2018年9月12日水曜日

強い血管をつくりましょう

こんにちは、山内です。

9月14日の健康ふれあいフェアまであと2日となりました。
皆さんのお越しをお待ちしております。

食欲の秋の季節になっていました。暑さで食欲低下していたのが少しずつ回復する、そんな秋こそ気をつけたいのが、食べ過ぎや塩分の摂り過ぎです。

 特に塩分の摂りすぎは、血圧を上げるだけでなく、血管に直接的なダメージを与え、動脈硬化を促進する大きな原因となることが知られています。
塩分に少し気を配るだけで、強くしなやかな血管づくりに役立ちます。

この機会に日々の食習慣を見直してみませんか?


厚生労働省が国民の健康の維持・増進を目的に策定している「日本人の食事摂取基準(2015年版)」では、1日の食塩摂取量を成人男性8.0g未満、成人女性7.0g未満に抑えることを推奨しています。ただしこれは、元来食塩の摂取量が多い国民性を考慮しての目標量で、実際に体が必要とする1日平均食塩量は、なんとわずか1.5gであると推定されています。
 現在の日本人の1日平均食塩摂取量は10.0g(男性11.0g、女性9.2g)で、近年少しずつ減ってきてはいますが、まだ目標値を上回っており、減塩する必要があります。

まず、何を気をつけてよいかですが、1つは積極的に塩分摂取量を減らすこと。
そしてもう1つは、ナトリウム(食塩の主成分)の排出を促すカリウムを多く含む食品などの摂取量を増やすことです。

塩分摂取量を減らすために気をつけることは、

・調味料の工夫で減らしましょう。
全体的に調味料をかけ過ぎない、減塩調味料を活用する、調味料をきちんと計量する、出汁やお酢、レモン汁などを活用して塩やしょうゆなどの調味料の使用量を減らすなどです。

 ・塩分の含有量が多い食品を減らしましょう。
漬物や佃煮、梅干し、ひものや塩辛、肉加工品(ハムやソーセージなど)、魚の塩蔵品(たらこ、すじこ、塩鮭など)、練り製品(ちくわ、かまぼこなど)を食べる回数や量を減らすようにしましょう。

・汁物、めん類の食べ方を工夫しましょう。
味噌汁は1日1杯まで、めん類は汁を半分以上残すなど、食べる回数や量を減らしましょう。

・腹八分目を心がけましょう。
食べ過ぎないことで、自然な減塩につながります。

・自炊の回数を増やしましょう。
外食や中食(市販のお弁当やお惣菜)は味付けの濃いものが多いため、自炊の回数を増やすだけで、自然と減塩につながります。

ナトリウム(食塩の主成分)の排出を促すカリウムを多く含む食品などの摂取量を増やすために気をつけることは、

・ナトリウムの排出を促すカリウムを多く含む食品を積極的に摂りましょう。
大豆・大豆製品、いも類、カボチャ、ほうれん草、モロヘイヤ、菜の花、さやいんげん、枝豆、海藻類、リンゴ、バナナなど があります。

・カリウムの働きをサポートする栄養素(カルシウム、マグネシウム、水溶性食物繊維)を多く含む食品を積極的に摂りましょう。
(カルシウム)牛乳、ヨーグルト、大根の葉、菜の花、モロヘイヤ、厚揚げ、豆腐など
(マグネシウム)大豆、納豆、玄米、ゴマなど
(水溶性食物繊維)オクラ、モロヘイヤ、長いも、カボチャ、海藻類など

減塩に気をつけて楽しみながら食事をしましょう。

それでは、またよい1日を。山内