2019年3月20日水曜日

こころの健康づくり

こんにちは、山内です。

3月15日~21日は、『こころの健康づくり週間』になっています。



3月は年度末で仕事や受験の結果を出さねばと大きなプレッシャーがかかる時期だったり、別れの時期だったり、気候も寒くなったり暖かくなったりと、私たちを巡る環境には、身体的にも、精神的にもストレスの負荷がかかりやすい時期です。

こころの健康は「生活の質」に大きく影響してきます。

いきいきと自分らしく生きるために、厚生労働省は以下のような健康が大切なこととしてとりあげています。

 1.自分の感情に気づいて表現できること(情緒的健康)

2.状況に応じて適切に考え、現実的な問題解決ができること(知的健康)

3.他人や社会と建設的でよい関係を築けること(社会的健康)

4.人生の目的や意義を見出し、主体的に人生を選択すること(人間的健康)

ステップをふんでご自身の状態を確認してみましょう。

 特にベースとなる「自分の感情に気がついて自分らしく表現できること」について、忙しい現代社会の私たちは非常に気づきにくくなっています。

そのため、自身を囲むストレスや無理をしている自分に気づきにくくなっている方も多いのではないでしょうか?
数分でかまいませんので、セルフモニタリングの時間をつくることを是非おすすめします。

こころの不調は、自分ではなかなか気付きにくいものです。
また、気付いたとしても「家族や職場に心配かけたくない」と、1人で悩みを抱え込んでしまうことも少なくありません。
そのため、周囲が「いつもと違う」という変化に早めに気付くことが重要です。

  家庭での「気付き」のポイントとしては、
・「朝早く目覚めてしまう・夜中に何度も目が覚めて眠れない・寝付きが悪い」などの睡眠の変化

・「食欲がない・食欲が急に増えた・体重が減った、または増えた」という食欲や体重の変化

・「何事にも悲観的」「イライラして落ち着きがない」「新聞やテレビを見なくなった」
などがあります。

 職場(上司や同僚)での「気付き」のポイントとしては、
・遅刻・欠勤が増えた

 ・ミスや事故が増えた

 ・周囲との会話が減った

 ・表情が暗い・元気がない
 などがあげられます。

  このように「いつもと違う」という気付きや対応が、こころの問題の早期発見や早期対応に役立ちます。
日頃から身近な人の「いつもの状態」を把握して、互いにサポートしあえる関係を築いておくことも大切です。
「何かいつもと違うようだ」と感じたら、声をかけ合い、必要に応じて専門的な支援などにつなげるようにしていきましょう。

知らず知らずのうちに頑張りすぎていませんか?

この『こころの健康づくり週間』に自分の今の状況を落ち着いてみつめて、健やかに過ごしましょう。

それでは、またよい1日を。山内