2024年7月25日木曜日

あせもにご注意を

 みなさん、こんにちは🌞🌞🌞

保健師 曽我です。

毎日、暑いですね~😂😂口を開けばこの言葉しか出てきません。

危険な暑さです。熱中症対策を行ってお過ごしくださいね👀

本日は”あせも”です。


あせもとは、汗が汗管(かんかん)に詰まることで起こる炎症のことです。『汗疹(かんしん)』とも呼ばれています。

汗は年中、季節を問わずかくものですが、ジメジメと蒸し暑い夏の間は特に気を付けたいところです。

汗によって引き起こされるあせもですが、現れる症状は汗管が詰まる部分の深さによって次のような違いがあります。

・かゆみのある赤いポツポツ
・透明のポツポツ

どちらのあせもも『丘疹(きゅうしん)』と呼ばれる小さなポツポツが現れるのは同じです。色の違いとかゆみがあるかどうかで判断します。

・かゆみのある赤いポツポツ

1~2mmほどの赤いポツポツが現れるあせもは、『紅色汗疹(こうしょくかんしん)』といいます。強いかゆみが特徴で、一般的に『あせも』と呼ばれるのは主にこのタイプです。

紅色汗疹は表皮に汗が溜まることで起こります。かゆみのほかに熱感を覚えることや、あせもの部位がチクチクした感覚になることもあります。

高温多湿の環境でなりやすく、子供から大人まで発症しやすい症状であるため、日頃から汗を放置せず、皮膚を清潔な状態にすることが欠かせません。

炎症部分をかきむしってしまうと湿疹に進行したり、皮膚炎が悪化したりするなどの悪影響が起こりやすくなります。まれに細菌感染が起こり、『とびひ』となって周囲や離れた皮膚に症状が広がってしまうこともあるので、注意が必要です。

・透明のポツポツ
透明で小さな水ぶくれがポツポツ現れるのは、『水晶様汗疹(すいしょうようかんしん)』と呼ばれるあせもです。紅色汗疹で見られる赤みやかゆみがないのが大きな特徴です。

ほとんどの場合、水ぶくれは数日で乾燥し、自然と消えていきます。そのため、ポツポツに気付いてもあせもと分からず、いつの間にか完治してしまう方もいるでしょう。

水晶様汗疹は、皮膚の表面にある角層で汗管が詰まって起こります。新陳代謝が活発で汗をかきやすい乳幼児に多いといわれていますが、大人でも高熱時に汗を大量にかいた後などに現れることがあります。


あせもは誰もが一度は経験するといわれる、よくある肌トラブルのひとつです。大半は自然に治るものの、「赤いあせも」は炎症になりやすいため油断できません。

水晶様汗疹のような「白いあせも」とは異なり、紅色汗疹は治りにくい傾向があります。炎症が長引くとポツポツのなかに膿が溜まり、「膿疱性汗疹(のうほうせいかんしん)」に進行することがあるので注意しましょう。

<あせもを予防するには>

あせもは予防が第一です。あせもにならないようにするためにも、汗をかいた後の肌は放置せず、早めに入浴やシャワーで洗い流しましょう。肌を清潔に保つのが、あせもを防ぐポイントです。洗うことができない場合は濡れたおしぼりなどで拭くだけでも効果があります。

あせもは蒸れる場所にできやすいため、通気性のよい良い下着や服を着るのも予防に有効です。汗をたくさんかく夏の季節は、あせもになるリスクが高まります。高温多湿な時期は適度にエアコンを使用して、汗をかきにくい快適な環境に整えましょう。


まだ、夏は始まったばかりです。少しでも快適に過ごせるように工夫していきましょう。


本日もお読みいただきありがとうございました😊

曽我