2022年6月10日金曜日

頭痛のタイプを知ろう

 みなさん、こんにちは。

保健師 竹田です。

6月に入り、もうそろそろ梅雨入りでしょうか。雨が続き湿度が高くなると、体調に変化が出る方もいらっしゃるのではないでしょうか。疲れをためる前に早めに休息をとり、梅雨を乗り切りましょう。


今日は緊張型頭痛についてお話します。

緊張型頭痛は頭痛の約7割を占めると言われています。頭痛には片頭痛や群発頭痛などさまざまな種類がありますが、その中で一番多いのが緊張型頭痛です。




症状は



□ 後頭部を中心に頭全体が締めつけられるような重い痛み
□ 毎日のように朝から晩まで一定の鈍い痛みが続く
□ 肩や首のこりを伴う
□ パソコンを使った後に痛む
□ 軽いめまいを伴うことがある
□ 温めるとラクになる


原因は


  • 身体的ストレス

無理な姿勢の維持や長時間のパソコンの使用などによって頭から肩にかけての筋肉が緊張し血流が悪くなると、乳酸などの疲労物質が筋肉にたまり、これが神経を刺激して痛みを引き起こすと考えられています。
特に、首筋の筋肉が弱い人ほど、頭部をしっかりと支えることができずに頭痛を引き起こしやすい傾向があるようです。

  • 精神的ストレス

身体的なストレスが無くとも、精神的なストレスのみが原因で頭痛を発症するケースもあります。精神的に緊張した状態が長期間続くと、脳の痛みを調整する部位が機能不全を起こし頭痛を引き起こしてしまうのです。
このような、精神的ストレスを原因とする緊張型頭痛には、生真面目な性格や几帳面さを持った人がかかりやすいと言われています。


予防・改善は


長時間同じ姿勢をとらない
姿勢を正して、同じ姿勢で長時間の作業をしないようにしましょう。


肩・首の血行を良く
血行を良くする簡単なストレッチをこまめに行い、肩・首の筋肉の緊張をほぐしましょう。

枕の高さを調節
高すぎる枕、柔らかい枕は首の負担になり、知らず知らずのうちに筋肉を緊張させることに。高すぎず、柔らかすぎない自分に合った枕を選ぶことで予防ができます。

温めて凝りをほぐす
マッサージ、蒸しタオル、半身浴などで温めて、首、肩の筋肉のこりを取り、血行をよくしましょう。

気分転換
頭痛が始まったら、心身にストレスを加えていることを中止し、例えばその場所から離れるなどして、早めに気分転換をしましょう。


症状が悪化していくと、稀に発症していた頭痛が頻繁に発症するようになり、その後は慢性的な頭痛になります。 何よりも悪化を予防することが大切です。

今日も一生健命  竹田