2020年7月22日水曜日

痛風に気をつけましょう

こんにちは、山内です。

昨日は土用の丑の日。うなぎを食べた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
美味しいものを食べてこの暑さを乗り切りましょう。

暑いとお酒を飲む量が多くなってしまうこともあるのでは?
アルコールを摂り過ぎると痛風症状がでることがあります。



痛風は、足などの関節が赤く腫れ上がり猛烈に痛む厄介な病気で、放置すると腎臓などの内臓も侵します。
体内に尿酸が蓄積することが原因で起こり、血液1dlあたりの尿酸濃度が7mgを超えると「高尿酸血症」と言われる痛風の予備軍です。
体質的に尿酸値が高い人もいますが、肥満、脱水、食べ過ぎ、飲み過ぎなどの生活習慣により高くなります。

ビールには尿酸の元になるプリン体が他のお酒より多く含まれているので尿酸値が上がりやすく、よく「痛風にはビールはダメ」と言われます。
プリン体99%カットの発泡酒なども販売されていますが、アルコール自体にも尿酸値を上昇させる作用があるため、ビール以外のお酒を飲んでも尿酸値は上昇します。
じつはプリン体が少ない焼酎ならいくら飲んでも大丈夫というわけではありません。

痛風を予防するためには、生活習慣に気をつけることが大切です。

1.食べ過ぎに注意しましょう。

摂取エネルギー(カロリー)を抑えて肥満を解消するだけで尿酸値は下がります。肉や魚の内臓や干物にはプリン体が多いので、食べ過ぎないようにしましょう。

2.お酒は適量にしましょう。

アルコール自体に尿酸値を上げる作用があります。プリン体カットビールだからといって飲み過ぎてはいけません。
日本酒なら1合、ビールなら500mL、ウイスキーなら60mLまでにしましょう。

3.水などを2リットル以上を目標に飲みましょう。

たくさんの尿で尿酸を排泄するため、水やお茶を1日2リットル以上飲みましょう。
砂糖を多く含む清涼飲料水は逆に尿酸値を上げてしまうので飲み過ぎに注意しましょう。

4.ストレス解消をしましょう。

ストレスは尿酸値を上昇させる危険因子です。
人と話したり身体を動かしたり趣味に没頭したり、自分に合った方法でストレスを解消しましょう。

5.適度な運動をしましょう。

息をこらえて行う無酸素運動は尿酸値上昇の原因になります。
ウォーキングなど話しながらでもできるような有酸素運動で肥満やストレスを解消しましょう。

健診結果で尿酸の数値が高めの方は、アルコールの摂り過ぎや肥満予防などの生活習慣に気をつけましょう。



それでは、またよい1日を。山内