2018年5月2日水曜日

緑茶の健康効果

こんにちは、山内です。

明日からゴールデンウィーク後半に突入ですね。
皆さんも楽しい休日をお過ごしさい。



緑茶は、健康に良いと言われていますがどのような効果があるのかご存知でしょうか?

お茶といえば、茶カテキンが健康に良いと思われているかと思います。
カテキンは、お茶に含まれるポリフェノールの一種でフラボノイドという種類に分類されます。
お茶以外にも含まれていて、ゴマのセサミン、玉ねぎのケルスチンなども同じ仲間です。

カテキンは強い殺菌作用があり、様々な病気の予防などにも効果的です。
インフルエンザ菌、サルモネラ菌、黄色ブドウ球菌、ピロリ菌やO-157など多くの菌に対して殺菌効果を発揮します。
カテキンが細菌の細胞膜に吸着して細菌の働きを弱めたり、細菌そのものを破壊してくれます。
また、カテキンは虫歯菌にも効果があります。虫歯菌の繁殖を阻止し、プラークの形成を防いでくれます。食後にお茶を飲むことは口内の環境を整えてくれます。
その他にも生活習慣病の予防や認知症の予防、ダイエットや美肌効果もあります。

どのくらい飲むと効果があるのかについては、様々な研究がされています。
1日2杯の緑茶を飲むと週3杯以下の人に比べて認知症になりにくい。とか、1日5杯の緑茶で脳梗塞の死亡リスクが低下する。とか、1日5杯の緑茶で1日のビタミンC必要摂取量の50mgを摂れる。とか、1日7杯の緑茶で糖尿病改善の効果があるなど様々あります。

ただ、やはり何事もやり過ぎると害になります。水でさえ飲みすぎると水中毒になってしまいます。
緑茶も同じで摂り過ぎには注意が必要です。
緑茶にはカフェインが含まれています。カフェインには集中力や記憶力の向上、偏頭痛の緩和、脂肪の分解促進、運動能力の向上、疲労回復、脳卒中リスクの軽減など様々な良い効果がありますが、摂り過ぎると、神経過敏や睡眠障害、顔面硬直、嘔吐、胃腸症状などがあらわれることもあります。WHO(世界保健機関)による1日のカフェイン摂取限度は300mg。緑茶のカフェイン量は100g(湯呑1杯)あたり20mgほどですから、1日10杯以上になるとカフェインの摂り過ぎになってしまいます。

ポリフェノールの1種であるタンニンは、活性酸素の働きを抑えて老化を防いでくれます。そのほか、認知症や生活習慣病の予防、整腸作用、美白効果などでも知られています。注意したいのは鉄の吸収を妨げる効果があるため、貧血気味の方は、摂りすぎに注意が必要です。

緑茶には、尿路結石の原因となるシュウ酸が含まれています(緑茶に特別多く含まれているのではなく、ほとんどの食品に含まれています。シュウ酸が特に多い食品は、バナナやナッツ類、ココア、コーヒー、ほうれん草など)。緑茶に限らず偏った飲食は控えることが大切です。


緑茶は、健康によい影響を与えますが、ほどほどな量を摂るようにして下さい。

それでは、またよい1日を。山内