保健師 近藤です。
だいぶ涼しくなってきましたが、今日は雨の影響もあり、湿度も高くジメジメとしています。動いていると汗がとまりませんでした。
明日から4連休になります。お天気は晴れるみたいなので、良かったです。
今日は、仕事やステイホームで家にいる時間が増えたことにより、スマホやパソコンなどを使う時間が増えてきていると思います。長時間の使用により、目の疲れを感じることが多くなった方もいるかもしれないため、そのことについてお話していきたいと思います。
目の疲れ
私たちは、情報の80~90%を目から得ているといわれ、目を開いているだけでも「もっとよく見よう」目を働かせています。
目が疲れたときはどんな表情になっているのでしょう?
知らないうちに、眉間にシワが寄った不機嫌な表情や、なんだか覇気のない眠そうな表情に見えてしまう、「ご機嫌ナナ目」の状態になっていませんか?
「眼精疲労」は3つの要因が考えられます。
1) 目の不具合:ピントが合わない、ドライアイなど
2) 環境の不適:パソコンを見続ける、暗いところで本を読むなど
3) 心身の悪化:ストレスや過労、睡眠不足など
3つとも軽度であれば症状は重くないのですが、ひとつでも許容範囲を超えてしまったら、バランスが崩れて眼精疲労の原因になります。
疲れ目は、主に「目の使いすぎ」がきっかけになって起こります。次のような症状は、目からの注意信号です。
・目が疲れていると感じる
・目が乾いていると感じる
・目やにが出る
・目がかすむ
・視力が低下してきた
・ものが見えにくくなってきた
・肩がこりやすい
目の健康維持のために…
目を休ませる
モニターを見ながらの作業や読書などを1時間続けたら10分間休憩するなど、こまめに目を休ませる時間を持ちましょう。少しの時間でもまぶたを閉じて光を遮ったり、まばたきをゆっくりと繰り返して目のストレッチを行ったりするのもよいでしょう。
また、睡眠は目の疲労回復に重要です。1日6~7時間は、しっかりと睡眠をとって目の疲れをとりましょう。
目にやさしい食事をとる
バランスのよい食生活を心がけることはもちろん、目の健康維持に必要とされる栄養素を含む食材をしっかりとりましょう。そのような食材には、ポリフェノールの1種であるアントシアニンを豊富に含むブルーベリーなどのベリー類、ルテインを含むほうれん草などの緑黄色野菜、不飽和脂肪酸のDHA(ドコサヘキサエン酸)を豊富に含む青魚やまぐろ、かつおなどがあります。
目の健康維持によいアントシアニンを豊富に含むブルーベリーを使った料理については「季節の健康レシピ」をご覧ください。
眼科検診を受ける
目の健康状態をチェックするために、眼科で定期的に検診を受けましょう。また、目に何らかの異常を感じたときや症状が改善しないときには、早めに眼科を受診してください。
健診では視力検査(被保険者/一般健診)や眼底検査(医師の判断に基づき選択的に実施)を行っています。年1回、必ず健診を受けるようにしましょう。
では、良い連休をお過ごし下さい。
今週もお疲れ様でした。