保健師 近藤です。
今週で8月が終わります。あっという間だったようなそうでもないような、せみの鳴き声もピークは過ぎて、秋も近づいてきている気がします。
今週は、佐賀県や福岡県といった九州地方での集中豪雨で、完遂などの大変な被害が起きています。
いつ起こるかわからない、自然災害にきちんと備えておく必要はあります。
今日は、トラブルが悪化するかもしれない、夏の子宮についてお話ししようと思います。
1.冷房ガンガンでめぐらない体に
子宮は冷えが大の苦手。現代の夏はクーラーで冷やしすぎ、めぐりの悪い体に。体のコアである子宮に血液が届かず、婦人科のトラブルに繋がる。露出の多い服も、体を冷やす原因に。
2.屋内外の温度差で自律神経が乱れる
30度を超える外から、クーラーのきいた室内に入ると鳥肌がたつ寒さ。日に何度もこの温度差にさらされると、体温を調節する『自律神経』のバランスが崩れ、子宮の働きを悪くする。
3.冷たい飲みもの・アイスで子宮がドン冷え
夏の冷たい飲み物やアイスはおいしい!でもこれが一気に体を冷やし、血流を阻害して子宮もドン冷えに。冷たい食べ物を食べたら温かい物を摂取して冷えを防止して。
4.運動不足で子宮がどんより
日頃の運動不足に加えて、夏は暑さでさらに体を動かさなくなりがち。筋肉を使わない生活は下半身のめぐりを悪くし、子宮をどんどん衰えさせることに!
子宮の老化でこんな症状が…
〇生理痛、PMS(月経前症候群)、更年期障害などの婦人科トラブル
〇頭痛、肩こり、便秘などの不調
〇イライラや、やる気の低下
〇妊娠しにくくなる
子宮のトラブル、不調を整えるためにヨガは効果的です。
ひし形のポーズ
このポーズは、股関節を緩め、骨盤を整えてくれ反り腰を解消してくれます。
ひし形のポーズのやり方
仰向けになって、両方の足裏をつけ両膝を開きます。軽く握った拳で、足の付け根をマッサージします。両膝を上下に動かし、股関節を緩めます。へそが吊れるように、おしりをゆっくりと持ち上げます。その状態でストップし、3回鼻呼吸します。おしりを床におろして力を抜きます。これを3回繰り返す。
赤ちゃんポーズ
骨盤底筋群を鍛えて、生理痛を緩和することができます。さらに、腰痛も解消してくれます。
赤ちゃんのポーズのやり方
まず、仰向けに寝ころびます。両手で両膝を抱えて、お腹の方に引き寄せます。頭を持ち上げて、膝とあごを近づけます。③の状態をキープしながらゆっくり3回呼吸します。手をほどいて、ゆっくりと体を伸ばします。
ヒップリフトポーズ
子宮の機能を整え、生理中のお腹の痛みを緩和してくれます。
ヒップリフトのポーズのやり方
まず、仰向けになり肩幅に足を広げ、両膝を立てます。両腕を体の横に置きます。息を吐きながら、手のひらで床を押しつつ腰を上げます。息を吐き切ったら、息を吸いながらゆっくり腰を下ろします。③から④を5~6回行います
無理のない程度で、やってみて下さい。
気持ちいい程度でとどめて、痛みがある場合などはやめておきましょう。
今週末は夏休み最後の土日ですが、お天気は崩れるのかもしれませんので、ゆっくりお過ごし下さい。
では、良い週末を。
次回まで、See you again!!