皆様こんにちは
保健師 篠崎です。
今日は立春です。昨日は124年ぶり2月2日の節分だったそうです。124年前は明治時代です。その頃から今のような生活は想像もできないだろうという話になりました。季節は春ですがまだまだ寒い日が続きます。体調管理におきをつけ下さい。
新型コロナウイルス感染症のワクチンについて
最近知り合いや受診者の方によく聞かれるのが、医療関係者はいつからワクチンが開始されるの?みんな接種するの?という質問です。
開始時期や方法などまだ未確定要素が多く、私たちでも詳細はまだ明らかになっておりません。ですが、ワクチンを打っても大丈夫か?という質問に対しては情報がわりと豊富になっています。
インフルエンザと同様に、ワクチンは感染を直接防ぐものではありません。かかった場合、重症化を防ぐことができます。重症化を防ぐことで医療提供は少なくすみますので、今病床が逼迫している状況の悪化を防ぐことができます。
またワクチン接種により他の人に感染させるリスクも減らせます。そういう意味で言えば接種をするほうが医療機関としては「良い」という判断となります。ですが、任意のワクチン接種ですので強制するものではありません。いろいろな情報を選択して、自分の意思決定をしっかり行いましょう。
ワクチンを打っても大丈夫?というご質問もいただきます。現状では厚生労働省の情報が一番信頼性が高いですので、その情報をご報告します。
厚生労働省HP
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/vaccine_00184.html
ワクチンの有効性や安全について
厚生労働省HP (Q&A)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00222.html#009
現在開発中の新型コロナウイルス感染症のワクチンの副反応については、国内外の臨床試験等でどのようなものが起こりうるか確認されているところです。
臨床試験では、有効性・安全性等に関するデータを収集するため、健康な方や患者さんに協力してもらい、開発中のワクチンを実際に人に投与して試験します。
その後、臨床試験の結果などに基づいて、ワクチンの有効性・安全性・品質について診査が行われ、ワクチンが承認されます。また、ワクチンの接種が開始された場合には、副反応を疑う事例を収集し、専門家による評価を行います。こうした結果を公表するなどして、安全性に関する情報提供などを行っていきます。
ということですが、今後接種がすすむにつれてたくさんの情報から安全性が保障されていくと思います。まず医療職者からという運用ですが、私たちのデータも含めて皆さんが安心安全に接種できる日が近くなることを願います。
今年ほど豆まきに力のはいる年はなかったのでは?と思いながら大豆を食べました。厄をはらって明るい1年にしたいですね。
では次回までお健やかに。篠崎