保健師 近藤です。
最近は、コロナウイルスによる新型肺炎に関しての報道が連日されています。今日もお昼のニュースで1万人が発症し、死亡者数は200人といっていました。日に日に増えてきており、日本国内でも発症してる方も増えてきています。
コロナウイルスの感染経路は、現在調査中ですが、患者と濃厚に接触することによる飛沫感染、ウイルスに汚染された環境にふれることによる接触感染が考えられています。ヒトからヒトへの感染は認められるものの、感染の程度は明らかではありません。
潜伏期間は現在のところ不明ですが、他のコロナウイルスの状況などから、最大14日程度と考えられています。
症状は、発熱やせき、呼吸困難などの症状が出るが、鼻水、くしゃみ、咽頭炎などの上気道の症状、下痢などの消化器症状は、報告が少ないそうです。
発症してから7日程度からむしろ悪化する傾向があるそうです。
有効な抗ウイルス薬等の特異的な治療法はなく、対症療法を行います。
予防方法は、一般的な衛生対策として、咳エチケットや手洗いなどを行ってください。
<流水による手洗いの手順>
1、石けんをつけ、手のひらをよくこする。
2、手の甲を伸ばすようにこする。
3、指先・爪の間を念入りにこする。
4、指の間を洗う。
5、指先と手のひらをねじり洗いする。
6、手首も忘れずに洗う。
【手洗い前の注意点】
・爪を短く切る
・時計や指輪をはずす
【汚れが残りやすいところ】
・指先や爪の間 ・指の間・親指の周り・手首・手のしわ
【咳エチケット】周囲への飛散や付着防止
当然ではありますが、大きく口を開けて「ゴホッゴホッ」と咳をすると、しぶきを撒き散らしているのでもちろんNG。また、咳やくしゃみを手でおさえるのもNG。咳やくしゃみを手でおさえると、その手にウイルスが付着し、ドアノブなどを介して他の人に感染させるおそれがあるからです。
1、マスクを着用する
鼻から顎までを覆い、隙間がないように装着するのがポイントです。
2、マスクがないときはティッシュやハンカチで口・鼻を覆う
ティッシュはすぐゴミ箱に捨て、ハンカチはなるべく早く洗うようにしてください。
3、とっさのときは袖で口・鼻を覆う
ティッシュやハンカチが間に合わない時は、手で覆いがちですが、袖や上着の内側を
使って口・鼻を覆う方が効果的です。
また、十分な栄養と休養、人込みを避けるなども有効です。発熱や咳などの症状がある人との不必要な接触は避けましょう。接触をした場合は、十分な手洗いをしましょう。野生動物や、動物の死体に触れないようにしましょう。
基本は、自分の免疫力を高めておくことが一番で、手洗い・マスクなどの予防をきちんと行うことが大切です。
インフルエンザも猛威をふるっており、寒い日もあったり体調を崩しやすい時期です。
休めるときには身体を休め、しっかりご飯を食べ、早く寝るようにしましょう。
では、良い週末をお過ごし下さい。