2015年7月2日木曜日

夏の食中毒!!

皆さん、こんにちは。 保健師 山内です。

今日は、梅雨の時期から夏に多い食中毒についてお話させて頂きます。

細菌による食中毒の代表格は、近年、発生件数や重症例が多いことで知られる「カンピロバクター」や「腸管出血性大腸菌(O157など)」によるものです。
食中毒を招く細菌が増殖しても、食べ物の見た目や味は変わらず、匂いもしません。そのため、食事の準備をするときには、細菌を 「つけない」 「増やさない」 、加熱等で 「やっつける」 を心がけ、食中毒を防ぎましょう。



~食品をより安全にするための5つの鍵~

 ■ 清潔に保つ

 ■ 生の食品と加熱済み食品とを分ける

 ■ よく加熱する

 ■ 安全な温度に保つ

 ■ 安全な水と原材料を使用する


*清潔に保つ
手にはさまざまな雑菌がついていますので、料理前などには必ず手を洗いましょう。
正しい手洗い、まな板・包丁など調理器具の洗浄・消毒で、細菌やウイルスなど微生物を食品に「つけない」ようにしましょう。

*よく加熱する
加熱が必要な食品はよく加熱しましょう。
調理済み食品もよく再加熱をしましょう。
一般的には食品の中心まで75度の熱が伝わった状態で1分間以上の加熱で殺菌されます。
外でバーベキューなどをするときは、注意しましょう。

*安全な温度に保つ
調理済み食品を室温に二時間以上放置しないようにしましょう。
高温多湿な環境で細菌は増殖します。10度以下では増殖がゆっくりになり、-15度以下では増殖が停止します。
食品は購入後、できるだけ早く冷蔵庫に入れましょう。そして、早めに食べることが大切です。



*食中毒かもしれないと思ったら
下痢や嘔吐をしたら、水分が摂れる場合は、しっかり水分を摂りましょう。
下痢止めなどの薬を飲むと、細菌が体内から出ていかないため、症状が重症化する事がありますので自己判断で薬を飲まないほうがよいです。まずは病院を受診しましょう。



厚生労働省 食中毒情報


リンクご活用下さい


先日、私は料理を作った後、うっかりしておりました。冷蔵庫に保存せず長時間放置したままにしていました。
気付いたときにはすでに遅し・・・。痛んでおりました・・・。

皆さんも食中毒にかからないように気をつけてくださいね。

それでは、また、よい1日を。  山内