2018年5月18日金曜日

ドクターに聞く、糖尿病の疑問~運動編~

みなさん、こんにちは。

保健師 竹田です。

蒸し暑い日が続いています。今日は松山で30度を超え、真夏日となったそうです。5月らしからぬ暑さです。みなさん、体調管理を十分行ってください。

今回は前回お話した、糖尿病の疑問についての運動編です。


Q.運動のポイントは?


A.定期的に長く続けられるような、軽めの運動をしましょう。

例えば...

  • テレビを立ったまま見る
  • ウインドウショッピングをしながら歩く
  • 家電に頼らない家事をする(拭き掃除など)
激しい運動は身体に負担がかかるので避けましょう。楽しむことが長く続けるコツです。


Q.運動をするのは食前と食後、どちらが良いの?


A.食後、最も血糖値の高くなる食後1時間ごろに運動を行うのが効果的です。

運動時には大量のエネルギーが筋肉で必要とされるため、血中のブドウ糖が大量に消費され、血糖値が下がります。
通常、血糖値は食後1時間ごろにピークを迎え、その後徐々に低下し、食事をするたびにこの上下を繰り返します。
この上下を糖スパイクといい、変動が大きいほど血管へのダメージが大きいと言われています。


Q.糖尿病を治療すると、ずっと薬を飲み続けないといけないの?


A.ヘモグロビンA1cが8.0までの人で、遺伝歴のない肥満のある方においては、始めだけ薬で治療しその後は食事・運動だけで薬が必要なくなる方も多くいます。(減量が成功すればの話ですが...)

*ヘモグロビンA1cとは:血管の中でヘモグロビンがブドウ糖と結合したもの。
糖が多いほどヘモグロビンA1cが増える。過去1~2ヶ月の平均の血糖状態を表している。




前回の食事編と今回の運動について、自分の生活で実践できそうなところを取り入れ、糖尿病予防にぜひ役立ててください。

今日も一生健命  竹田