2015年11月13日金曜日

糖尿病週間

こんにちは。保健師の山内です。

2015年11月9日~15日は、全国糖尿病週間となっています。

『ライフステージにあわせた糖尿病治療』をテーマに実施されています。

当院でも月曜日の15時から糖尿病教室を開催しています。
興味のある方は、ご参加ください。




今回は、糖尿病についてお話します。

<糖尿病とは>

食事で糖質をとると、胃や腸で消化されてブドウ糖となり、血液中に取り込まれます。血液中のブドウ糖は、血液により全身の細胞に運ばれて、エネルギー源として使われます。
この血液中のブドウ糖が増えすぎた状態が高血糖です。

高血糖の状態が続くと、血糖のコントロールをするインスリンというホルモンが働かなくなったり、インスリンの量が減ったりして、常に血糖値が高い状態になると『糖尿病』です。

空腹時の血糖値 ・・・ 126mg/dl以上 ⇒ 病院受診をしましょう。
              
            100mg/dl以上 ⇒ 生活習慣の改善をしましょう。

ヘモグロビンA1c ・・・ 6.5%以上(NGSP) ⇒ 病院受診をしましょう。

              5.6%以上(NGSP) ⇒ 生活習慣の改善をしましょう。



<高血糖になってしまう原因>

食べすぎ、飲みすぎ、運動不足、肥満などがあげられます。

生活の中で思い当たることがありませんか?

<糖尿病のコントロールが悪いと合併症の危険>

糖尿病を発症すると、少しずつ血管や神経を傷つけていき、動脈硬化が進行します。
自覚症状がないため、放置してしまう方もいらっしゃるのですが、生活改善や治療をせずにいると、自覚症状が出る頃に深刻な合併症を起こしてしまっていることもあります。


<食習慣の改善のポイント>

○腹八分目を心がけましょう。

○1日3食、規則正しく食べましょう。

○食物繊維を多く含む食品(野菜、海藻類、きのこ類など)を積極的に摂りましょう。

○バター、マーガリンやドレッシング、揚げものや油炒めなどはカロリーが高いので、カロリーの高い食事を摂り過ぎないように注意しましょう。

○塩分や脂肪分を控えめにしましょう。

○食事は、ゆっくりよくかんで食べましょう。

○外食はできるだけ控えたほうがよいですが、外食をするときは、和食や和風の定食をとる機会を多めにしましょう。

○お酒は控えめにしましょう。




<運動週間の改善のポイント>

○ウォーキングなどの有酸素運動が効果的です。運動は、1日20~30分を目安に取り組みましょう。

○無理のない運動を、できれば毎日、定期的に続けることが大切です。

○運動が難しい場合は、掃除や洗濯などの家事も立派な運動です。生活の中で活動量を増やしましょう。

血糖値やヘモグロビンA1cが高ければ、生活習慣の見直しや病院受診が必要です。皆さんも、健診結果、生活習慣を振り返るきっかけにして頂ければと思います。



先日、子供のしちごさんのお参りに行ってきました。
家族の健康を祈り、元気に生活できることはありがたいことですね。感謝した時間を過ごせました。



それでは、また、よい1日を。 山内