2019年10月10日木曜日

食べ過ぎ、肥満に注意

こんにちは、山内です。

最近、ようやく秋の季節を感じられるようになりました。

食欲の秋と呼ばれる、この季節。旬の味覚が出回り、つい食べ過ぎてしまいがちで、体重が増えやすい季節でもあります。



肥満度の判定にはBMI(Body Mass Index)が用いられますが、同じBMIでもどこに脂肪がついているかで健康への危険性は大きく異なります。

肥満のタイプは「内臓脂肪型肥満」と「皮下脂肪型肥満」に分けられ、前者の方が生活習慣病を発症するリスクが高くなります。肥満の予防には食生活の見直しと併せて継続的に運動を取り入れることにより更に効果が期待できるようになります。

2012年の「国民健康・栄養調査」では、男性の29.1%、女性の19.4%が肥満(BMI*≧25)で、30年前と比較すると、男性は、20歳以上のどの世代でも肥満の割合が増加しています。

近年、食生活を取り巻く社会環境の変化、すなわち食生活の欧米化や運動不足から肥満の人が急激に増えています。
「肥満」とは体重が多いだけではなく、体脂肪が過剰に蓄積した状態を言います。

過食や運動不足による「肥満」は、がん、脳血管疾患、動脈硬化による心疾患、高血圧、糖尿病など多くの生活習慣病と関連があるため、改善することが大切です。

 毎日を楽しく健康に過ごすためにも、太りすぎには注意して適正な体重の維持を心がけましょう。

肥満の予防には、エネルギー量の摂取(食事)と消費(運動)のバランスを改善することが大切です。

1日に必要なエネルギー(kcal) = 標準体重(kg) × 標準体重1kgあたりに必要なエネルギー

標準体重 = 身長(m) × 身長(m) × 22

活動別・標準体重1kgあたりの1日に必要なエネルギー

軽労働(デスクワークの多い事務員・技術者・管理職など) 25-30kcal
中労働(外歩きの多い営業マン・店員・工員など) 30-35kcal
重労働(農業/漁業従事者・建設作業員など) 35kcal-

効果的に摂取量を減らし、消費量を増やすには、運動は欠かせません。

運動は、消費エネルギーを増やすとともに、体の筋肉量を増やす効果があります。

同じ体重でも筋肉量が多い方が、基礎代謝は高くなり、消費エネルギーも大きくなるため太りにくくなります。

筋肉をつけるには、ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動とともに、筋トレを組み合わせるのが効果的です。

運動器具を使わず、自宅でもすぐに始められるスクワットは、人の身体の中でも筋肉が集まっている下肢全体(太腿の表・裏、お尻やふくらはぎなど)をまんべんなく動かすため、効果的に足腰を鍛えることができます。

テレビを見ながらの軽い腹筋や背筋運動、浅めの屈伸運動のくり返し、ダンベル運動など、いろいろな方法があります。
足や腕に適度の負荷をかけ、筋肉を維持することが目的なので、無理をせずに少しずつ続けましょう。

食事の際に筋肉をつくるたんぱく質、ビタミン類をしっかりとることも大切です。



秋の味覚のさんまや戻りかつお、鮭など旬の魚には、たんぱく質やビタミンDが豊富です。

秋の味覚を堪能しながら、日常でも体を動かして活動的に過ごすことで、筋肉量アップを図りましょう。

それでは、またよい1日を。山内