2021年1月15日金曜日

冬の効果的な重ね着

 皆さん、こんにちは。

保健師 近藤です。

この2,3日は暖かい日が続いています。また、週末からは強い寒気がみられ気温が下がり、寒くなるみたいなので体調には気をつけないといけませんね。暖かい格好をして下さいとよく言うのですが、暖かい格好のコツは何なのか?私は、最近の寒さに服を重ね着しすぎています。肩もこります。

もう少し、効果的な服の着方について知りたいと思い、今日は寒い時期に効果的な重ね着について説明していきます。

☆重ね着で「空気の層」を作る!!

重ね着をして暖かいのは、服の繊維と繊維の間の空気が体温で温められて暖かいと感じます。重ね着はこの空気の層をたくさん作ってくれるのです。衣服を2枚重ねた時と3枚重ねた時を見てみると、衣服の中の温度が1度以上高くなりました。

重ね着は下に着るものより、上に着るものを少しゆとりのあるものにするのが、空気の層を作るポイントです。ただし、必要以上に重ねると空気の層はつぶれてしまうので、2~4枚が適当です。 また、素材はウールやダウンなどが空気を多く含むため、保湿性に富んでいます。

まずは下着。汗や汚れを吸収してくれます。2枚目は、シャツやブラウス。3枚目がセーターやカーディガン。空気の層をたっぷり含むものを選びましょう。一番外側に着る服は、冷たい風から体を守るために、目の詰まったものがいいでしょう。

☆下着を必ず着よう!

せっかく重ね着をしているのに、下着(インナー)を着ない人がいます。

下着を着ないと、体と服の間に対流が起こりやすく、熱を保つ効果が減ります。また、下着は、体からの熱を逃がさないようにするばかりでなく、皮脂や垢などを吸い取り皮膚を清潔に保つ、服の中の湿気を調節するという効果もあるので、必ず着るようにしましょう。

ちなみに、ヒートテックなどの吸湿発熱の原理で温かさを感じることができる下着を着るときには、水蒸気や汗が必要ですので素肌の上に直接着用するのが効果的です綿100%の下着の上から着てしまうと、下着の本来の発熱効果を十分に期待できません。

保温下着の重ね着は有効なのか?

保温下着の上に重ね着をすることは有効です。その際の注意点としては、保温下着の上に空気層を作ることです。保温下着2枚を重ね着してもある程度の効果はありますが、保温下着よりも少し厚みのある起毛性の素材であれば空気層がさらに厚くなるためより効果的といわれています。また、せっかく暖かい空気層を下着とその上に着る素材で作っても、冷たい外気が侵入してしまってはあっという間に温度が下がってしまいます。そのため、一番外側に着用するコートなどは風を通さないナイロン素材のものを選ぶと温かさを逃がしません。

☆防寒アイテムで、3つの首を温めよう!

「首」「手首」「足首」は体表近くに太い血管が通っており、外気の影響を受けやすい場所です。そのため、ここを冷やさないようにすることが、防寒のポイントになります!!


連日のコロナ感染者更新のニュースが続いており、愛媛県の感染状況もあまり落ち着いてないため、感染予防には気をつけないといけないですね。

手洗い・うがい、手指消毒、マスク使用などをきちんと行いながら週末をお過ごし下さい。

では、良い週末をお過ごし下さい。