2019年1月11日金曜日

2019年始まりました

皆さん、こんにちは。
お久しぶりです。保健師 近藤です。

2019年の挨拶が遅くなりましたが、今年もよろしくお願いします。
今年の年賀状で、以前の職場の方なんですが、ブログ見てるよと報告してくれた方がいました。思ってもいなかったことで、見てくれてたんだと知り、なんか嬉しかったです。

今年もボチボチですが、頑張っていこうと思いますので、よろしくお願いします。


今日は、認知症の予防について簡単に説明をしたいと思います。
その前に、物忘れと認知症は似ているようで異なります。
簡単にいうと下記のような違いがあります。



認知症の予防が期待できる生活習慣

①低糖質・低塩分を心がける
糖尿病患者ではアルツハイマー型認知症と、脳血管性認知症の、いずれも発症率の上昇が報告されています。同様に高塩分は高血圧による動脈硬化により、脳血管性認知症のリスクを高めます。これらの原因となる糖質・塩分を控えめにしておくことが、間接的に認知症を予防します。

②いろいろな食べ物・飲み物をバランスよく摂る
緑茶やワイン、ココナッツオイルなど、特定の食物が認知症の予防によいといわれることがあります。そうした情報に気を配り、それらの食物を適度に摂ることは望ましいのですが、過剰に摂り続け食生活が偏ってしまうと、その食品による既知や未知のリスクを引き出し、結果として体調に意図しない影響をもたらします。特定の食品、極端な食事法にこだわるより、多くのものをバランスよく摂取することが大切なのです。

③低たんぱく・低栄養に注意する
肉や魚などを摂らない低たんぱくや、さまざまな栄養素をバランスよく摂らない低栄養は、認知症を含めた多くの疾患の引き金となります。たとえ一見1日3食食事をしているように見えても、麺類やパンのみなど主食がほとんどを占めている食生活では、肉や魚などのたんぱく質も、さまざまな栄養素も摂れていないため、実質、低たんぱく、低栄養の状態にあることも少なくありません。

④スポーツ、楽器など体を使う活動
適切な運動は、生活習慣病からの認知症発症のリスクを下げるだけではなく、脳を含めた全身の血行を改善することが期待されます。スポーツや運動が身についたり、うまくなるようにと考えることは、脳を活性化することにもつながります。また、認知症になっても、自転車に乗るなどいわゆる体で覚えたものは失われにくいものです。
運動ではなくても、楽器の演奏や、編み物などの手芸、料理などの手作業など、体の一部を使う活動を通して、脳を活性化できる生活習慣も効果的です。

⑤いつもの行動に頭を使う工夫を
知的作業と運動を組み合わせる活動も認知症予防の効果が期待されています。例えば、ただ散歩をするだけでなく、目にする植物の名前を思い出しながら歩いたり、知らない街を地図やガイドブックを参照に歩いてみたり、俳句や短歌を作りながら歩くなどもよいでしょう。

⑥人とのコミュニケーション
以上のような生活習慣も、人とかかわり、コミュニケーションしながら行えば、さらに脳の活性化が期待されます。親子で地図を頼りに散歩するなどもいいですね。脳の健康を保つ生活習慣を、ぜひ仲間やご家族と一緒に取り入れてください。

認知症治療は、早期に開始すれば認知症の進行を遅らせたり、症状を緩和することも期待できることから、認知症かな?と思ったら積極的に医療機関に相談してみることをおすすめします。
認知症は早期発見や早期の正しい診断が非常に大切になってきます。

では、インフルエンザも流行ってきています。
体調には気をつけてお過ごし下さい。

次回まで、See you again!!