2020年3月4日水曜日

職場の活性化

皆様こんにちは。
保健師 篠崎です。

新型肺炎ウイルスは私たちひとりひとりの行動や予防が重要とされています。しかし仕事や生活の中で実践する事は難しく、日常を保ちつつ予防する為にはどうしたらよいか、皆さんも悩みどころではないでしょうか。

年度の終わりだというのに会議も満足に出来ない状況ですが、日頃の会議の多さや長さをこの機会に見直してみてもよいのではないでしょうか。



職場の活性化

ストレスチェックの実施が義務化されています。その結果から職場環境改善が必要とされています。実際、ストレスチェックの実施だけでは改善は期待できないようです。その後の職場環境に取り組むかどうかでストレス度に影響があるようです。

職場環境改善活動にはプレゼンティーズムとアブセンティーズムは欠かせない考え方です。
プレゼンティーズムは「出勤しているにも関わらず、心身の健康上の問題が作用して、パフォーマンスが上がらない状態」です。

アブセンティーズムは「心身の体調不良が原因による遅刻や早退、就労が困難な欠勤や休職など、業務自体が行えない状態」です。

どちらも企業に損失を与えますが、その割合はプレゼンティーズムが多く占めます。

プレゼンティーズムを改善すると職場の活性化が期待でき、職場の一体感が生まれます。作業効率はあがり、企業の利益となります。職員は働きやすさややりがいが生まれ、健康経営の本質そのものが期待できます。

職場の活性化に必要なのが、コミュニケーションです。職場改善の出発点として「問題」に焦点を当てません。問題点について議論する事は、組織やそこで働く人々を欠陥のあるものとみなす見方へと導きます。

そのような見方は、組織に対する愛着心を低下させ、メンバー同士の不信感を作りだし、更なる問題を作り出す危険があります。

それよりも、組織の強みやメンバーの成功体験について対話をすることで、人々の間に信頼関係を作り出すほうが、組織を改善する為には効果的と考えられています。

先日講演のご依頼いただき、この職場の活性化でグループワークをして頂きました。成功体験ではメンバーの感動的なエピソードを聞くことができ、改めて仕事をすることの本質についてふれた気がしました。

私は講師でしたが、とても学びの多い機会となりました。




先日当健康管理センターは男性更衣室のロッカーをリニューアルいたしました。これまで老朽化による鍵の不具合もあり、ご迷惑をおかけしておりました。

ロッカーを移動する際に大掃除も忘れません。リフレッシュした更衣室でまた一年皆様をお迎えする毎日となります。

では次回までお健やかに。篠崎