2023年8月17日木曜日

食事は減塩に

 こんにちは。山内です。

お盆休みはいかがでしたでしょうか?

まだまだ暑い日ですが、体調を崩さないようにご注意ください。



今日は、減塩についてのお話です。

塩分(ナトリウム)を過剰摂取すると血液の浸透圧を一定に保つために血液中の水分が増えるため、結果的に、体内を循環する血液量を増やします。

このため、末梢血管の壁にかかる抵抗が高くなり、血圧を上げてしまうと考えられています。

塩分の摂取量を減らすことは血圧上昇を防ぐことにつながり、高血圧の予防・緩和に役立ちます。 

疾患予防につながる塩分の過剰摂取は、高血圧だけでなく、動脈硬化・心臓疾患・脳卒中(脳梗塞・くも膜下出血・脳出血等)・腎臓疾患等の原因にもなります。

予防のために減塩が大切です。

1日の食塩摂取量の目標は、男性7.5グラム未満、女性6.5グラム未満、高血圧の予防・治療のためには6グラム未満です。 

2020年度に日本人の食事摂取基準が5年ぶりに改訂され、以前と比べて目標量が0.5グラム/日下がりました。

【減塩のコツ】

〇減塩タイプの調味料を使いましょう。

しょうゆやマヨネーズなど、一般的な調味料にはほぼもれなく減塩タイプが販売されており、それらの商品では30~50%ほど塩分がカットされています。

通常の調味料を減塩タイプのものに替えるだけで、これまでと同じ食生活をしたとしてもある程度の減塩が可能になります。

〇減塩レシピを表示通りの調味料で作りましょう。

減塩レシピでは、塩分量が少なくなるように調味料が計算されています。

調味料をしっかりと計量し、全く同じ内容で作れば、塩分を摂り過ぎる心配はありません。

味見をして調味料を足すということがないように注意しましょう。

〇香辛料や出汁をきかせて調味料を減らしましょう。

スパイスやハーブ・出汁を料理に入れると風味が増すため、調味料を減らしても満足感が得られるのです。

また、レモンや酢といった酸味・ねぎやみつばなどの香味野菜を活用しても、塩以外の味付けを楽しむことができます。

〇しょうゆやソースは「かける」のではなく「つける」にしましょう。

別の皿に調味料を用意して、食べる都度少量ずつつけるようにすれば、調節が可能で摂り過ぎを防ぐことができます。

〇麺類の汁は飲まないようにしましょう。

例えばラーメンでは、汁を全部残すと約50%、半分残すと約30%塩分をカットすることができます。

汁は味見程度に留めるようにすれば、時々は麺類も楽しめるということになります。

自分の食生活を見直すきっかけにして頂ければと思います。

それではまた良い一日を。山内