2019年5月17日金曜日

血流を改善しよう

みなさん、こんにちは。

保健師 竹田です。

咳が長引くような風邪が多いようです。インフルエンザが流行っている学校もあるようですので、みなさんご注意下さい。

今日は血流についてお話します。

血管には、血液が心臓から全身に送り出される動脈と、全身から心臓に戻る静脈の2種類があります。

動脈を流れる血液は、酸素をたくさん含んでいるため鮮やかな赤い色をしており、静脈は二酸化炭素を多く含んでいるので少し黒っぽい血が流れています。


心臓から1分間に約5リットルの血液が送り出され、心臓を出た血液は約20秒という速さで全身をめぐります。


血管は、心臓に近い太い血管から枝分かれし、網の目のように全身を覆っています。この網の目のように細い血管を毛細血管といい、全身の95%を占めています。

血管はいわば「血が通る道路」ですので、ここが詰まったり、不具合が生じて本来の血流スピードが保てなくなると、全身に影響が出ることとなります。


血液には2つの役割があります。

酸素や栄養分を全身に運ぶ血液循環と、老廃物・痛みの原因となる疲労物質や発痛物質などを回収する新陳代謝です。



血の巡りが滞ることによって生じる弊害が多々あります。
ストレスが貯まりイライラしやすくなったり、肩こりや神経痛、肌荒れなどの症状が出始め、悪化すると生活習慣病も引き起こしかねません。

最近は血の巡りの悪い人が増えています。
その原因は、食生活の変化、運動不足や薄着志向などさまざまですが、なかでも注意したいのが、ストレス。ストレスがかかると抹消血管が収縮し、血の巡りが悪くなる原因となります。


血流を良くするために

・深呼吸
酸素を十分に体内に取り入れることがリラックスにもつながり、血の巡りを良くして免疫力の向上にもつながります。




・運動
ストレッチ運動などで身体を動かすことも効果があります。息を止めず、呼吸しながらゆっくり筋肉を伸縮させることがポイントです。

・身体を温める食事
身体を冷やす食べ物は控えめにし、「温性」の食品を多めに摂取しましょう。
なかでもショウガはおすすめ。胃液の分泌を促し、整腸作用や肝臓の働きを保護するなどの役割のほか、血管を健康に保つ効果があります。

血流を良くして毎日を健やかに過ごしたいものですね。
今日も一生健命  竹田