2019年1月30日水曜日

コミュニティナース

皆様こんにちは。
保健師 篠崎です。

スポーツでは大坂選手、芸能では嵐の話題が毎日のように報道されています。
景気回復や厚労省統計問題なども議論されていますが、近づく平成の終わりを意識せざるをえない日常です。

先日四国経済産業局主催のおはなし会に参加しました。

行政・学校・企業・医療機関などあらゆる分野の方が参加されます。
今回の内容は、「結果、健康。なまちって?」でした。

話題を提供していただいたのは、ことでん社長の真鍋康正さんとコミュニティナース矢田さんです。

ことでん真鍋さんは、鉄道は手段であって目的ではない。目的は作ればいい。電車と歩行者と自転車が共存し街を形成するトランジットモールが将来の姿と言われてました。
様々なコミュニケーションデザインをされ、ことちゃん人気もかなり上昇しているそうです。一度は廃業になったことでんを再生させ、今では2駅新しく設置されるそうです。
公共空間は学びであり、子どもの教育にも力を入れているようです。ことでんを使う、結果健康になる。という姿を見ることができました。



コミュニティナースの矢田さんは、コミュニティナースを自由で多様な活動(ケア)を実践する医療人材と言っています。毎日の楽しいと心と身体の健康と安心を住民と一緒に実践することを目的としています。暮らしの動線で健康になることがコミュニティナースの特徴です。介護モデルや医療提供、事業や制度に縛られず、自由な活動が注目されています。
医療や介護は提供できる人や物、サービスに制限があります。その制限のために必要なケアを提供できない現状もあります。地域ではあらゆる人がケアの対象となります。社会から求められることとナース個人の関心や情熱が重なるところに力強い実践が可能となります。

コミュニティナースがどんな活動をされているか紹介がありました。まず地域の方と関係性を構築し、相談や支援につながるといわれていました。地域に入るのにはコミュニケーション技術が必要となります。そのトレーニングも企業とタイアップし実践していくそうです。

http://community-nurse.jp/



コミュニティナースは研修制度を設けています。
東京で開催されていますが、最高齢は75歳だそうです。農家でありながらナース、喫茶店をしながらナースでもいいわけです。おせっかいできる人が医療的な知恵を持っていれば、予防や早期発見、結果健康が期待できるというお話でした。

産業保健の分野はまさに「おせっかい」な方が必要と感じています。毎日すごす職場で知恵のあるおせっかいな社員を増やしたい。と思っています。
社会の変化が著しいからこそ、人のつながりやおせっかいが元気を創っていくのではないでしょうか。

週末に健康管理センターの歓迎会がありました。
最近人気の洋食屋さんでしたが、コスパのよさに感心しました。
新たに入職した事務職員さんには、末永く頑張って欲しいと思います。
皆様も来院された折には、よろしくお願い致します。

では次回までお健やかに。 篠崎