2021年9月24日金曜日

寒暖差疲労

 こんにちは、山内です。

最近は昼間と夜の気温差があり、秋を感じさせるようになってきました。



今回は寒暖差疲労についてです。

寒暖差疲労は、気温の寒暖差が大きいことにより、自律神経の機能が乱れ、体が疲れることをといいます。

人は体温を調整する際、自律神経を使って、体を震わせることで筋肉を動かしたり、血管を収縮させ筋肉を硬くすることで体温を上げます。

汗をかくことで体温を下げる身体活動も行うため、それらの働きが1日の中で何度も切り替わると、自律神経が過剰に働き、疲労を誘発します。

寒暖差疲労の症状は、 肩こり、腰痛、頭痛、めまい、不眠、食欲不振、便秘、下痢、イライラ、気分の変化、冷え、むくみがあります。

寒暖差疲労が起こる原因は、原理的には身体に短時間で寒暖差が生じることで起こります。

しかし、その背景には寒暖差に慣れていない、言い換えればいつも室内にいて、外で汗をかいたりしていないような場合や、ストレスが強い状態、さらには生活習慣が乱れている場合に自律神経が特に働きにくく、寒暖差疲労が起こりやすいといえます。

特に前日よりも気温差が5度以上あると体に影響が出やすくなり、症状も引き起こされやすくなるといわれています。

寒暖差疲労をケアするためには、乱れた自律神経を整えるのはもちろんのこと、あえて日常生活に適度な寒暖のリズムを作り、自律神経をトレーニングすることが重要です。

例えば、昼間は気温が高いため、2時間おきの換気で外気を室内に取り入れることで身体を冷やしたり、夜は気温が低いので、温かい飲み物を飲むことで身体を温めたりと、1日の中で意識的に寒暖差をつけることが自律神経のトレーニングになります。

その際に、急に身体を冷やしたり温めたりしてしまうと寒暖差疲労に繋がるため、ゆっくり寒暖のリズムをつけることが大切です。

寒暖のリズムをつくることができる対策

① 身体を温める

筋肉や内臓を温め、深部体温を上げることで、自律神経を整えましょう。

手浴や足浴、温タオルを首に当てるなどの部分浴でこの3首を温められるとよいです。

最も効果的なのが入浴です。

入浴は自律神経を整えることに加えて睡眠障害の改善にもつながることが考えられています。38~40度のぬるめのお湯に約10分程度浸かるとよいです。

② 運動をする

ウォーキング、ストレッチなどの運動で循環を良くしたり、筋肉を増やすことで、自律神経を鍛えましょう。

ウォーキングは距離ではなく、一定のリズムで15~30分、ほど行うことが大切です。

③ 身体を温める食べ物を多く摂取する

深部体温が上昇することで、臓器が安定し、自律神経も安定します。

土の中の食べ物(根菜類)、冬や寒いところで取れる食べ物を多く摂るようにしましょう。

④ 規則正しい生活を送る

睡眠、排便、食事は身体のリズムを作る基本であり、自律神経に強い影響を与えます。

3食バランスのとれた食事を摂取するようにし、できれば温かいものを摂取するようにしましょう。


季節の変わり目は、体調を崩しやすいですので、みなさんも気をつけてみて下さい。

それでは、また良い1日を。山内