2016年3月11日金曜日

日頃の備えが大切

こんにちは、保健師の山内です。

今日は、東日本大震災から5年が経過しました。
5年前、恐怖を感じ、被害が少ないことを祈りながら、ただひたすらTVの画像を見ていたことを思い出しました。

地震の多い日本に住んでいる以上は、日頃より災害に対する備えが大切ですね。

災害に備えて物を準備したり、災害訓練を定期的にしたりすることは大切だなと思います。
私は、実際に災害にあったことがないため、どうなるのかイメージだけでしかありませんが、災害訓練などをすることは大事だなと感じます。当院では、今日防災訓練がありました。

<家庭でできること>

・家具が転倒しないよう、上の絵のように、家具は壁に固定しましょう。

・寝室や子ども部屋には、できるだけ家具を置かないようにしましょう。
置く場合も、なるべく背の低い家具にするとともに、倒れた時に出入り口をふさいだりしないよう、
家具の向きや配置を工夫しましょう。

・手の届くところに、懐中電灯やスリッパなどを備えておきましょう。


<食料・飲料などの備蓄>

 電気やガス、水道などのライフラインが止まった場合に備えて、普段から飲料水や非常食などを備蓄しておきましょう。

備蓄の例(人数分用意しましょう) 
・飲料水 3日分(1人1日3リットルが目安)
・非常食 3日分の食料として、ご飯(アルファ米など)、ビスケット、板チョコ、乾パンなど •トイレットペーパー、ティッシュペーパー・マッチ、ろうそく・カセットコンロ など

※ 非常に広い地域に甚大な被害が及ぶ可能性のある南海トラフ巨大地震では、「1週間分以上」の備蓄が望ましいとの指摘もあるようです。

※ 飲料水とは別に、トイレを流したりするための生活用水も必要です。日頃から、水道水を入れたポリタンクを用意する、お風呂の水をいつも張っておく、などの備えをしておきましょう。


<非常用持ち出しバッグの準備>

 自宅が被災したときは、安全な場所に避難し避難生活を送ることになります。
 非常時に持ち出すべきものをあらかじめリュックサックに詰めておき、いつでもすぐに持ち出せるようにしておきましょう。

バッグの内容の例(人数分用意しましょう)
・飲料水 •食料品(カップめん、缶詰、ビスケット、チョコレートなど)
・貴重品(預金通帳、印鑑、現金、健康保険証など)
・救急用品(ばんそうこう、包帯、消毒液、常備薬など)
・ヘルメット、防災ずきん
・マスク 、軍手 、懐中電灯
・衣類 、下着 、毛布、タオル
・携帯ラジオ、予備電池、携帯電話の充電器 
・ウェットティッシュ、洗面用具、携帯トイレ


また、ご家族同士の安否確認方法や集合場所などは決まっていますか?事前に話し合っておくことが大切です。
災害時には、携帯電話の回線がつながりにくくなり、連絡がとれない場合もあります。
その際には、災害用伝言ダイヤル •局番なしの「171」に電話をかけると伝言を録音でき、自分の電話番号を知っている家族などが、伝言を再生できます。
他にも、携帯電話からインターネットサービスを使用して文字情報を登録し、自分の電話番号を知っている家族などが、情報を閲覧できます。こういったサービスを活用しましょう。



日頃より備えよ常にを意識する事が大切です。

それでは、またよい1日を。山内