保健師 近藤です。
健康ふれあいフェアから2週間たち、9月も終わろうとしています。早いですね。びっくりです。週末はかなり大きい台風24号が近づいてきているので、気をつけて下さい。
今日は、昨日『健康寿命を延ばすには まず減塩から』という広島県呉市日下医院 院長日下美穂先生の講習を受けてきました。内容を全て伝えるのは難しいのですが、少しお話したいと思います。
日本人は食塩を過剰に摂り過ぎており、食塩摂取量が1日平均11gと世界でワーストのトップクラスの日本人では主たる原因であるといっても過言ではありません。ちなみに米国は平均8gだそうです。これは驚きました。アメリカ人よりも日本人は塩分を摂取しているそうです。日本の次に、中国、インド、イタリアと1日の食塩摂取量が多いそうです。日本人がイタリア料理など好んで食べるのはそういう理由からなんですね。
また、日本人は食塩感受性が高く(食塩の摂取量が多いと、血圧が高くなる)、高血圧にもなりやすいそうです。塩分を摂る習慣は怖いですね。
高塩食は、高血圧にならない人でも、塩そのものが血管を傷害して、脳卒中や心筋梗塞の発症リスクを高めることが明らかになっています。高塩食は胃がんや骨粗鬆症の原因の一つでもあることが確認されています。さらに、高塩食は、食欲を増進させ、顔や足をむくみやすくし、味覚も鈍麻させるといわれています。
そのためにも、減塩は大切で、まずは1日摂取量8gを目指していきましょうと言うことでした。本当は適切な塩分量は6g
ちなみにNaは食塩量ではないそうです。
食塩相当量(g)=Na × 2.5 で計算しないといけないそうです。
減塩メニューとして乳(New)和食をどうですか?ということでしたが、
お味噌汁:味噌を半分にして半分ヨーグルト
インスタントラーメン;スープを半分にして半分牛乳
納豆;たれを半分にして大さじ1杯の牛乳をかき混ぜる。ちなみにからしの塩分量はかなり高いそうです。
すごく抵抗はありますが、コクが出てこれをやり始めると、これじゃないともう食べれないという風になるそうです。私も、今度してみたいと思います。でも、納豆にからしは入れたいです・・・
詳しくは、http://www.j-milk.jp/recipes/ を見てみて下さい。
呉市では日下先生の働きかけもあり、減塩にかなり力を入れてるそうです。
2008年から、医師会や呉市の飲食店、および呉市のタウン情報誌と協力し、「こだわりのヘルシーグルメダイエットレストランin呉」というプロジェクトをスタートさせました。
これは、呉市内の飲食店に、1食あたり、塩分2~3g、カロリー400~600kcalで、野菜、海草、きのこなどが豊富で、地産地消の多種類の食材を使った、美味しい減塩食メニューを提供してもらい、食べた人に「減塩低カロリーでもこんなに美味しい」と気づいていただき、味を体験して舌で覚え、家庭料理に生かすというコンセプトです。
呉や広島とかなり多くのお店が協力しているみたいで、減塩メニューを食べてみたいです。興味があるので、呉に行ってみたいですね。減塩でも美味しいというのは大きいですね。
本当はもう少し、内容も濃いかったのですが、長くなるのでこの辺でやめときます。
機会があったら呉減塩サミットも参加してみたいですね。減塩は、子どもの時からの積み重ねが大事なので、適塩習慣を身につけることが必要だそうです。
私も、この講演を聴いて、塩分を摂り過ぎていると思ったので、血圧高くないから関係ないと思わず、減塩を意識しながら生活したいと思います。
だいぶ過ごしやすい気候になってきていますが、朝晩の気温差で体調も崩しやすくなっています。しっかりと食事をとり、休息をとって風邪などひかないようにしましょう。
では、次回までSee you again!!
良い週末をお過ごし下さい。