2016年4月15日金曜日

長生きの秘訣

皆さん、こんにちは。

保健師 近藤です。

昨晩は熊本で、最大震度7が観測された地震が起きました。突然のニュースに驚きました。
津波は起きなかったものの、家屋の崩壊など被害はあります。
被災地の方々は、余震も続いており、怖い思いをされていると思います。
このあたりも南海トラフがいつ起こるかわからないため、他人事はありません。
非難場所の確認など、日頃から備えをしっかりとしておく必要があるなと感じました。

話しは変わりますが、先日私の祖母が84歳で初めて手術をしたのですが(無事終了しました)、術後とは思えない立ち上がりのよさにただただ驚きです。

足腰も割りとしっかりしているので、痛いといいながらもスタスタ歩いている姿をみて、わが祖母ながら感心しました。手術をした医師に、年の割には血管も内臓も元気やったという言葉に調子に乗っていました。

祖母は、今回の件で、私に粗食としっかり働くことが健康でいるためには大事やと言ってきました。確かに話しを聞いていると、子供の頃から学校にいきつつ家事や家の用事を手伝っていた、現代にはありえない生活ぶりに『凄すぎる・・・』という感想しか出てきませんが。昔の人は、今の人たちよりも身体を使って働いたりしていたんですよね。


これからも長生きをして欲しいなと思いますが、自分も同じようにこの年齢まで生きれるかも不明ですが、長生きができる秘訣について今回調べてみようと思います。


まずは、日本人がどれだけ長生きをしているか??


平均寿命;その年に生まれた人が(社会情勢などの変化がない限り)何歳まで生きられるかを示したもの

健康寿命;日常生活を介護などを必要とせず、自立して生活できる期間

日本人の平均寿命

 男性 80.2歳

 女性 86.6歳

(厚生労働省 平成25年簡易生命表より)


日本人の健康寿命


 男性 70.4歳

 女性 73.6歳

(厚生労働省「健康寿命における将来予測と生活習慣病対策の費用対効果に関する研究」平成22年より)



■「長生きする人」が実践している生活習慣


1:低カロリー・高栄養食を実践

自分の食生活を見直してみましょう。ハンバーガーに焼肉、スイーツ三昧……なんてのもたまにはいいかもしれませんが、毎日そんな食事を摂っているのはNG!!

研究によると、1日の摂取カロリーを1,400~2,000kcal程度に抑え、野菜など低カロリーでも高栄養の食品をたくさん食生活に取り入れた人の心臓は、そうでない人より15歳程度若いという結果が出たそうです。
少食、腹八分目でご飯を食べ過ぎないことが大切だということです。


2:お茶をよく飲む

日本人4万人以上を対象に行われた調査によると、お茶を1日5杯以上飲む人は、心臓疾患や発作で死亡する確率が最も低いことがわかったそうです。


3:毎日ウォーキングやジョギングをする

ウォーキングやジョギングをすると、心臓が強くなります。男女約2,600人を対象にした研究によると、毎日30分以上ウォーキングをしている人は、あまり歩かない人よりも長生きする確率が高いことがわかっています。
また、中年やそれ以降の人で1日40分、1週間5時間程度のジョギングをする人は、体や脳の機能が普通よりも若々しいという研究結果があるそうです。

歩き方も足の裏をかかとからしっかり着地させ、背筋を伸ばし、地面を蹴るように力強く歩くことなど常に意識し、動く時も、漫然なだらだらとしたものではなく、それが「運動」となるように意識的に動くといいです。


4:社交的で楽観的性格である

ポジティブで楽観的、社交的な性格の人は、内向的で消極的、悲観的な性格の人よりも長生きするそうです。

ポジティブな思考を持っていると、何か困ったことが起きても、あまり悩んだり、自分を責めたり、ストレスを溜めたりすることはなさそうですよね。また、友人関係が充実していることも多いでしょう。

ストレスはやはり身体には良くないものなので、うまく解消できるような、趣味などをもちストレスを解消させながら生活していくことが必要になってきます。



5:実際の年齢を気にしない

あなたは今、自分の年齢を何歳くらいに感じていますか? 「実際には50歳だけど、30歳くらいのときと全然変わらない!」という場合は、将来の長寿候補として有望です!

70歳以上の男女を対象とした調査では、健康なシニアは平均で「13歳若く感じる」という結果が出たそうです。実際の年齢にとらわれず、若々しい気持ちを持ち続けることが、長寿の秘訣なのかもしれません。

ちなみに、現役医師である日野原重明先生は、目標を持つことが大切だといっています。
先生は、2~3年先までスケジュールが埋まっているそうです。当面の目標は、110歳まで現在のような生活(講演や執筆、診療などの仕事を中心とした生活)を続けていくということです。

とはいえ、やみくもに予定を入れるのではなく、残された時間を神様から与えられた価値ある時間と自覚し、「もし自分に長生きが許されるのであれば何をすべきか?」といつも自問自答しているといいます。
日野原氏が愛用している「10年日記」には、3年先、5年先、10年先に自身が成すべきことが、神様との契り(コミットメント)として書き込まれています。この「契り」は命がある限り、決して変更したり取り消すことのできない最重要のものだけにしているそうです。



元気で長生きできるのが一番ですが、難しいですね。ストレスをもたずに生活をするのは無理ですが、うちの祖母には元気でいて欲しいと思いますので、このことは伝えたいと思います。(かなりの難聴なので、正確に伝える自信はありませんが・・・)



では、皆さんよい週末をお過ごし下さい。
次回まで、See you again!!!