2019年6月19日水曜日

めまいがおきたとき

こんにちは、山内です。

昨夜の地震の被害がありましたね。
大きな被害がないとよいのですが。

日頃から災害に備えておくことが大切ですね。

季節の変わり目にめまいが悪化しやすく、この6月と秋の9月は要注意です。
6月は梅雨、9月は台風のシーズンで、気圧が急激に変化する時期です。
内耳は気圧変化に影響を受けやすく、このためにめまいが悪化すると言われています。


めまいの種類は3つあります。

回転性めまい:自己や周囲が回転するめまい。グルグルめまい。

耳(内耳)・前庭神経の障害によるめまいの代表。中枢性(脳幹・小脳・延髄)「危険なめまい」のこともあり、めまい以外の病気はないか受診して調べてもらうことが大切です。

浮動性めまい:何となく揺れている(動揺感)、フワフワする、フワフワと浮いた感じがする(浮動感)。小脳・脳幹の病気や多くの原因もあり、注意が必要です。

失神性めまい:眼前暗黒感や気が遠くなる感じなどの失神前駆症状(presyncope)で、脳血流の著明な低下によって起こります。低血圧・除脈・不整脈などの病気により発症します。

もし、突然めまいがおきてしまったら、
①  我慢せずに座ることが最優先。

②  衣服や体を締め付けているベルトを緩め、楽にする。

③  なるべく静かな場所を選び、安静にする。

④  頭を動かさないようにする。

⑤  めまいが長引くときは横になる。

⑥  強いめまいでは、嘔吐に備える。

急にめまいをおこすと不安になりますが、まずは深呼吸です。
激しいめまい発作は、通常それほど長くは続きません。
安静にしていれば、しだいに治まっていきます。

ただし、以下のような症状もある場合は、脳血管障害の恐れがあるため、頭を動かさないようにして、上半身をやや高めにして横になって救急車を手配しましょう。

①  経験のない激しい頭痛がする。

②  舌がもつれ、呂律が回らない。

③  飲食物が呑み込みにくくなる。

④  手足や口の周りがしびれる。

⑤  激しい嘔吐をくりかえす。

⑥  意識が薄れたり、意識がなくなったりする。

⑦  物が二重に見える。

⑧  視野がせまくなったり、視野の一部が暗くなったりする。

 軽いめまいのなかにも、中枢性(危ないめまい)が隠れていることもあり、症状が続くときには、ぜひ医療機関を受診してください。

また、これから暑くなると、熱中症を起こす危険もあります。
熱中症の初期症状では、めまいや立ちくらみがおこります。
梅雨の時期は、体が熱さにも慣れていないため、熱中症が最も起こりやすい時期です。
また、子どもや高齢者は、脱水症から熱中症になりやすく、特に注意が必要です。
十分な水分補強、早めの対処を心がけましょう。

それでは、またよい1日を。山内