2020年8月28日金曜日

貧血の症状をチェック

みなさん、こんにちは。

保健師 竹田です。

もう8月も終わりですね。まだまだ厳しい暑さが続きますが、不調はみられませんか?
暑いときこそ息抜きを大切に、無理をしない生活を続けましょう。

今日は貧血についてお話します。

貧血とは


貧血とは、血液中の赤血球の中にある、ヘモグロビンの濃度が低くなった状態を指します。ヘモグロビンは酸素とくっつくことで、酸素を体のすみずみまで運ぶ重要な役割を果たしています。
貧血になると、体内の酸素が少なくなり、立ちくらみ、息切れ、めまい、ふらつき、頭痛、胸の痛み、動悸、疲労感などの症状が出ることがあります。



原因は?



  • 偏食・ダイエットによる鉄分の摂取不足

食事量が減ると鉄の摂取量も不足しがちになるので、貧血を起こしやすくなります。ダイエットで食事を制限する思春期の若者や、食が細くなる高齢者は特に貧血に気をつけましょう。


  • 成長期や妊娠・授乳期の鉄分の需要増加

成長期や妊娠・授乳期は、からだが必要とする鉄分の量が増えます。結果的に、通常の摂取量では不足することになります。


  • 月経・痔・子宮筋腫などが原因の出血過多

出血が続くと鉄分が不足してしまいます。

貧血セルフチェック

  • 爪がもろく、われやすい
  • ささくれができやすい
  • 切れ毛、枝毛が多い
  • 食べ物が飲み込みにくい
  • 口の端が切れる
  • 口内炎ができやすい
  • 疲れやすい
  • 少し運動をしただけで立ちくらみがする
  • 集中力がなくなった
  • イライラ、くよくよしがち
1つでもチェックがある人は貧血に要注意です。

貧血を予防の食事のポイント




  • 3食バランス良く、規則正しく食べましょう。
  • 鉄を多く含む食品を毎日摂取しましょう。
  • 良質なタンパク質(肉、魚、卵、乳製品、大豆製品)を補いましょう。
  • 鉄の吸収率を高めるビタミンCを摂りましょう。
  • 鉄の吸収を阻害する食品を控えましょう。
  • 加工食品に偏らず、手作りもする。
  • 鉄の吸収を良くするには、胃酸の分泌が必要です。良く噛んでゆっくり食べる、楽しく食べることで胃酸の分泌を促します。
日頃の食事から貧血予防に取り組みましょう。

今日も一生健命  竹田