2019年9月11日水曜日

目の病気

こんにちは、山内です。

涼しくなったかと思えばまた暑い日が続きますね。
体調管理に十分気をつけましょう。



パソコンやスマホ、アレルギーなどによりさまざまな目の症状がでてくることがあります。

また目のさまざまな病気は、ものが見えづらくなったり、変なものが見えたりして自分で気づくものもありますが、まったく気づかずに進行するものもあります。

たとえば「緑内障」は視野が狭くなる病気ですが、進行するまで視力が落ちないので、気づかないケースが多いのです。
しかも、失われた視野は治療しても回復させることはできません。

目のトラブルを防ぐには、日頃から目の状態に意識を向け、定期的に眼科検診を受けることが大切です。


次のような症状があったら、目の病気などを発症している、または、なりかけているかもしれません。チェックしてみましょう。

1 視野のまん中あたりが黒っぽく見えることがある(片目ずつチェック)
2 表やタイルなど、格子状のものがゆがんで見える(片目ずつチェック)
3 人混みで人とぶつかりやすくなった
4 視野の中に何となく見えにくい部分がある(片目ずつチェック)
5 ものがかすんで見える
6 明るいところに出ると、まぶしく感じる
7 目が乾いた感じがする
8 目に重い感じやゴロゴロする感じなど、不快感がある
9 目の前に蚊、糸くず、水泡や輪のようなものが浮かんで舞っているように見える
10 最近、視力が落ちた

気になる症状がある場合は、早めに眼科受診をしましょう。

目の病気について、ご紹介します。

『加齢黄斑変性』
「網膜」は、物を見るために非常に重要な働きをする部分で、カメラでいえばフィルムにたとえらます。
この網膜の中央にある「黄斑(おうはん)」という部分に障害を生じ、視野の中心が暗くなったり、線がゆがんで見えたりする病気です。

加齢黄斑変性には、目の酸化が影響しています。
体内を酸化させる最たるものが喫煙です。タバコを吸っている人はやめましょう。
また、ビタミンC・E、亜鉛、ルテインなどをしっかり摂るために、野菜や青魚なども取り入れたバランスのよい食事を心がけましょう。

『緑内障』
目の中を循環する「房水」という液体がうまく循環しなくなることで、眼圧が上がり、視神経に障害を与えるのが原因で視野が欠けてしまう病気です。

「正常眼圧緑内障」といって、そのメカニズムははっきりわかっていませんが、眼圧を調べて正常でも安心はできないということもあります。

血管の壁が弱いと、眼底出血を起こして出血性緑内障になる人がいます。糖尿病や高血圧の人は、早めに治療しておきましょう。

『白内障』
早い人では40代から発症し、加齢に伴って増えて、80代では大部分の人が発症しています。
カメラのレンズにあたる「水晶体」が濁り、ものがかすんで見えたり、まぶしく感じたりする病気です。

白内障は多くの場合、自分で気づき、治すには手術しかありませんが、手術をすれば症状はほぼ完全に回復します。

白内障では、紫外線を浴びすぎないことが大切。特に日差しの強い時期は、サングラスをかけるようにしましょう。

『飛蚊症』
目の前に蚊が飛んでいるようなものが見える病気です。

飛蚊症の多くは支障のないものですが、なかには失明につながる重大な病気の前触れというケースもあるので注意が必要です。

蚊が飛んでいるような異物が視野に常に入っていたり、いつの間にか出ていた飛蚊症の症状が急にひどくなったときは、早めに眼科を受診しましょう。

目の病気は気づかないうちに進行しているものもあるので、定期的に目の検診を受けるようにしましょう。

それでは、またよい1日を。山内