2016年3月25日金曜日

つらい肩こり

こんにちは、保健師の山内です。

悩んでいる方が多い肩こりについてお話します。



肩こりの原因は、一般的な肩こりの原因である筋肉の疲労によるものから、病気が原因でひき起こされるものまで、肩こりの原因は様々なものがあります。

肩こりの原因の中で、一番多くみられるのは「筋肉の疲労」によるものです。
デスクワーク等による「長時間での同じ姿勢」、これに伴う「不良姿勢」「机と椅子のアンバランス」「不良姿勢による長距離運転」など、“全身を使わず、同じ筋肉のみ使いつづける”結果、筋肉が疲労をおこし、肩こりの原因として多くあらわれます。

「肩こり」は、主に首を支えている筋肉に出る症状です。
「コリ」は筋肉への血行が悪くなることで、酸素や栄養が不足し、老廃物が蓄積されることでおこります。これを繰り返すごとに、筋肉は少しずつ硬い筋肉に変わっていきます。このサイクルを断ち切ることが大事です。  

<肩こりの予防対策>
1日の作業時間は、他の作業を組み込んだりして、1日の連続作業時間が短くなるようにしましょう。
また、作業の継続は60分以内とし、60分を経過した時点で10~15分の休止時間をとるようにしましょう。
1時間に「1回はお茶を入れる」「トイレに立つ」「背伸びや体操をする」など気分転換をして、連続作業時間を短くしましょう。45分を経過するとミスが増加し、効率も下がります。そして、腰痛や肩こりを防止するためには、同じ姿勢を長く続けないことが大切です。



パソコンのようなディスプレーに向かっての作業は上イラストのように行うようにしましょう。 
眼と画面との距離は40~60cm位が適当です。
画面の上端が目の位置と同じか少し下になるように調整しましょう。
腕は机・椅子の肘掛けにあずけて、背もたれに背を十分当て、椅子に深く腰かけましょう。


ヒジでぐるぐる!「肩回し体操」
①右ひじを曲げ、右手を右肩に着けます。
②右肩から右手が離れないように意識したまま、右ひじでできるだけ大きな円を描きます。すると自然と右肩が回ります。それと同時に肩甲骨も動かすことが出来るため、肩甲骨周囲の筋肉への血行が改善されていきます。
③数回ヒジを回したら、左側も行ってみましょう。
注意:肩の関節に問題があると、痛みが生じたり、手が肩に着かなかったりすることも考えられます。その場合は、無理をしないようにして下さい。

肩こりは、ストレスによる精神的疲労の原因となりやすいといえます。これらの疲労を軽減するために、適切な作業姿勢をとるようにしましょう。 


最近、暖かくなってきましたね。いろいろなお花が咲いているのを見かけます。
家にも少しお庭があるのですが、春になり今年も雪柳が咲いてくれました。うれしいものです。


それでは、またよい1日を。山内