2020年5月13日水曜日

貧血の予防

こんにちは、山内です。

今期初めての台風もできたようで、夏のように暑くなってきました。

熱中症には十分気をつけてください。
普段よりこまめに水分補給を摂るようにしましょう。

コロナ関連のニュースとステイホームでストレスを感じる日々ですが、もうしばらく感染予防に努めましょう。


今回は貧血についてです。

貧血があると免疫機能の低下にもつながりますので、貧血がある方は貧血にならないように気をつけて、免疫力をアップしましょう。

多い貧血の種類は、鉄欠乏性貧血です。
無理なダイエットや欠食、偏った食事などが原因で貧血を起こすこともあります。

鉄欠乏性貧血の予防のためには、食事からしっかりと鉄など必要な栄養素をとることが大切です。



<貧血予防のポイント>

1.食事は栄養のバランスを考え、毎日3食をきちんと食べましょう。

2.鉄分を多く含む食品を摂りましょう。

鉄分はレバ-や赤身の肉類、あさり、かき、血合いの多い魚、大豆製品、緑黄色野菜、海藻などに多く含まれています。特に、ヘム鉄の多いレバーや血合い肉は有効です。

ヘモグロビンなどの材料になるたんぱく質・鉄の吸収を高めるビタミンCの摂取も大切です。
魚、肉、卵、大豆製品、乳製品などのたんぱく質を多く含む食品を使った料理を毎食バランス良く食べるように心掛けましょう。

3.鉄の吸収利用を良くしましょう。

①酢、柑橘類、梅干しなど酸味のあるものや香辛料を使って胃液の分泌を良くします。

②ビタミンCの多い野菜、いも、果物などと一緒に取って吸収を促進させます。
 
③造血成分といわれるビタミンB12(レバ-、魚の血合い、納豆など)、葉酸(緑黄色野菜など)ビタミンB6(いわし、かれい、卵黄など)、銅(貝類、レバ-、ごまなど)などと一緒に摂るようにしましょう。

4.食事中の緑茶や紅茶、コ-ヒ-などは控えましょう。

これらに多く含まれるタンニンが鉄と結合して鉄の吸収を悪くします。

貧血の予防は、今日、鉄分を多く取ったから明日は少なくてよいというものではありません。

いろいろな種類の食品を毎日食べる食習慣が鉄分不足を解消することが大切です。

また、貧血は他の病気が隠れている場合もあります。

疲れやすい、めまい、立ちくらみ、息切れや動悸がするなどの自覚症状を感じたときは、早めに病院を受診しましょう。

それでは、また良い1日を。山内