2015年7月24日金曜日

胃の検査、大切ですね


皆さん、こんにちは。
保健師 近藤です。

最近、朝の通勤時によく見かける中学生や高校生の姿が見えないな~と思ったら、夏休みだったということに気付きました。
『夏休み』・・・懐かしい響き、そして羨ましい響き・・・

そういえば宿題は最後の日までしていました・・・怒られながら、、泣いてはいませんが、まる子(ちびまる子ちゃん)と一緒です。似たようなものです。決してたまちゃんにはなれませんでした。





今日は、このブログの月曜日に胃カメラの空き状況などをお知らせしているのですが(胃カメラは人気でなかなか空きがありませんが)、 胃カメラと胃バリウム何が違うんですか などもよく質問もされるので、今回はその違いなどについてお話ししようと思います。

胃カメラと胃バリウム検査




簡単に言うと上記のような違いがあります。
検査の精密さでは、カメラで直接中から見るので明らかに胃カメラの方が優れています。また、病変部の組織を採取(生検)し、良性と悪性の診断つけることが出来るので、症状の現れにくいがんの早期発見に役立つという利点がカメラにはあります。


一方バリウムはやっぱ駄目なの?となりますが、胃全体を見ることができるので、スキルス性胃がん※ を見つけるなどには利点があります。胃バリウムでも、胃炎の状態やポリープの有無、粘膜があれているなどわかりますので、そのような異常所見が見つかった場合は【5 要精密検査】になりますので、安心して頂けたらと思います。
医師はちゃんと見てくれています!!ご安心を!!
要精査になった場合はきちんと胃カメラ検査を受ける必要があります。



※スキルス性胃がん;胃粘膜面の変化をほとんどおこさず、胃壁の中を広く浸潤していく。粘膜は変化があまり無いので、症状もほとんどないため、発見されにくく、進行しやすいといわれており、悪性度の高いガンになります。胃がんの1割。30代、40代の女性に最も多くみられる。



ちなみに
最近yahooニュースにこんなことが載っていました!!


「胃カメラは胃壁表面の粘膜の状態は細かく把握できる。ポリープがあれば、組織を採取して、悪性か良性かの判断も行える。しかし胃全体の形や動きまでは分かりません。また人が見るものですから、熟練医師ですら、病変を見落とす可能性もある。食道と胃の接合部分の陰など死角になっている場所がありますから。それと比べて、バリウムのX線検査は、胃全体の形と動きが分かり、ポリープ型の腫瘍を見逃さない」

「バリウム検査はスキルス胃がんの発見に向いている。なぜなら、X線撮影の際には患者さんに炭酸ガスを飲んでもらって胃を膨らませるのですが、スキルスに侵された胃は硬くなるので、膨らませることができないからです。この胃全体の異変によって、スキルス胃がんであることが分かる。ですから、2つの検査は両方とも必要。実際、遺伝を怖れ、熱心に胃がん検診を受けていたのに、それが毎回、胃カメラだったため、スキルス胃がんの発見が手遅れになった事例も出ている」


詳しくは
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150613-00010002-shincho-life&p=1 をアクセス!!


長くなりましたが、
胃の検査は胃カメラ、胃バリウム検査とメリット・デメリットはありますが、胃カメラではないといけないということもありませんので、ご検討をよろしくお願いします。

年1回胃カメラ検査を受けたほうがいいといわれた方は、胃カメラは続けて受けて頂けたらと思います。


最後に
夏が来たということで、

https://youtu.be/EN9YJQQHQPQ

ただの懐メロですね♪♪


ちょっとまるちゃんの画像が可愛いかったので追加で2枚ほど載せてみました。


皆さん良い週末をお過ごしください。
では、次回までsee you again !!!!