台風も近づいていますね。雨が続くと本当に嫌になりますね。わたしは雨があまり好きではなく、特に降ったりやんだりという中途半端なのは嫌ですね。でも、台風は謎のテンションが上がります・・・謎のわくわく感。私だけでしょうか??
そして、名乗るのが遅くなりました、保健師近藤です。
今回のテーマを何にしようかなと思い、健診を受診された方がご覧になられているブログだと思いますので(そうでない方も)、参考にして頂けたらなと思い、
今回から健診でよく行われている検査の内容・意味や結果に書かれている所見内容について少しずつですが、お話しさせてもらおうと思います。
私の独断と偏見で、今回は『胸部X線検査』についてお話します!!!
健診を受診されるほとんどの方が受けられる胸部X線検査。
この検査でわかることは、胸部にエックス線を照射して、肺や心臓、大動脈に異常な影が無いかを調べる検査です。異常な影があった場合は、広がり具合や部位、濃度、境界などを調べます。また、心臓の大きさ、位置、形などもわかります。
↑↑ 上の写真が皆様もよくみたことがあるレントゲン写真ですね。
下の図が上の写真を簡単なイラストにしたものです。 下の図には描かれてないのですが、真ん中の白く映っているのが心臓になります。↓↓
この検査での判定は異常陰影の有無になります。簡単に言えば、異常陰影がなければ問題ないということです。
もし異常陰影があった場合、疑われる病気としては、
呼吸器の場合;肺結核、肺炎、肺がん、肺気腫、肺線維症など
循環器の場合;心臓肥大(心肥大)、心不全、大動脈硬化症など です。
しかし、レントゲン検査だけで、はっきりとしたことはわかりませんので、『5・要精密検査』と判定されている場合は、胸部CTを行い、詳しい検査を行っていくようになります。
なので、今後も経過を見ていく必要があるのか、ないのかその部分を明確にする為にも、要精密検査となっている方は、お電話いただけるとありがたいです。(半ば、受診勧奨みたいになりましたが)
この他の主な所見では、
陳旧性陰影:過去にかかった肺炎や結核などの炎症の痕です。(この所見をかかれている方は多いですね)
石灰化陰影:過去の肺炎の炎症などが、治った場所にカルシウム(石灰)が沈着した状態。
胸膜肥厚:過去の肺の炎症などが治ったときに、肺を覆っている膜が厚くなった状態です。
肺のう胞(ブラ):肺の中に袋状の「のう胞」ができている状態です。大きさによっては破裂して自然気胸を起こすこともあるため、経過観察が必要な場合もあります。
肺の小結節:非常に小さな何かの固まりです。何かを調べるためにも、詳しい検査が必要になります。
肺のスリガラス様陰影:肺に炎症がある場合などにみられます。悪性のものと区別するためにも詳しい検査が必要です。
あまり内容は無い上に、長くなりましたがここまで読んでくださりありがとうございます。
こんな感じで、検査などについやっていこうかなと思います。
いつぞやの夕日。 きれいな時に撮りたかったんですが、いい時を逃した写真。 |
晴れた日 |
では、皆さんむし暑い日が続きますが体調には気をつけてお過ごし下さい。熱中症にはご用心です!!see you again !!