2016年6月17日金曜日

雨ニモマケズ


風ニモマケズ

雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ

丈夫ナカラダヲモチ

慾ハナク・・・

欲がいっぱいあります 保健師 近藤です。

昨日雨の様子を見ていると何となく思い出しました。


決シテ瞋ラズ
イツモシヅカニワラッテヰル
一日ニ玄米四合ト
味噌ト少シノ野菜ヲタベ
アラユルコトヲ
ジブンヲカンジョウニ入レズニ
ヨクミキキシワカリ
ソシテワスレズ・・・


宮沢賢治は凄い詩を書いてますよね・・・

学校で習っているときは特に思いませんでしたが、
今更ながらこの詩の凄さを感じます。
こんな人間になれるように日々精進したいものです。



それはさておき

今回は、最近よく聞く逆流性食道炎についてお話します。


逆流性食道炎とは、胃の中で胃液と混ざり合った食べ物や胃液そのものが食道に逆流する病気です。
胃液は強い酸性のため、食道に逆流すると、食道の粘膜を刺激して食道の粘膜がただれたり、潰瘍ができたりします。



逆流性食道炎が起こる主な原因としては、食道と胃のつなぎめにあたる下部食道括約筋(かぶしょくどうかつやくきん)の筋力の低下があげられます。
通常は、下部食道括約筋が胃液の逆流を防いでいるのですが、この筋肉が加齢などによってゆるむと、胃の中のものが簡単に食道に戻ってきてしまうのです。そのため、これまでは高齢者の病気と考えられていましたが、最近では若い人にも増えています。
また、一度にたくさん食べ過ぎたり、脂肪分・タンパク質の多いものを摂り過ぎたりしていると、下部食道括約筋がゆるんだり、胃酸の分泌量が増えたりして逆流性食道炎が起きやすくなります。
肥満でお腹まわりに脂肪がたくさんついていたり、姿勢が悪かったり、ベルトなどで腹部を締めつけ過ぎていたりすると、腹部が圧迫されて胃が外から押された状態になり、胃液の逆流が起きやすくなります。


症状としては

胸焼け

呑酸:のどの辺りや口の中が酸っぱい、胃の中身が逆流する感じがするすっぱいものが上がってくる

胃もたれ(重苦しい)

お腹が張り

胸の痛み

:食道を通る神経が刺激され咳が出ると考えられています

頻繁にげっぷがでる

のどの違和感(イガイガ感、ヒリヒリなど)


生活の中で心がけること


1.胃液の逆流を起こしやすい食べ物を減らす

脂肪分やタンパク質の多い食事をとりすぎないようにすることが大切です。他に、胃酸を増やしたり胸やけの症状を悪くしたりすることのあるチョコレート・ケーキなどの甘いもの、唐辛子・コショウなどの香辛料、みかんやレモンなどの酸味の強い果物、消化の悪い食べ物などはとる量を減らしましょう。
油をオリーブオイルに変えることも、逆流性食道炎の予防や緩和につながります。オリーブオイルを使った料理を食べた後は、胸焼けなどの症状がほとんど出てきません。油脂が下部食道括約筋に及ぼす影響を調べた調査では、オリーブオイルは下部食道括約筋をほとんどゆるめないという結果が出ています。これは、オリーブオイルが消化に負担をかけないためと考えられます。また、オリーブオイルには便秘を改善する効果もあります。

2.一度に食べ過ぎないように

3.アルコール、コーヒー、緑茶を減らしましょう

アルコールは、胃酸の分泌を増やすと同時に、食道下部括約筋をゆるめることが分かっています。アルコールはできるだけ控えましょう。またコーヒーや緑茶などに含まれるカフェインも、胃酸の分泌を増やします。

3.肥満を解消しましょう

4.姿勢に注意しましょう

姿勢と逆流性食道炎は深く関係しています。日中は前かがみの姿勢を避けましょう。寝る時は、少し上半身を高くして寝ると、逆流が起こりにくくなります。
食後3時間くらいは、胃の内容物の逆流が起こりやすいといわれています。食後すぐに横になったり、寝る前に食事をとることは避けましょう。

5.おなかを締めつけないようにしましょう

ベルト、コルセット、ガードル、着物の帯など、おなかを締めつけるものは、身につけないようにしましょう。



最後に、胃腸の健康度チェックを!!

私もしてみましたが、胃は健康で、腸の調子が悪い。当たっていました。

興味のある方は、

こちらをクリック⇒http://www.meron-net.jp/system/health_check.php?id=17
                   

では、皆さん
胃腸は大切にし、今週も乗り切りましょう。

次回までSee you again!!