2020年3月6日金曜日

耳の聞こえ方はどうですか?

皆さん、こんにちは。
保健師 近藤です。

コロナウイルスの影響で、マスクもですが、ティッシュペーパー、トイレットペーパーなどの不足も続いています。感染も増えていく状況にあります。
今後このような状況がいつまで続くのかわからず、不安もありますが、こういう時こそみんなで力を合わせていきたいですね。

3月3日は耳の日でした。これは、難聴と言語障害をもつ人々の悩みを少しでも解決したいという、社会福祉への願いと「み(3)み(3)」の語呂合わせから、昭和31年に社団法人(当時)日本耳鼻咽喉科学会が制定しましたそうです。

今日は、耳の日にちなんで難聴について説明していきます。
年齢とともに変化する聴力。聴力は20歳(ハタチ)をピークに年齢とともに衰えるものです。


「耳が遠くなった」、「小さな音が聞き取りにくくなった」等の聴力低下は、 決して特別なことではありません。

難聴とは小さな音が聞き取りにくくなることだと思われがちですが、 きこえの状態にはいくつかのパターンがあります。例えば、「高い音がきこえにくい」、 「低い音がきこえにくい」、「右耳(又は左耳)がきこえにくい」など、難聴の種類や程度は人それぞれです。

【難聴の種類】
難聴には、「伝音難聴」「感音難聴」「混合性難聴」の3つのタイプがあります。

伝音難聴;外耳または中耳における音の伝達障害による難聴です。 耳の感染症、病気、外傷、耳垢、などが主な原因です。 通常、医学的な治療が可能とされています。 
感音難聴; 内耳または脳への神経路における音を分析し感じる部分の障害による難聴です。 加齢や薬物、長時間騒音の中にいることなどが主な原因であり、医学的な治療は困難であるとされています。 
混合性難聴 ;感音難聴、伝音難聴の両方が合わさったものです。両方の症状があります 

【難聴の程度】
聴力の低下の程度により、大きく以下のように分けられます。

軽度難聴 :ささやき声が聞き取りにくい 
中等度難聴 :普通の会話が聞き取りにくい 
高度難聴 :大きな声でないと聞き取りにくい 
重度難聴 :かなり大きな声ならかろうじて聞き取ることができる 

【難聴の予防】
加齢に伴う難聴は、老化現象の一種なので、誰にでも起こりうることです。
しかし、進行を遅らせる、加齢以外の原因を避けるという意味での予防は十分に可能です。

・耳にやさしい生活を心がける
・大音量でテレビを見たり、音楽を聴いたりしない
・騒音など、大きな音が常時出ている場所を避ける 
・騒音下で仕事をしている方は耳栓をする
・静かな場所で耳を休ませる時間を作る
・老化を遅らせるための生活習慣の見直し
・生活習慣病の管理、栄養バランスがとれた食事
・適度な運動 
・規則正しい睡眠
・禁煙 

早期発見、早期治療のために定期的に耳鼻咽喉科受診を!
・耳鼻咽喉科で、聞こえの検査
・早期に補聴器で聞こえをサポート 

では、コロナウイルスで自粛ムードもありますが、ストレスもためないように息抜きをしながら、休息もしっかりとってください!!免疫を落とさないようにするのが1番です。

皆さん、よい週末を!