保健師 篠崎です。
さわやかな陽気かと思えば、沖縄地方ではもう梅雨入り。季節が過ぎゆくのはあっという間です。
いつも楽しみにしている芍薬が満開を迎えていました。育てていらっしゃる方に感謝です。
健診もシーズンを迎えています。健診結果は現在の生活習慣を反映するものです。その活用方法は色々と考えられます。
今回は生活習慣改善の動機付けについて少々。
今年度の健診では、ある企業さんを中心に、健診の待ち時間を利用して生活習慣改善の情報提供を行っています。
情報提供は面談を通して行います。
パンフレットをお渡ししますが、面談をする事で見ていただきたいポイントを強調する事ができます。
例えばこんな感じです。
食生活の場面から
保健師:食事は外食されることもありますか?
受診者:週に何回かは。
この回答で食事量や塩分量をイメージします。
さらに。
保健師:アルコールは飲まれますか?
受診者:うーん。ある程度。
ある程度...良くある回答ですが、もう少し聞く必要がありそうと思いながら食生活のイメージをします。
保健師:お酒の適量は1合といわれていますが、普段はいかがですか?
受診者:それよりは多いよね。
保健師:こちらのパンフレットにはいろんなアルコールの1合の目安量が書かれてあります。どれくらい飲まれているかみてみましょう。
とういう具合に話は進みます。
今回の面談では、本人から「多い」というワードが出てくることが大切です。
ご自分の生活習慣を振り返り、自ら評価する機会を与えることが効果的と考えています。
会話には、自分の考えや思いを振り返り、気付きを促す効果があります。
これが後の「動機付け」につながるのではないでしょうか。
先日看護の日を記念して、イベントが開催されました。
外来では認定看護師や保健師、助産師も加わり、様々なケアや指導が行われました。
看護職の役割を紹介できるいい機会となっています。
健康づくり支援ブログも5月21日には一年を迎えようとしています。いつもご覧いただきありがとうございます。
少しでも皆様のお役にたてることができれば幸いと感じています。
これからの情報もお楽しみに。
では次回までお健やかに。 篠崎