2016年6月27日月曜日

目は口ほどに物を言う

胃カメラ予約状況

○人間ドック(個人・健康保険組合)

 1月初旬~  予約可能

 キャンセル空きなし

○協会健保生活習慣病健診

 3月末  予約可能

 キャンセル空きなし

   
※特に協会健保さんの予約が大変混み合っております。ご迷惑をおかけします。




みなさん、こんにちは。保健師 竹田です。


今日は、眼底検査についてお話ししたいと思います。

今までにドックで受けたことがある方もいると思いますが、何を調べているかご存知ですか?

眼底検査とは


瞳孔の奥にある眼底を、眼底カメラや眼底鏡という器具を用い、レンズを通して観察し、眼底の血管、網膜、視神経を調べる検査です。網膜剥離や眼底出血、緑内障などの目の病気を調べるときに行ないます。




なかでも、緑内障が疑われる人の発見に重要な検査です。

眼底の血管は人間の体の中で唯一直接血管を観察できる部位のため、動脈硬化、高血圧、糖尿病などでおこる全身の血管の変化がここに現れます。眼底の血管に異常が起きていれば、眼底以外の血管も同じように影響が現れている可能性が高いと考えられます。

「視神経乳頭」は脳とつながっている視神経の端末です。脳の病気(脳圧亢進など)や目の病気(緑内障など)で変化が現れます。



眼底検査でみられる主な病変


視神経乳頭陥凹

視神経乳頭は眼圧の影響を受けやすく、ここの凹みが大きくなっているもの。
この所見がみられる場合は眼圧が正常でも緑内障が疑われます。

眼底出血

網膜の血管から出血がおこるもの。原因は糖尿病や高血圧などがあります。

網膜はく離

網膜は10層からなってるが、一番外側の網膜色素上皮と9層の神経網膜との間に水がたまってはがれるもの。

高血圧性変化・動脈硬化性変化

高血圧や動脈硬化があると、網膜の動脈の太さが変化し、出血や白斑、浮腫などがおこる。



現在、40歳以上の日本人には、20人に1人の割合で緑内障の患者さんがいるといわれています。また緑内障の有病率は、年齢とともに増加していくことが知られており、少子高齢化に伴って今後ますます患者さんの数は増えていくことが予想されます。

しかも、緑内障があるのにもかかわらず、これに気づかずに過ごしている人が大勢いることも判明しました。最近の緑内障の診断と治療の進歩は目覚しく、以前のような「緑内障=失明」という概念は古くなりつつあります。一般に、早期発見・早期治療によって失明という危険性を少しでも減らすことができる病気の一つであることは間違いありません。

眼底検査は、痛みもなく数分で終わる検査です。
ドックや健診の機会に眼底検査を受け、検査の結果、受診が必要とされた場合は眼科を受診しましょう。


この休日に新宮のあじさいまつりに行ってきました。




広大な山の敷地に色とりどり2万株のあじさいが植えられているそうです。
山の斜面にモノレールがあり、下りに乗りました。


かなりの勾配で、ヒヤヒヤしました。子どもは平気そうでしたが。


モノレールからみたあじさいもきれいでした。

お天気にも恵まれ、あじさいが終わる前に見に行くことができて良かったです。
リフレッシュしたら、また1週間がんばらなければですね。

今日も一生健命   竹田