2020年7月8日水曜日

足のむくみ

こんにちは、山内です。

昨日から今朝にかけてすごく雨が降っておりましたね。
もう雨はやんでいますが、土砂災害などまだ注意が必要のようです。
みなさんも十分にお気をつけ下さい。

暑くなってきたこの時期にむくみやすくなる、むくみがひどくなるという方は、「クーラー病(冷房病)」が原因かもしれません。

冷房の効いたオフィスや自宅で過ごす時間が多いと、クーラーの冷たい風を長時間浴びることで、体が冷えて血行不良に陥り、むくみの原因となってしまうことがあるのです。


今回は、クーラー病についてです。

快適な温度で過ごすためにクーラーを使っているのに、なぜ体調不良になってしまうのでしょうか。その答えは、自律神経の不調にあります。

人間の体は、自律神経の働きによって体温調節をしています。体が冷えれば筋肉が収縮し、体温を外へ逃がさないようにします。
逆に、温まれば血管を拡張させて不要な熱を放出してくれるのです。

しかし、夏の炎天下とクーラーがきいた部屋とを短時間で行き来して、急激な温度変化にさらされたり、長時間体を冷やし続けると、自律神経が正常に働かなくなってしまいます。
体が冷えた状態が続き、血行不良が常態化することで、むくみをはじめとした肩こり・腰痛・頭痛などの症状が発生するようになってしまうのです。

予防するために、
①衣類をプラス1枚して体温調節をしましょう。

クーラー病を防ぐためには、体にとって適正な体温を維持する工夫が必要になります。
外出の際にはひざ掛けや羽織ものを常備し、クーラーが効いた室内でも体が冷えすぎないようにしましょう。
寒くなってから使うのではなく、早めに使うことが大切です。

②歩く機会を増やして運動をしましょう。
クーラー病の症状を改善するには、過度な運動は必要なく、簡単な運動を毎日続けるのが効果的です。
特に「歩く」という行為は体にそれほど負荷をかけずに気軽に取り組めるため、長く続けやすくおすすめです。

歩くことによって筋肉が活発に動くと、脂肪が燃焼を始め体が温まります。
すると、それに伴いリンパや血液の流れもスムーズになり、老廃物の排出も活発になります。
その結果、冷えの症状が改善し、むくみも解消されるのです。
特別な運動ではありませんが、負荷が少なく、日常的に長く続けられるものの一つです。
歩く機会を意識して増やすことは、自律神経に働きかけ、体温調節機能を正常に戻す手助けとなります。

歩く以外にできることは、休憩などの隙間時間で、簡単にふくらはぎを刺激できる運動が「つま先立ち運動」です。
空いた時間にこまめに取り組むと、血流改善が期待できます。

体温調節に気をつけてクーラー病を予防するとともに、むくみを感じたらこまめにストレッチを行ってみましょう。

また、むくみの原因はクーラー病だけとは限りません。
長時間同じ姿勢でいたりすることもむくみを招くので、やはり定期的にふくらはぎをほぐしてあげることが大切です。

それでは、またよい1日を。山内