ」のサイン


  • 食欲がなく胃がもたれる
  • 疲れやすい、だるい
  • 立ちくらみ、めまい
  • 頭がボーッとする
  • 寝不足で朝スッキリ起きられない

「秋バテ」になる原因は


  • 冷房による自律神経の乱れ、身体の冷え
  • 暑さによる疲労・ストレス
  • 冷たいものの摂り過ぎ

季節は秋になり、朝晩少しづつ涼しくなりつつあるのに、夏の生活リズムや習慣のまま過ごしたりしていせんか?

夏の暑さを引きずったまま、薄着や冷たいモノを取り過ぎると、 身体の表面は暑いのに、身体の中は冷えた状態となり、 夏バテ解消どころか、余計に体調を崩してしまう『秋バテ』になる人が増えています。

『秋バテ』は、夏の間にためてしまった身体の冷えから、自律神経を乱し、血のめぐりを悪くして内臓の機能を麻痺させているのです。

自律神経の乱れ(ストレス)と冷え(血のめぐり)こそが、『秋バテ』の主な原因です。

涼しくなっても『夏バテ』がよくならなかったり、 秋口になってから、急に不調がでてきたら『秋バテ』かもしれません。  
 冷えを取りのぞき、血のめぐりをしっかりとケアしてあげましょう。


秋バテの予防&対策のポイント


ぬるめの湯船にゆっくりとつかる

シャワーだけですまさずに、ぬるめのお湯にゆっくりと入る時間をつくりましょう。 
温熱効果で血のめぐりをスムーズにしてあげることが大切です。 
また、新陳代謝もアップして、疲れも取れ、夜もぐっすりと眠れるようになるでしょう。

リフレッシュには軽い運動を

軽い運動をすると、脳内で身体を活性化するホルモンが分泌され、 スッキリした1日を過ごすことができるようになります。
おすすめは、20~30分ほどの散歩やウォーキング
いつもの通勤を、ほんのちょこっと周り道してみるなど、日常生活の中でプラスすると、毎日続けられるコツです。

秋おすすめの食事

なるべく冷たいモノは控えて、温かい食べ物(飲み物)をとり、 1日3食をバランス良く。
胃腸が弱ってるときは無理に食べず、胃腸に負担をかけないように、よく噛んでゆっくり食べることが大切です。
秋の食材は、免疫力を高める、ビタミン・ミネラルや食物繊維がおすすめ。
かぼちゃ、さつまいも、じゃがいも、長芋、ゴボウ、レンコン、 しいたけ、しめじ、まいたけ、サンマ、鮭、サバ、栗、ぶどう、桃、梨など。




クーラーの温度設定

まだまだ残暑の残る秋口は、クーラーを使うことがしばしばあります。
自律神経の乱れの主な原因のひとつ、外気との温度差。
5℃以上の差を繰り返していると、バランスを崩しはじめるので温度設定には十分に気をつけましょう。

秋の過ごし方に気をつけて、だんだんと寒くなる季節に負けないよう体調管理しましょう。

今日も一生健命  竹田

2017年9月6日水曜日

健康増進に取り組みましょう

こんにちは、山内です。

9月は、健康増進普及月間となっています。
生活習慣病の特性や運動、食事、禁煙など生活習慣の改善の重要性について一人ひとりの理解を深め、健康づくりを取り組んでいきましょう。

統一標語は、『1に運動 2に食事 しっかり禁煙 最後にクスリ』


最近は、涼しくなり秋を少しずつ感じる季節になってきましたね。
運動不足と感じている方は、この機会に運動を始めてみませんか?

ウォーキング、ジョギング、ジム、水泳などさまざまな運動がありますが、やはり、一番手軽にできるのはウォーキングです。
歩くというのは、大変多くの筋肉を使い効率も良い運動方法です。

運動不足が続くと、肥満や便秘、生活習慣病、ストレスを感じやすくなったりするなど身体への不調を与えてしまいます。
これらの予防、健康の維持、増進のために運動は効果的です。



ウォーキングの効果が得られるのは、運動を始めてから20分を経過してからだといわれています。20分ウォーキングを続けた後に、脂肪燃焼が始まるからです。
ダイエットを目的としている方は、短時間で済ませてしまっては効果が得られません。しかし、運動が義務になるとストレスを感じる原因になりますので、楽しみながら続けられるコースを作るなど工夫するとよいです。

ウォーキングをする時間帯は実は、朝が最適です。太陽光を全身で浴び、体内時計がリセットされてコンディションを整えてくれます。体調維持にも効果的です。
また、ウォーキングで分泌されるセロトニンは、朝の太陽光を浴びると活性化して精神面の安定ももたらしてくれます。

1日に1万歩を目指すと、2週間で1kg脂肪減少が実現できるとされています。最初から1万歩を目標にせず、1日の歩数をまずは1000歩多く歩くようにしてみましょう。
少しずつ増やしていくことで、無理なくウォーキングを続けられます。

ウォーキング開始後1〜2か月はあまり変化がみられないかもしれません。3か月目くらいから効果が表れてきます。始めたばかりは効果が出にくいため、続けても意味がないように思うかもしれませんが、3か月以上続けるようにして下さい。

正しいウォーキング方法を知っておくと、高い効果が得られます。ぜひ参考にしてみてください。
それでは、またよい1日を。 山内




2017年9月4日月曜日

胃カメラ予約状況

胃カメラ予約状況

○人間ドック(個人・健康保険組合)

   3月10日以降 空きあり


○協会健保生活習慣病予防健診

 今年度予定枠終了

 キャンセル空きなし


 ご不便をおかけいたします。


 サッカーワールドカップは無事予選を突破。

 テレビで観戦された方も多くいらっしゃると思います。

 明るい話題が続くといいですね。

 ではまた来週。

2017年9月1日金曜日

人間ドック学会報告!

皆さん、こんにちは。
保健師 近藤です。
今日から9月がスタートです。8月もあっという間でした。
今日の午前中は、とても気持ちの良い風が吹いており気持ちよかったです。
セミもいつの間にか鳴いておらず、夏も終わりだなと感じました。

今日は、先週の24、25日と第58回人間ドック学会学術大会に行ってきたので、簡単にその様子を報告したいと思います。
去年は長野県だったのですが、今年は埼玉県・大宮での開催でした。
大宮駅近くの大宮ソニックシティ(隣のパレスホテル大宮)で行われました。
会場はかなり広く、様々な階で色々と同時進行で行われるので、1日目はずっと迷いながらスタッフの方に聞きながら回ってました。



今回のドック学会で、私が1番興味がわいたのは、国立がん研究センター研究所 落谷孝広(おちやたかひろ)主任分野長の講演でした。
「がん」に関する話だったのですが、私が説明するのは難しい所もあるのですが、少し説明します。
この落谷先生が研究しているのは、がん細胞が分泌するマイクロRNA(リボ核酸)に着目し、大腸がんや乳がんなど13種類のがんにそれぞれ特徴的なマイクロRNAを組み合わせ、がんの超早期発見につなげることを研究しています。
このマイクロRNAはマウスに比べると人間のほうが数も多く複雑なため、人間は「がん」になりやすいといえるそうです。なので、マウスはがんができにくいそうです。

そして、マイクロRNAを守っているのが「エクソソーム」と呼ぶのですが、この「エクソソーム」は、微少なカプセル状の粒で、直径は100ナノメートル前後。電子顕微鏡を使ってようやく見えるサイズです。カプセルの中にはたんぱく質や核酸の一種であるリボ核酸(RNA)が入っています。

エクソソームを考えるうえで最も大切なのはカプセルの中身だ。特にマイクロRNAはがんの転移を考える際の鍵となる。正常な細胞に入り込み「死のメッセージ」を送り、受け取った正常細胞をアポトーシス(細胞死)させてしまうのだ。
マイクロRNAを内包するエクソソームを媒介として、がんが増悪や転移を引き起こすことが分かってきた。 


がん診断マーカーとしてのマイクロRNAの特徴には「腫瘍が小さいうちから、がん細胞の特徴を反映する」(土屋氏)ことがあるという。例えば大腸がんでは、CA19-9やCEAのような現行の腫瘍マーカーでは、I期(ステージ1)のような早期段階では異常を検出しにくい。病期が進むほど検出率が高くなるのが、一般的なマーカーの性質だ。
腫瘍マーカーよりもマイクロRNAの方が早くがんを見つけることができるそうです。 

詳しく知りたい方は、下記を参考に↓↓↓




今後、この研究がもっと進んでくると、がんを早期発見でみつけることができ、治療も早い段階で受けることとができます。また、国の医療費も大幅に削減ができるといっていました。
この研究が実現化すると、「がん」で亡くなる方はかなり少なくなると思います。「がん」治療に関しての明るい未来を感じました。

あと、他にもNASH(非アルコール性脂肪肝炎)や乳がんのマニュアルも変わることなどもお話がありました。NASHに関しては以前のブログに書いてるので、良かったら見てみて下さい。(2016.10.28)

そして、『受診勧奨』に関しての演題も印象に残りました。
健診結果で要精密検査の方に受診を受けてもらうために手紙や電話で『受診勧奨』を行うのですが、他の病院などの保健師や看護師が抱えていることは同じなんだなと感じ、とても嬉しかったです。それと同時に私も、受けてもらえるようにもう少し頑張らないといけないなと思いましたので、もしかすると手紙やお電話をすることがあるかも知れませんので、その時はよろしくお願いします。


ちなみに今回のランチョンセミナーのお弁当です。
2日とも同じ会場だったので、お弁当の感じは同じでした。残念でした。
味はおいしかったです。



では、皆さん良い週末をお過ごし下さい。
次回まで、See you again!!