2020年3月27日金曜日

新型コロナへの対応

皆さん、こんにちは。
保健師 近藤です。

この辺りの桜も少しづつ咲き始めていますが、コロナの影響もあり、なかなかお花見とならないかないですね。でも、人がいないところで、しっぽりと桜をめでることも大事だと思いますので、それぞれの方法で楽しんでいただけたらと思います。



新型コロナの感染状況は、各国の公式発表や世界保健機関(WHO)のデータに基づいたAFPの集計によると、日本時間の27日午前4時現在で、世界182か国・地域で50万5587人の感染が確認され、うち2万3293人が死亡しています。
 日本時間の26日午前4時以降で最も多くの死者が確認された国はイタリアで、662人が死亡。次いでスペイン(655人)、フランス(365人)となっています。

 2月に国内初の死者が出たイタリアでの死者数は8165人、感染者数は8万539人、回復者は9362人。次に被害が大きな国はスペインで、死者数は4089人、感染者数は5万6188人。両国の死者数はいずれも中国を超えている。その他で被害が大きな国はイラン(死亡2234人、感染2万9406人)とフランス(死亡1696人、感染2万9155人)。

ちなみに日本は感染者数 1253人(前日比 + 93)、退院者数 308人(前日比 + 48)、死亡者数45人(前日比 + 2)となっています。世界的にみると日本は感染者数や死者も少ないと思いますが、数字だけでは図れない部分もあります。でも、日本の医療機関では、スタッフの方々が最善を尽くして頑張ってくれているんだと強くは思います。

〇感染拡大を阻止するには
 感染拡大を阻止するには、国民ひとりひとりの協力が不可欠です。

●感染しやすい場所の特徴を理解し避ける
 これまで集団感染が確認された場所に共通するのは、

  (1)換気の悪い密閉空間

  (2)多くの人が密集していた

 (3)近距離(互いに手を伸ばしたら届く距離)での会話や発声が行われた

という3つの条件が同時に重なった場所です。こうした場所ではより多くの人が感染していたと考えられます。これらの3つの条件が同時に揃う場所や場面をできるだけ予測し、避ける行動をとりましょう。

●感染を広げないための行動を心がける
 自分が発熱や呼吸器症状をきたしている場合は、たとえ症状が比較的軽度であっても、職場や学校など長時間にわたって特定の人と接する場所に行くことをやめ、自宅で休むことを心がけてください。特に、10~30代の若い年齢の方々は、行動範囲が広く、症状に乏しく、自覚することなく周囲の人へ感染を広げてしまう可能性があります。たとえ風邪のような症状だけであっても、不特定多数の人が集まるようなイベント・場所・屋内施設などに行くことはできる限り自粛するようお願いします。
  
〇正しい情報を発信している人を見つけておく
ネット上をはじめとして、多くのメディアで情報があふれていますが、どの情報が正しいかを見極めることはとても大切です。
情報に接した際、その情報は誰が発したものか、出典を必ず確認しましょう。そして、たとえ医者が発言・執筆した内容でも、感染症の専門医でなければ、正しいとは限りません。感染症の専門医や公的な研究機関、厚生労働省などの公的情報を参考にしましょう。「テレビに出てる人が言っていた」、「SNSに書いてあった」というだけで、鵜呑みにするのは危険です。


現在は、世界的にコロナウイルスが爆発していますが、手洗い・うがい、マスクをする(マスクを購入することが難しいですが)人ごみを避ける、免疫を高めておくなど自分のできることを気を抜かずにしていくことが、長期化するコロナへの対応なのかなと思います。
あとは、睡眠をしっかりとり、少しでもハッピーに過ごせるように日々過ごしていく、気分転換をはかることも免疫を高める上では大切なのかなと思います。

皆さんのこころが少しでも晴れるように。

良い週末をお過ごしください。