2018年10月24日水曜日

副鼻腔炎になっているかも

こんにちは、山内です。

今日は秋晴れとなりましたね。
先日発生した台風の動向が気になります。特に被害がなければいいのですが。

朝晩は冷えたり気温の温度差で体調を崩される方もいらっしゃるのではないでしょうか?

鼻水など症状が続いているなど風邪と思っていたけど、実は副鼻腔炎になっているかもしれません。

風邪と症状が似ていますが、風邪は発熱を伴う場合が多いですが、副鼻腔炎の場合は発熱はありません。

花粉症との違いは、花粉症の鼻水はさらっとした水のような透明な鼻水ですが、副鼻腔炎の場合は粘りのある鼻水で色も緑色っぽくなる場合があります。



下記の様な症状がある場合は、副鼻腔炎かもしれません。

□ドロッとした黄緑色の鼻水がでる。
□年中鼻がつまって息苦しい。
□鼻をかんでも奥に残っている感じがする。
□鼻や口から嫌な臭いがする。
□鼻声になる。声がうまく出せない。
□鼻や鼻のまわりが痛い。
□ぼーっとする。集中できない。
□頭痛がする。頭が重だるい。
□頬、目の周り、歯の奥などが痛い。
□食べ物の匂いや味がわからない。
□鼻がつまって夜眠れない。

目安ですが、該当する項目があれば早めに病院受診をしましょう。

風邪から副鼻腔炎になっても、早期に病院を受診し、処方された抗菌薬を飲むなど、適切な治療をすれば多くは治ります。

しかし、放置したり、まれに治療してもなかなか治らず長引いて、慢性化することもあります。通常、1カ月未満で治るものを「急性副鼻腔炎」、3ヶ月以上かかるものを「慢性副鼻腔炎」と呼んでいます。
慢性副鼻腔炎になると、鼻の中に「鼻茸(はなたけ)」というポリープができることもあります。

 慢性副鼻腔炎の場合は、急性副鼻腔炎のものとは別の抗菌薬を少量ずつ長期間飲むという治療が行なわれますが、それでも治らない場合は、手術になります。
全身麻酔で両側の鼻を一緒に手術し、一週間くらい入院するというケースが一般的です。

副鼻腔炎は、風邪をこじらせて発症するケースが大半ですが、虫歯や歯周病から起こることもあります。

これは、歯の根元にあたる歯根が、副鼻腔の一つである上顎洞のすぐ近くまで到達しているためです。なかには、上顎洞の中にまで歯根が突き出している人もいます。

そのため、上側にできた虫歯や歯周病を放置していると、その炎症が上顎洞にまで伝わり、「歯性上顎洞炎」という副鼻腔炎を発症することがあるのです。

副鼻腔炎を予防するためには、

風邪をきっかけに慢性副鼻腔炎を起こしやすいので、予防の基本はまず、できるだけ風邪をひかないこと、また、風邪をひいても長引かせないことです。

ふだんからバランスの取れた食事と、規則正しい生活を心がけましょう。

お酒を飲むと血行がよくなり、鼻がつまっているときはよけいにつまりやすくなってしまいます。鼻づまりがあるときはお酒を控えましょう。

鼻づまりを起こしたときに、市販の点鼻薬(スプレー式など)を使うと、一時的に症状が改善されます。しかし、使い続けていると、薬の効き目が薄れたときにかえって鼻づまりを強く感じたり、症状を悪化させてしまうこともあります。

市販の点鼻薬は原因(細菌感染、アレルギーなど)を除去するものではないので、長期間の使用はやめて、早めに病院受診をしましょう。


それでは、またよい1日を。山内