2016年2月5日金曜日

乾燥より保湿

皆さん、こんにちは。
保健師 近藤です。 2月に入り、夕方6時ごろでもまだ明るく感じる今日この頃。
だいぶ日が長くなってきた気がします。

節分も終わり、私も恵方巻・・・手巻きを食べました。いつから恵方巻が節分の主流になったのかよく分かりませんが、無言では食べました。
今年1年元気で過ごせれたらいいなと思います。


冬は、エアコンなどを使用することも多く、湿度が低く乾燥しやすくなってきます。
そんな中、感じるのが皮膚の乾燥による肌トラブルです。私も敏感肌なので、年末頃にはかゆみがでたりと辛かったです。今回は、肌の乾燥についてお話したいと思います。


そもそも、皮膚の構造は・・・

皮膚と呼ばれている部分は「表皮」「真皮」の2層構造になっています。その厚みはわずか0.4~1.5㎜程度。「お肌をこすってはいけない」とよくいいますが、それはこの薄さゆえ。お肌は桃の皮のように薄いので、優しく丁寧に扱わなければならないのです。




また、肌の水分保持力は、角質層の細胞間脂質が80%、NMF(天然保湿因子)が18%で、皮脂はたったの2%程度です。


通常、皮膚では皮脂膜、天然保湿因子(NMF)、セラミドなどからなる角質細胞間脂質がバリアの役目をしており肌の水分の蒸発を防いでいます。

とくにセラミドなどの細胞間脂質は肌の保湿要素のの80パーセントを担っています。

 肌にはこのように保湿力がありますが、外部刺激となる紫外線やアレルゲン、間違ったスキンケア、生活習慣の乱れによっても乾燥を引き起こしてしまうことがあります。
また、肌の『こすり過ぎ』と『洗いすぎ』といわれています。

あなたが乾燥肌かどうかチェックできます。興味のある方は是非!

http://www.meron-net.jp/system/health_check.php?id=15#result-jumphttp://www.meron-net.jp/system/health_check.php?id=15#result-j



ちなみに私は、乾燥度高めだそうです。

乾燥するとどうなるかというと、



乾燥すると、皮膚表面の皮脂の分泌が減る。
     ↓
角質層がはがれ、肌の内側の水分が蒸発しやすくなり、アレルギー物質も入りやすくなる。
     ↓
かゆみの原因となるヒスタミンなどが増える!!その刺激が神経線維から脳に伝わり、かゆみや炎症がでやすくなる!!


乾燥⇔かゆみ 双方に因果関係があるのですね。

皮膚が薄いところから乾燥しやすく、特にすね、目元、口元は乾燥しやすいところです。
乾燥が進むと肌老化にもつながり、しわやたるみの原因となります。
避けなければならないのは痒い部位をかきむしってしまうことです。
かくことによってもかゆみの原因となる、ヒスタミンを誘発する物質が出てしまうので、かゆみが増してしまいます。
かくことで気持ちがいいかもしれませんができるだけかかないようにしたり刺激を避けるようにしましょう。
「かゆみ止め」などの抗ヒスタミン剤を使うことも有効です。

市販のものでかゆみがおさまらない場合は、皮膚科に受診下さい。


ちなみに、お風呂に入ると、保湿されている気がしませんか?

でも、実は入浴中は最も肌を傷めているそうです。
特に熱いお湯は肌の皮脂を奪います。体をナイロンのタオルでゴシゴシ洗ったり、石鹸の成分により必要な皮脂を奪われることで肌の荒れる原因となってしまいます。
さらに、入浴後にバスタオルでゴシゴシとふくといった動作は肌あれを悪化させる大きな原因となります。

<入浴する時のポイント>

①温度は低め
②肌の摩擦の少ないタオルで洗う
③石鹸は刺激の少ないものを
④よく泡だて、なでるように洗う
⑤体を拭くときはタオルを押し当てるように拭く
⑥早めに保湿クリームなどで保湿する

この時期のお風呂はとても気持ちいいですが、意外と落とし穴ですね。

乾燥を防ぐのは、保湿です。
結局は保湿なんですよね。お風呂上り10分以内に化粧水などをつけるのがいいと言っていました。こすりすぎず、洗い過ぎないことが一番肌にとってはストレスがないのでしょうね。

後は、食事もですが、2/1のブログを参考にして下さい。

個人的には、色々塗ってきましたが、ワセリンが1番いいのではないかと最近感じています。これも人によって肌質も違いますので絶対とはいえませんが、私は結構好きです。



最近は、ひきこもりぎみでどこにも出かけてませんが、そろそろ活動をしたいなと思っています。


では、みなさん次回まで、See you again!!