2020年1月8日水曜日

冬でも脱水に注意

こんにちは。

本年もどうぞ宜しくお願い致します。

今年は東京オリンピックもあり明るい一年になりますようお祈り申し上げます。

また、引き続き皆様の健康づくり支援活動に取り組んでまいりますので宜しくお願い致します。

今回は冬でもおこる脱水症についてです。

原因はわからないけど、なんとなく頭が痛いなどの体調不良は脱水による影響かもしれません。

冬場は汗をかくこともなくなり、のどもあまり渇かないため水分補給をしていないと脱水症状が現れます。

この時期は、乾燥もしており、体液は汗や尿のほか皮膚からの水分蒸発によっても外に出ていきます。
湿度が低く、乾燥する季節はこの水分蒸発が進むため、より体液が失われやすい傾向にあります。

しらないうちに体液が失われて、自覚のないまま脱水状態におちいることをかくれ脱水といいます。

かくれ脱水を放置していると、脱水症へと進行するリスクが高まります。
 脱水症の初期段階では、主に次のような症状が表れます。
1.頭痛
2.集中力の低下
3.日中の強い眠気
4.食欲不振
5.腹部の不快感
6.胃もたれ
7.体に力が入りにくい
8.筋肉痛
9.足がつる

1~3は脳、4~6は消化器、7~9は筋肉で生じる症状です。
脳、消化器、筋肉をそれぞれきちんと機能させるためには常に体液を循環させることが欠かせません。
逆にいうと体液が不足すると、この3カ所に真っ先に不調が表れやすくなるのです。

脱水とはなかなか結びつきにくいかもしれませんが、原因が分からないまま不調が続くようなら水分不足を疑い、すぐに対策を取りましょう。

 基本は経口補水液で水分を補給することですが、飲食ができない状態だったり、症状が重い場合には速やかに医療機関を受診してください。

かくれ脱水を見逃さないために、
〇のどが渇く
〇体重が短期間で減っている
〇尿の色が濃くなっている
〇風邪など病気でないのに37℃前後の微熱がある
〇皮膚が乾燥し、つやがない。皮膚がぽろぽろ落ちる
〇口の中が粘つく。つばが少ない。
〇便秘になった。以前よりひどくなっている。
〇皮膚のはりがなくなり、手の甲をつまみ上げて離した後、あとが3秒以上残る。
〇足のすねがむくみ、靴下のゴムのあとが10分以上残る。

などの症状がある場合は、脱水対策が必要です。



かくれ脱水を防ぐ基本は、こまめな水分補給です。
必要な量には個人差がありますが、1日1.5リットル程度を目安に2~3時間おきに水分をとる習慣をつけましょう。

高齢者の場合は特に、気温や体調の変化、喉の渇きなどを感じにくいことから、慢性的に水分が不足しがちです。
服薬と同じように1日の中で時間を決めて、意識的に水分を摂取することを心がけましょう。

必ず行ってほしいのは、体液が失われてしまう朝起きたときと入浴後、飲酒後はにコップ1杯以上の水を飲むようにしましょう。

血液中の水分が不足すると血液が濃くなり、血栓ができやすくなります。
そうなると脳梗塞や心筋梗塞などのリスクが高まるので注意が必要です。

水分補給と同時に、乾燥から身を守り、水分の蒸発を防ぐということも今の時期は大切です。室内では加湿器を使用したり、洗濯物などを室内に干したり、乾燥対策も併せて行うと効果的です。

夏の暑い時期だけでなく、冬場も意識して水分をとるようにしましょう。

それでは、また良い1日を。山内