最近はコロナウイルスのニュースが気になる日々ですが、皆さんも感染予防・拡大防止に努めましょう。
2018年7月に健康増進法の一部を改正する法律が成立し、2020年4月1日より全面施行されました。
本法律により、望まない受動喫煙を防止するための取り組みは、マナーからルールへと変わります。
屋内での喫煙が原則禁止になりました。
子ども~20歳未満の人、患者等が利用者となる学校や病院等の施設では、屋内だけでなく敷地内でも喫煙が原則禁止になりました。
施設の種類、場所ごとに敷地内禁煙・屋内禁煙にすることや喫煙できる場所に標識を掲示することなどが義務づけられました。
□企業で受動喫煙防止対策
①屋内を完全禁煙にする
②喫煙専用室を設置する
※紙巻きたばこの喫煙を可とする場合には飲食禁止
③加熱式たばこ専用の喫煙室を設置する
※入口に標識を掲示することで飲食も可能
②、③に関しては出入口に定められた標識を掲示する義務があります。また、喫煙室から煙が漏れ出さないように措置することも必要です。
職場において、単純に「ここが喫煙室です」と定めるだけではNGです。
喫煙室として認められるためには基準を満たしている必要があります。
既存の喫煙室も基準を満たしていない場合には見直しが必要となります。
改正法に違反した場合は、罰則の適用(過料)が課せられることがあります。
職場における受動喫煙防止のために事業者が実施すべき取組みは、「職場における受動喫煙防止のためのガイドライン」にまとめられています。
ぜひご一読ください。
禁煙を考えている方は、ぜひこの機会に禁煙をお勧めします。
禁煙を始める前にすること、
1. 禁煙開始日を設定しましょう。
2. 吸いたい気持ちの対処法を練習しましょう。
たばこを吸いたい気持ちは1日中ずっと続くわけではありません。長く続いても3分~5分です。
たばこを吸いたくなる場面を手帳に書き出し、そのときにたばこを吸うこと以外で可能な3~5分の行動や、たばこの代わりになるものを事前に考えておくなどすることで、急な喫煙欲求にも対処が可能となります。
3. 禁煙補助薬を利用しましょう。
禁煙をラクに確実にしてくれる強力なサポーターが「禁煙補助薬」です。
薬局や薬店で購入できるニコチンガムやニコチンパッチ、禁煙外来で処方されるバレニクリンなど、ご自分の力だけで禁煙するよりもずっとラクに禁煙が可能となります。
禁煙する前はこういった準備をしてから取り組むと成功につながります。
ぜひ頑張ってみて下さい。
それでは、またよい1日を。山内