2021年9月16日木曜日

QC活動

皆様こんにちは。

保健師 篠崎です。


お天気がスッキリしない日が続いています。気温の上がり下がりに体調を崩しやすくなっています。この冬はインフルエンザも流行するのではないかと予測されています。自己免疫が弱くなっているという説ですが、ワクチン接種や免疫力アップで予防を行いましょう。



QC活動

QC活動とは、Quality Control(QC:品質管理)に関わる活動全般を指します。企業の一連の活動体系を指し、品質保証や信頼性試験なども含まれます。

活動の範囲は広く、QC活動を厳密に定義する事は困難です。QC活動の推進は、全従業員をQCサークルという小グループ単位に分けて行うことが一般的です。

QCサークルの対象は全社員で、派遣社員や委託業者などを含めることもあります。QCサークルを構成して行うQC活動のことを、QCサークル活動といいます。協力会社を含めて報告会を実施している会社もあります。


第66回QC活動報告会

当院ではQCサークル活動に全職員が取り組んでいます。報告会は年2回あり、担当部署が活動発表を行います。30年くらい継続している活動報告会からは、病院を利用する方へのサービス向上や時に災害対策などの重要なテーマも上がります。

基本的に患者さんに対する医療の質向上を目的にしています。

今回健康管理センターの取り組みを報告いたしました。皆さんが健康診断で受けていただいている「眼底検査」について活動をしました。

眼底検査では目の奥に見える動脈を肉眼的に確認できます。糖尿病性や高血圧性の動脈の変化がないかをチェックしています。

また、乳頭部と黄斑部を観察し、緑内障や白内障、黄斑変性などの疾患がないか確認をしています。その際に必要となるのが鮮明な写真です。通常瞳孔に光を通して撮影をしますが、瞳孔の大きさによって光の届く範囲や量が変わります。また目のレンズの影響を受けますので、ピント調整が難しい方もいらっしゃいます。

その目の条件に合わせた撮影と、疾患を含めたピンポイントの撮影が必要となります。詳しくは山内さんのブログで今後紹介されると思いますので、お楽しみになさって下さい。

報告会では複数のサークルが参加し、職員は各部署でZoom配信されているものを閲覧します。今回健康管理センターは優秀賞をいただきました。



秋の気配を感じます。まだ暑い日もありますが、夜は涼しく過ごせます。季節を楽しみましょう。

では次回までお健やかに。 篠崎