2020年5月23日土曜日

看護の日

皆さん、こんにちは。
保健師 近藤です。

早いもので、5月も終わろうとしています。新型コロナウイルスでの自粛生活も緊急事態宣言の解除と共に気持ちも緩みがちになる時期です。
感染しないためには外に出ないのが1番ですが、ストレスも感じることも多々です。身体的・精神的なバランスをとりながら上手に過ごせるようにしていく時期なのかも知れないと思います。

過ぎてしまったのですが、
毎年5月12日はフローレンス・ナイチンゲールの誕生日でちなみに、1965年から、国際看護師協会(本部:ジュネーブ)は、この日を『国際看護師の日』に制定されています。今年2020年は、ナイチンゲール生誕200年の記念の年になります。



日本での看護の日制定のきっかけは、市民および有識者による「看護の日の制定を願う会」の運動でした。その趣旨は「看護の心をみんなの心に」というもの。21世紀の高齢社会を支えていくためには、看護の心、助け合いの心を老若男女問わず国民一人ひとりが分かち合うことが必要であると考え、そうした心を育むきっかけとなるようにと願うもので、看護の日の根底にある考え方となっています。

当院も毎年、看護週間として正面玄関のところで、血圧測定や、ハンドマッサージ、学生さんの看護体験などを行っていたのですが、今年は新型コロナウイルスの影響で、ふれあい看護フェアも中止しています。来年は行えるといいです。

ナイチンゲールの言葉は色々と名言があるのですが、少し紹介したいと思います。

「看護を行う私たちは『人間とは何か、人はいかに生きるか』をいつも問いただし、研鑽を積んでいく必要がある」

「人の思いは、言葉に変わることで無駄にされているように、私には思えるのです。それらは皆、結果をもたらす行動に変わるべきものなのです」

「人生とは戦いであり、不正との格闘である」

他にも名言は多数あるのですが、この名言をみているとナイチンゲールは自分にとても厳しいひとだったのかなと思います。
私には、かなり難しいですね。

今回初めて知ったのですが、ナイチンゲールはクリミア戦争での激労により健康を害し、36歳の時に心臓病で倒れ、たえず気絶の発作と全身の虚弱に苦しんでいたそうです。現場で看護婦として働いたのはわずか2年半程で、クリミア戦争から戻ってからの人生のほとんどをベッドの上で過ごし、ベッドの上から偉大なる功績を残したとのことなので、本当に頭のあがらない凄い人だったんだなと思います。


皆さん、今週もお疲れ様です。
ゆっくりと休んで、疲れを癒してください。
では、次回まで。


COVID-19に最前線で対応して下さっている看護師の方々
 感染者へ一番初めに対応して下さっている保健師の方々
 母親への感染を予防してくださっている助産師の方々